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2011/12シーズン
インフルエンザウイルス分離・検出状況

インフルエンザウイルス分離状況(平成24年7月17日現在)<名古屋市を除く>

2011/12シーズン

発生動向調査 検体数 検出数 検査中 A(H1N1)
pdm09
A香港型 B型
(ビクトリア
系統)
B型
(山形
系統)
2011年9月 0 0 0 0 0 0 0
10月 3 2 0 0 2 0 0
11月 10 5 0 0 5 0 0
12月 45 40 0 0 39 1 0
2012年1月 73 67 0 0 62 2 3
2月 34 26 0 0 17 4 5
3月 24 22 0 0 9 10 3
4月 13 12 0 0 3 6 3
5月 4 4 0 0 1 3 0
6月 0 0 0 0 0 0 0
合計 206 178 0 0 138 26 14
集団かぜ 検体数 検出数 検査中 A(H1N1)
pdm09
A香港型 B型
(ビクトリア
系統)
B型
(山形
系統)
2011年9月 0 0 0 0 0 0 0
10月 0 0 0 0 0 0 0
11月 18 7 0 0 7 0 0
12月 19 7 0 0 7 0 0
2012年1月 0 0 0 0 0 0 0
2月 10 2 0 0 2 0 0
3月 0 0 0 0 0 0 0
4月 6 2 0 0 0 2 0
5月 0 0 0 0 0 0 0
6月 0 0 0 0 0 0 0
合計 53 18 0 0 16 2 0

2010/11シーズン(参考)

発生動向調査 検体数 検出数 検査中 A(H1N1)
pdm09
Aソ連型 A香港型 B型
(ビクトリア
系統)
B型
(山形
系統)
2010年9月 2 2 0 2 0 0 0 0
10月 6 4 0 1 0 1 2 0
11月 9 6 0 1 0 4 0 1
12月 42 34 0 13 0 14 7 0
2011年1月 144 127 0 92 0 24 11 0
2月 86 73 0 27 0 24 22 0
3月 49 44 0 3 0 18 23 0
4月 23 19 0 0 0 7 12 0
5月 6 5 0 0 0 5 0 0
6月 1 1 0 0 0 1 0 0
合計 368 315 0 139 0 98 77 1
集団かぜ 検体数 検出数 検査中 A(H1N1)
pdm09
Aソ連型 A香港型 B型
(ビクトリア
系統)
B型
(山形
系統)
2010年9月 0 0 0 0 0 0 0 0
10月 0 0 0 0 0 0 0 0
11月 0 0 0 0 0 0 0 0
12月 17 6 0 0 0 0 6 0
2011年1月 53 22 0 17 0 0 5 0
2月 0 0 0 0 0 0 0 0
3月 0 0 0 0 0 0 0 0
4月 0 0 0 0 0 0 0 0
5月 0 0 0 0 0 0 0 0
6月 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 70 28 0 17 0 0 11 0

2009/10・2008/09シーズンのインフルエンザウイルス分離状況はこちら

2011/12シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出状況(平成24年7月17日現在)

●ウイルスサーベイランス:感染症発生動向調査等の目的で2011/12シーズン(平成23年9月〜)に愛知県内の医療機関(名古屋市を除く)で採取され、当衛生研究所に搬入された206検体中178検体よりA香港型(AH3)138株(78%)、B型(ビクトリア系統)26株(15%)とB型(山形系統)14株(8%)が分離されています。今シーズンはA香港型主体でしたが、1月以降にはB型も分離されました。5月下旬の搬入検体を最後にウイルスは分離されていません。

●集団かぜ:2011/12シーズンは5事例47件よりA香港型を16株分離しました(平成23年11月に知多、豊田市、豊橋市保健所管内、12月に津島及び瀬戸保健所管内、平成24年2月に衣浦東部保健所管内)。これらの分離ウイルス株はVictoria/208と呼ばれるグループ(clade)に属しており、今シーズン国内各地から同じグループに属する株が多数分離報告されています。また、1事例6件よりB型ビクトリア系統を2株分離しました(4月に瀬戸保健所管内)。

●抗ウイルス剤感受性(耐性マーカー)サーベイランス(名古屋市を除く):今シーズンはA(H1N1)pdm09ウイルス株を分離していないため、タミフル耐性マーカー遺伝子(H275Y変異)検索実績はありません。全国では8株の検索報告がありますが、耐性マーカーは検出されていません。

●入院サーベイランス:平成24年第27週までに県内全14基幹定点医療機関より報告された入院患者は450名でした。うち1例の気管吸引液よりPCR検査にてA香港型インフルエンザウイルス遺伝子断片を検出しました。

2011/12シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出状況(平成24年5月18日現在)

●ウイルスサーベイランス:感染症発生動向調査等の目的で2011/12シーズン(平成23年9月〜)に愛知県内の医療機関(名古屋市を除く)で採取され、当衛生研究所に搬入された194検体中168検体よりA香港型(AH3)134株(80%)、B型(ビクトリア系統)21株(13%)とB型(山形系統)13株(8%)が分離されています。今シーズンはA香港型主体ですが、1月以降にB型が分離されるようになりました。当県ではA(H1N1)pdm09の分離成績はありませんが、全国では13株の分離報告があります。

