【記者】 |
震災対応の件で、コミュニティ単位の被災者の受け入れで、宮城県からということですが、市町村名と、何名程度の規模を受け入れられるということを具体的に教えていただけますでしょうか。 |
【知事】 |
これからです。要は、コミュニティ単位で受け入れをお願いしたいという御要請が、調査というのが、先ほど申し上げたように宮城県さんからありますので、そういったことを今、中で準備をして。要は、公営住宅とか、トヨタさんと中電さんから社宅をお借りいたしますから、ある程度まとまった単位でどんと確保できるところが幾つあるかをこちらで調査というか決めて御提供するということになると思います。
というのは、県営住宅も市営住宅もそうですけれども、5戸とか2戸とか、小さいところの市営住宅は1戸2戸とか、そういうやつをみんなかき集めてありますから、そういったところだとちょっとコミュニティ単位になりませんので、ある程度まとまったところがどのぐらい提供できるかというのを今こちらの方で、中でちょっとつくっておりまして、それで相談をしてということになると思います。
それも含めて今度、22日に村井知事のところに行って話をさせていただければというふうに思います。 |
【記者】 |
宮城県への訪問ですが、宮城県知事との面談の中で、コミュニティ単位の受入れについて、何人単位の受け入れをしますという具体的な話になるのかお伺いします。 |
【知事】 |
何とかそれまでには、このぐらいのものが受け入れられるということはある程度腹づもりを固めて、宮城県さんには提示ができるようにしたいというふうに思っています。
というのは、さっき申し上げましたように、物理的に今ある住宅でまとまった戸数が確保できるところはこのぐらいで、このぐらいの、例えば100戸建て、100戸毎一遍にありますよとか、50戸毎ありますよとか、そういうことになると思いますので、今すぐ受け入れるとなるとね。だから、そういう意味で、そういったものがどのくらい物がありますよというのをつくって、その段階で何とか宮城県さんには、村井知事さんにお示しができるようにしたいというふうに思います。 |
【記者】 |
今後の1万人規模の支援は、これは多賀城市を拠点に支援をしていくということでしょうか。 |
【知事】 |
いやいや。これはあくまで県からこういう形に、土木建築関係ということでございますから、多賀城市というよりも、むしろ県対県なんで、宮城県からの御要請を受けて。もちろん、ほかの岩手、福島からも御要請があれば。もう仮設住宅の技術職の職員は福島県に派遣をしましたから先週。ですから、県の要請を受けて、県単位での派遣ということになってくるというふうに思います。
多賀城市はあくまでも避難所の運営に、市の職員さんが疲労困ぱいしちゃっているのでということで、宮城県の要請を受けて送りましたので、今度は技術職なんで、県単位ということで送っていくことになると思います。 |
【記者】 |
かなり具体的な人数が出ていますが、これは、具体的な地域もすでに選定をされているのでしょうか。 |
【知事】 |
いやいや。これはあくまでもですね、正直言って、私がとにかくどんどん準備しろと、必ず要請来るからと言って準備させて、今、各県庁部局に最大限こういう技術職の人。愛知県でもいろいろ仕事やらないかんもんですから、仕事をやるのに職員は要るんですね。勝手に公共事業というのはお金さえ出せばできるというもんじゃなくて、職員を張りつけないけませんけど、とにかくそれを絞りに絞って、どれぐらい提供できるかを早いところ用意しておけということなんで、これは愛知県庁でも最大限できるのは550人用意しましたと、あとは向こうから要請が来るたびにどんどこどんどこ送るということで、向こうの現地、どこの場所に行くかというのが今の段階で決まっているわけではありません。むしろ、宮城県さん、岩手県さん、福島県さんから御要請いただいたら、そちらへ直ちに送るという形で進めていきたいと思います。。 |
【記者】 |
具体的な地域や人数も含めて、宮城県知事とお話をされるということでしょうか。 |
【知事】 |
そうですね。具体的にどういう形で職員を派遣してくれというのは、多分事務当局で話をして、うちには農業土木の職員を当面2人欲しいとか、下水の職員を2人欲しいとか、そういう話だと思うんですね。そういう話があればどんどん送ると。行き先は向こうの御要請に応えてということになると思います。 |
