委員会情報
委員会審査状況
教育・スポーツ委員会
( 委 員 会 )
日 時 令和6年3月11日(月) 午前9時59分~
会 場 第5委員会室
出 席 者
河合洋介、平松利英 正副委員長
坂田憲治、川嶋太郎、田中泰彦、中村竜彦、宮島謙治、谷口知美、島 孝則、
大久保真一、下奥奈歩 各委員
スポーツ局長、スポーツ監、
教育長、岡田教育委員、教育委員会事務局長、同次長兼管理部長、教育部長、
教育改革監、関係各課長等
委員会審査風景
<付託案件等>
○ 議 案
第 69 号 令和5年度愛知県一般会計補正予算(第7号)
第1条(歳入歳出予算の補正)の内
歳 出
第9款 教育・スポーツ費の内
第1項 教育総務費
第2項 小学校費
第4項 高等学校費
第5項 特別支援学校費
第6項 生涯学習費
第7項 保健体育費
第10項 スポーツ費
第2条(繰越明許費の補正)の内
第9款 教育・スポーツ費の内
第10項 スポーツ費
第 85 号 工事請負契約の変更について(明和高等学校校舎等建築工事)
(結 果)
賛成多数をもって原案を可決すべきものと決した議案
第69号
全員一致をもって原案を可決すべきものと決した議案
第85号
<会議の概要>
1 開 会
2 委員席の一部変更
3 議案審査(2件)
(1)理事者の説明
(2)質 疑
(3)採 決
4 委員長報告の決定
5 閉 会
(主な質疑)
《議案関係》
【委員】
第69号議案愛知県一般会計補正予算第7号のうち、第9款教育・スポーツ費、第10項スポーツ費、アジア・アジアパラ競技大会基金積立金について伺う。
積立金として104億7,099万8,000円を計上しているが、これは2022年2月議会で設置条例が制定された、第20回アジア競技大会の開催に必要な財源を確保することが目的の基金である。2026年の大会開催の年度末、2027年3月31日をもって失効することも決まっており、期限も目的も明確な基金だが、幾ら基金を積み立てるのか、全体の目標額及び各年度の積立目標額は決まっているのか。
【理事者】
全体及び各年度の積立目標額を定めているものではなく、開催年に近づくにしたがい、単年度に多額の資金が必要となることが想定されるため、できる限り年度間の財政負担の平準化を図る観点から積立てを行っているものである。
【委員】
基金を設置してから年度ごとの積立額とその合計、今回の補正予算により積み立てた後の基金残高はそれぞれ幾らになるのか。
【理事者】
これまで、2021年度に100億円、2022年度に約103億6,900万円、合わせて約203億6,900万円を積み立てている。
今回の2月補正予算での積立額と、利子収益を合わせた基金残高は約308億5,400万円である。
【委員】
目的も使途も2026年アジア競技大会のためとしている基金である。必要な経費もどう変動するか予断を許さないが、アジア競技大会の愛知県負担額400億円にアジアパラ競技大会の愛知県負担額を加えた額と聞いている。そうであるならば、堂々と当初予算で計画的に積み立てるべきである。なぜ毎年、補正予算で計上しているのか。
【理事者】
基金の積立てに当たっては、開催に要する財政負担について、できる限り年度間で平準化を図る観点から、これまで年度内の県税収入の動向等を踏まえて、2月補正予算で積立てを実施してきた。
2023年度は、県税収入の動向などを踏まえ、一般財源による積立額を100億円とした。
【委員】
財政的に問題がない範囲で積み立てているとのことだが、毎年約100億円を積み立ててきたのは偶然なのか。まるで目安どおりであるかに見えるが、計画的な積立てではないのか。
【理事者】
開催に要する財政負担について、できる限り年度間で平準化を図る観点から、これまで年度内の県税収入の動向等を踏まえて検討した結果、各年度の一般会計による積立額は100億円となっている。
【委員】
補正予算を組むに当たり、物価高対策など優先すべき課題は山積している。しかし、毎年度約100億円をしっかり確保している。補正予算で100億円を積み立てることを見越した予算を編成することは、当初予算を議決しながら100億円は使わずに残しておくことを暗黙の了解にしていることになる。これでは、予算への信頼が損なわれてしまうと指摘しておく。