百合ケ丘自治会防災対策部は、平成27年度防災貢献団体として表彰を受けました。
−百合ケ丘自治会防災対策部が結成された経緯を教えてください。
東海市の防災リーダー養成講座の受講者を中心に、平成21年3月自主防災会として発足しました。平成25年には、自治会の組織変更に伴い、自治会の内部組織「百合ケ丘自治会防災対策部」として現在に至っています。
−活動されている地域にはどのような特徴がありますか。
百合ケ丘自治会は、東海市の南の端にあります。高台にある、いわゆる新興住宅です。自治会では、子どもたちの故郷作りとして30数年に亘り御祭りを開催してきましたので、団結力があり、祭りの組織がそのまま防災対策部として引き継がれました。
−百合ケ丘自治会防災対策部にはどのような組織がありますか。
「事務局」「情報班」「避難・消化・防犯班」「生活・救護班」の組織があります。人数が少ないため、3つの班に作業を集約しました。住民の救出・安否確認を最優先事項として考え、手の空いた者から他の班を手伝う事になっています。
−百合ケ丘自治会防災対策部の主な活動内容を教えてください。
○AED普通救命講習・応急手当訓練
年1回、消防本部の指導でAED普通救命講習を行っています。防災部員以外の人たちに呼び掛けて、毎回30人ほど受講しています。また、AEDを購入して集会場に設置しました。
その他、防災部員の指導で応急手当訓練と搬送訓練をしています。自分達で教え合うことで技術をしっかり身につけようとしています。
○座学
毎年1月に講師を呼んで勉強会をしています。平成27年度は東海市の防災官・松田久氏に「クロスロード」を教えていただきました。また、避難所運営ゲーム「HUG」を購入して行いました。
応急手当訓練の様子
搬送訓練の様子
−活動をするにあたり、課題や問題点はありますか。
老齢化が進んでいるので、組織を継続していくために、若手部員の加入を促進しなければいけないです
−今後、どのような活動を行っていく予定ですか。
毎年、同じような訓練が続くのでどうしてもマンネリ化し易いが、何度も同じ事を繰り返すことで、身につくと考えます。そこで、訓練の中身を考え、楽しくなるような訓練の方法や実践的な訓練を行う事で、いざという時に出来るだけ早く行動が出来る組織にしていきたい
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