【記者】 |
知事は、200を超えるマニフェストを掲げられましたが、これを実現されるには、議会での多数派が必要になってくるかと思います。知事は、日本一愛知の会で、過半数を目指すとおっしゃっています。公明党は、県本部が知事を支持しており、自民党も県連体制が変わりました。県議会、県議選に対して、どのような方針で臨むのか、知事にお伺いします。 |
【知事】 |
議会対応につきましては、これももう既に申し上げておりますが、先週の月曜日、2月の7日に「日本一愛知の会」で公募を始めました。2月8日から18日、今週の金曜日までということでございまして、そういう意味で私が申し上げているのは、新人の方も大歓迎ですし、またあと現職の方も、それは自民党、民主党、公明党さん、党籍も問いませんと。これから私のマニフェストを一緒に実現していただける方、そして私の県政与党として一緒に政治行動をともにしていただける方を募集したい、広く募集をしたいというふうに申し上げております。現にいろんな応募ももう既にありますし、電話等の問い合わせ等々もいただいております。そういう中で、一緒にやっていける同志を募っていきたいというふうに思います。
4月10日の県議選についての同志の募り方というのはそういうことでありますが、県議会対応というのは、いろいろな御意見はあると思いますが、僕は、二元代表というのは、首長と議会が対等の関係で建設的な議論を積み重ね、丁々発止の議論をやってですね、よりよいものをつくっていくということだと思っておりますし、それは私は、あえて日本国憲法が国政は議員内閣制を戦前からのものを踏襲し、この地方自治制度は首長制、二元代表制といいますかね、大統領制を採用したというところは、やはりこれは住民自治、地方自治というのは、戦後もちろん入った概念ですけれども、首長を直接選挙で選ぶ、その政策、民意を首長たちがしっかりやってくれ、そして、それと議会もまた別途直接選挙で選ぶ。そういう丁々発止でやってくれということだと思っておりますから、この二元代表制といいますか、首長制、首長と議会との間の緊張関係を持ちながらしっかりやっていきたいと思っておりますが、それはベースなんですけれども、最終的に予算とか、例えば、私の減税10%みたいな条例、大きな条例とかが通らないと政策はできません。ですから、そういう意味で、これはアメリカでもそうですけれども、常にやっぱりアメリカの大統領も、やっぱり議会がマジョリティーがないとですね、レームダックになってしまいますので、そういう意味で、当面、4月の10日というのが愛知県議会議員選挙という機会があるわけですから、そこで一人でも多くの仲間を増やしたい。与党になるからといって、全部私の言うことを聞けなんていう話を言うつもりは毛頭ありませんから、ポイントになることを、私のマニフェストのポイントをしっかりと実現していただくということであれば、あとは、いろんな意味でそれぞれ議員さんの活動というのは、私、自由だと思いますから、そういう議会との関係を構築していきたいというふうに思っています。 |
【記者】 |
議会の対応で、自民党の現在の執行部では、話ができないと言われましたが、その執行部は替りましたので、話ができる余地があるという解釈でよろしいですか。 |
【知事】 |
まだ替ってないですよね。 |
【記者】 |
替るということはもう明言されていますので。 |
【知事】 |
新しく替った上で、その顔ぶれというよりもね、私はその新たに替られるんであればですね、替られた方がどういうふうな方針で県政に臨まれるのかということだと思っておりまして、そういう意味で、その替られる方がどういうふうなメッセージを発していただくのか、どういうふうに県政に臨もうとされるのか、それを待ってということになろうかと思います。ですから、要は、早い話、ボールは向こうにあるということだと思いますから、それを待って、その段階で判断をしたいというふうに思っております。
そういう意味で、今の段階で物を申し上げるというのはあまり適当ではないのかな。予断を持たずに、予見を持たずに、虚心坦懐に私も対応させていただければと思っておりますし、実際問題、私は4月10日の県議選に向けて、多数をやっぱり県議会で確保したい、一人でも多くの仲間を増やしたいというふうに申し上げておりますから、そういう意味で、新人の方も現職の方も、一緒にやっていただけるということであればですね、ぜひぜひ御一緒させていただければということで公募しておりますから、そのことでまたしっかり個別にまたお話をさせていただければと思います。
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【記者】 |
知事与党というのは、現在は公明党ですが、今後、日本一愛知の会の当選者が加わって、さらに、自民党で日本一愛知の会の推薦をいただいた方という解釈でよろしいですか。 |
【知事】 |
民主党さんだって言えると思いますけどね。
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【記者】 |
もちろん愛知の会の推薦をいただいた自・民の現職という解釈ですか。 |
【知事】 |
それはいろんなパターンがあるんじゃないでしょうか、その段階で。ですから、それはそのときに判断ということだと思っておりますから、今、この段階で決めつけるという話になりませんでしょ。その材料、今私持ち合わせておりませんので。
当面、2月議会はしっかり御議論させていただいて、その上で4月の10日に選挙がありますから、それに向かって臨んでいくと。で、終ったら、その終った段階でどういうふうにするかは、またそのときにそれぞれ、議員さん1人では仕事できないから、会派を組まれると思いますからその会派の皆さんと個別にお話をしていくということだと思います。 |