分析設備紹介
GC/MS ガスクロマトグラフ質量分析装置
大気環境部
【使用目的】人の健康に害があるガスや、空の上にあるオゾン層をこわすフロンガスなどが空気の中にどれだけ入っているのかを測定します。
ここがすごい!0.0000000001%(100億分の1パーセント)という大変うすいガスでも調べることができます。
大気環境測定車
大気環境部
【使用目的】愛知県内のさまざまな道路の近くに行って、道路を走る自動車からの排出ガスによって、その場所の空気がどれだけよごれているのかを調べています。
車の中に空気のよごれを測る機械が入っており、SO2やNOx、PM2.5などの空気をよごす物質がどれだけ含まれているか測ることができます。
このような車を持っている都道府県等はめずらしく、全国で数台しかありません。
GC/MS:JMS-800D ダイオキシン類分析専用質量分析計
水環境部
【使用目的】工場・事業所からの排出ガスや排水に含まれるダイオキシン類を定量分析しています。
ここがすごい!0.0000000000001 g (0.1 pg) のわずかな量のダイオキシン類を検出できる超微量分析装置です。
ICP-MS:誘導結合プラズマ質量分析装置
水環境部
【使用目的】河川や湖沼、地下水のほか、大気環境中のPM2.5など、様々な環境媒体中に含まれるCd、Pbなどの重金属を定量分析しています。
ここがすごい!重金属を定量分析する装置の中で、最も高感度な分析装置です。周期律表の多くの元素を同時に分析できます。
ゲルマニウム半導体核種分析装置
水環境部
【使用目的】雨、ちり、水道水、土壌などに含まれる放射性物質を同定・定量しています。
ここがすごい!ガンマ線のエネルギーのわずかな違い(1.8 keV)を見分け、一度の分析で多くの放射性物質を、精度良く検出できる精密な分析装置です。
HIC-20A:イオンクロマトグラフデュアル流路分析システム
東三河支所
【使用目的】酸性雨や河川、地下水などに含まれるイオン成分を定量分析しています。
ここがすごい!環境水や排水だけでなく、酸性雨、PM2.5等の大気試料など、幅広い試料で多種類のイオン成分の一斉分析ができます。