【記者】 |
コミュニティ単位の受け入れの確認ですが、宮城県の方から要請があり、特定の自治体に限ってではなくて、自治体単位で受け入れられないかという要請がきているということですか。 |
【知事】 |
そうですそうです。 |
【記者】 |
震災復興に関連して、復興増税が囁かれていますが、そのことについての感想と、注文など見解をお聞かせください。 |
【知事】 |
これはこの間、この週末、土日の街頭演説でも申し上げておりますけれども、こういうときに消費税を増税しようというのは、私はいかがなものかというふうに申し上げております。
というのは、東北地方の皆さんへは減税をもうすると決めたんですね、政府税調がね。法人税、所得税、住民税、固定資産税、不動産取得税、自動車取得税、減税をするというふうに決めました。で、そういう中で、財源が要るからといって、今、消費税を増税したら、これだけ消費が冷え込んでいる中でさらに冷え込んでしまうんではないかという懸念があります。ですから、私は今、この段階で消費税増税ということについては、これは適当ではない、反対だということを申し上げたいというふうに思っております。
そう申し上げておりましたが、私、新聞報道しか知りませんが、いつだったかね、石原伸晃さんが来たんだな。そうしたら、よっぽど私が言っているのか、河村さんが言っている話を気にしてか知らんけど、「すぐにでも消費税を増税するようなこと言われてるけど、そんなことは絶対しません」とかって、どっかで言ったんだがね、いつだったかねあれ。金曜日か土曜日か。土曜日かな言ったのは。というふうに新聞記事で僕見たけど。だから、そう簡単にはいかないんじゃないんじゃないでしょうか。公党の幹事長がそう言われたんで、そうはならないということなんでしょうね。そこはちょっとよくわかりませんが。いずれにしても、私は、今この段階で、日本の景気、経済を回してよくしていかなきゃいかんときに、消費、投資を冷やす、そういう政策の消費税増税はとるべきではないということは明確に申し上げたいと思います。 |
【記者】 |
2〜3週間前から知事に県警の警護が付いていますが、前知事の時は、警護が付いたのをあまり見なかったのですが、どのような理由で警護が付いているのでしょうか、年間、人件費がどれぐらいかかるのか、それに対するお考えを伺いたい。 |
【知事】 |
これは、何日か前から付けていただいておりますけれども、その前からも、私が例えば街頭やったときとか何とかの、その地域の警察署の方々が警備をしていただいておりましたので。ですから、私からお願いをしたということでもなくて、そういうふうな警察当局の御配慮だというふうに思っておりますので、それについて私からコメントする立場ではないと思いますが、お聞きいたしますと、全国のいろんな知事さんも警護がぴたっとつくのか、それともいわゆる私服の警察官がずっと遠巻きにして警護するのかも含めて、それは警護、警備の中、いろいろノウハウというか、常に警備をしていますというふうに私はお聞きしておりますけど。 |
【記者】 |
何か具体的に身の危険を感じられたことがあって要請をされたのでしょうか。 |
【知事】 |
私から要請したことはありませんが、そういった形での御配慮をいただいたんじゃないかというふうに思っております。
ただ、人に、いろんなパターンによるんだろうと思います。大阪の橋下知事なんかは常に3人ぐらい付いておられるようですから。あとは、ほかの知事ですね、首都圏のいろんな各県の知事さんもそういった形で付いておられるというふうにも聞いておりますけれども、それは警察当局のお考えだと思っております。 |
【記者】 |
具体的に身の危険を感じられたことはありますでしょうか。 |
【知事】 |
正直言いまして街頭演説、選挙期間中も含めて、その後もいろいろやっておりますと、やっぱりいろんな方が街にはおられますので。というのは、我々は、私、大衆の中にやっぱり飛び込んでいってお願い、お訴えをすると、選挙運動するというのが私のモットーなんですが、やっぱり私がこれまで選挙運動やってきた三河部の、ああいうちょっと田舎の方とは違ってですね、やっぱり大都市部に来てやると、本当にたくさんの方がお集まりになるところだと、やっぱりいろんな方がおられるという経験はあります。具体的にどうだということは、ちょっと控えた方がいいと思いますが、そういったことがあったということはありましたですね。 |