●集団かぜ:平成23年11月に知多、豊田市、豊橋市保健所管内の小学校若しくは幼稚園で発生した3事例中2事例からA香港型が7株、12月には津島及び瀬戸保健所管内の小学校で発生した2事例からA香港型が7株、平成24年2月に衣浦東部保健所管内の小学校で発生した事例からA香港型が2株分離されました。これらの分離ウイルス株はVictoria/208と呼ばれるグループ(clade)に属しており、今シーズン国内各地から同じグループに属する株が多数分離報告されています。また、4月に瀬戸保健所管内の小学校で発生した事例からB型ビクトリア系統が2株分離されました。

●抗ウイルス剤感受性(耐性マーカー)サーベイランス(名古屋市を除く):今シーズンはA(H1N1)pdm09ウイルス株は分離していないため、タミフル耐性マーカー遺伝子(H275Y変異)検索実績はありません。全国では5株の検索報告がありますが、耐性マーカーは検出されていません。

●入院サーベイランス:平成24年第19週までに県内全14基幹定点医療機関より報告された入院患者は449名でした。うち1例の気管吸引液よりPCR検査にてA香港型インフルエンザウイルス遺伝子断片を検出しています。

2011/12シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出状況(平成24年3月14日現在)

●ウイルスサーベイランス:感染症発生動向調査等の目的で2011/12シーズン(平成23年9月〜)に愛知県内の医療機関(名古屋市を除く)で採取され、当衛生研究所に搬入された145検体中125検体よりA香港型(AH3)117株(94%)、B型(ビクトリア系統)3株とB型(山形系統)が5株分離されています。今シーズンはA香港型主体ですが、1月以降B型(特に山形系統)が増えてきました。当県ではA(H1N1)pdm09の分離成績はありませんが、わずかながら他県から分離報告があります。

●集団かぜ:平成23年11月に知多、豊田市、豊橋市保健所管内の小学校若しくは幼稚園で発生した3事例中2事例からA香港型が7株、12月には津島及び瀬戸保健所管内の小学校で発生した2事例からA香港型が7株、平成24年2月に衣浦東部保健所管内の小学校で発生した事例からもA香港型が2株分離されました。これらの分離ウイルス株は、今シーズン国内で分離・報告されたAH3亜型株と同じVictoria/208と呼ばれるグループ(clade)に属していました。

●抗ウイルス剤感受性(耐性マーカー)サーベイランス(名古屋市を除く):今シーズンは未だにA(H1N1)pdm09ウイルス株は分離していないため、タミフル耐性マーカー遺伝子(H275Y変異)検索実績はありません。

●入院サーベイランス:平成24年第11週までに県内全14基幹定点医療機関より報告された入院患者は420名でした。うち1例の気管吸引液よりPCR検査にてA香港型インフルエンザウイルス遺伝子断片を検出しています。

2011/12シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出状況(平成24年1月13日現在)

●ウイルスサーベイランス:感染症発生動向調査等の目的で2011/12シーズン(平成23年9月〜)に愛知県内の医療機関(名古屋市を除く)で採取され、当衛生研究所に搬入された31検体中22検体よりA香港型(AH3)のみが分離されています。今シーズンに入り、全国的にはA香港型が主に(約90%)分離されていますが、B型(ビクトリア系統と山形系統)も約10%、A(H1N1)pdm09(新型インフルエンザより名称変更)もわずかながら他県から分離報告があります。

●集団かぜ:平成23年11月に知多、豊田市、豊橋市保健所管内の小学校若しくは幼稚園で発生した3事例中2事例からA香港型が7株分離されています。12月には津島及び瀬戸保健所管内の小学校で発生した2事例からA香港型が7株分離されています。これらの事例から得られた分離株は、今シーズン横浜市、三重県及び兵庫県での集団発生事例より分離されたAH3亜型株と同じVictoria/208と呼ばれるグループに属していました。

●抗ウイルス剤感受性(耐性マーカー)サーベイランス(名古屋市を除く):今シーズンは未だにA(H1N1)pdm09ウイルス株は分離していないため、タミフル耐性マーカー遺伝子(H275Y変異)検索実績はありません。

●入院サーベイランス:平成24年第1週までに県内全14基幹定点医療機関より報告された入院患者は78名でした。うち1例の気管吸引液よりPCR検査にてA香港型インフルエンザウイルス遺伝子断片を検出しました。

2011/12シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出状況(平成23年11月18日現在)

●ウイルスサーベイランス:感染症発生動向調査等の目的で2011/12シーズン(平成23年9月〜)に愛知県内の医療機関(名古屋市を除く)で採取され、当衛生研究所に搬入された2検体中1検体よりA香港型(AH3)が分離されています。今シーズンに入り、全国的にはA香港型が主に分離されていますが、A(H1N1)pdm09(新型インフルエンザより名称変更)及びB型(山形系統)も他県から分離報告があります。

●集団かぜ:平成23年11月に知多保健所管内の小学校で発生した1事例からA香港型が5株分離されています。この分離株は、今シーズン横浜市、三重県及び兵庫県での集団発生事例より分離されたAH3亜型株と同じVictoria/208と呼ばれるグループに属していました。

●抗ウイルス剤感受性(耐性マーカー)サーベイランス(名古屋市を除く):今シーズンは未だにA(H1N1)pdm09ウイルス株は分離していないため、タミフル耐性マーカー遺伝子(H275Y変異)検索実績はありません。


今後も、随時最新のインフルエンザウイルス分離状況を本ページに報告の予定です。

(生物学部 ウイルス研究室)

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