【記者】 |
公開ヒアリングですが、今後、何回ぐらいの開催を予定されていますか。また、検証チームのメンバーは、全てのヒアリングに参加されるのでしょうか。 |
【知事】 |
とりあえず最初は、先ほど申し上げた論点について代表するような方々に来ていただいて、私と河村さん、日程を合わせてちょっとお聞きしたいということでございまして1回目。あと、ヒアリング対象の方々となりますと、相当たくさんの方にのぼるというふうに聞いておりまして、今、この段階で何回ということでありませんが、複数回、それも精力的にやっていくと、やっていきたいというふうに思っておりますし、小島座長も、できるだけ多くの方々に御意見を聞きたいと、それも複数回というふうに聞いております。ですから、2回目以降、私と河村さんが出られるかどうか、ちょっとなかなか難しいと思いますが、それは座長はじめ、このメンバーの方々にお任せしたいというふうに思っております。それと、このメンバーの方々は基本的にはすべての回に御参加いただいてヒアリングを受け、その上で議論していただいて論点整理をしていただくということをお願いしたいというふうに思っております。 |
【記者】 |
公開ヒアリングについて、知事として、どのようなことを期待されていますか。 |
【知事】 |
私、マニフェストで長良川の開門調査ということを申し上げております。もちろんそれは、具体化実行するためには、その専門家の皆さんの知見を整理して、その上で、多くの皆さんの御意見を聞いた上で判断をしていかなきゃいけないと思いますし、愛知県は大きな利害関係者ではありますけれども、メインは水資源機構ということでもあります。そういった意味で本当に多くの方々の御意見を聞いて、長良川河口堰の、これは今もうできてしまったものですから、運用のあり方をやっぱりよりよいものにしていくということが必要じゃないのかなというふうに思っておりまして、これでできて15年ですか、超えたんですね。ある意味で、歴史的経過が相当ある話でもありますが、改めてこれはぜひ多くの皆さんの御意見をいただいて、多くのいろんな目から検証していければというふうに思っています。そういう意味で、今後の運用をよりよいものにしていくためにも期待をしたいというふうに思います。 |
【記者】 |
長良川上流の方で塩害が懸念されていますが、知事としてどのようにお考えですか。 |
【知事】 |
それも含めてね、専門家の皆さんに御意見をお聞きできればいいかなというふうに思います。
塩害についてはね、私も考えありますよ、本当にそうかという話も含めて。私も農水省におったんでね、そう?という感じはありますが、それは私が現場のこともよく十分知識もなくて言うのは、先走って言うのはいけないので、それも専門家の皆さんに十分議論して、それも一つの論点整理の一つだと思います。やっていただきたいと、論点整理していただきたいなというふうに思います。 |
【記者】 |
長良川河口堰については、水資源機構が管理主体ですが、この公開ヒアリングを県と名古屋市で一緒に行うことの意味合いをお伺いします。また、他の行政機関と協働するお考えはありますか。 |
【知事】 |
一つは、これは県がやります。名古屋市と協働ではありません。県がやります。もちろん河村さんにも来ていただいて、名古屋市の事務局、皆さんにもお越しをいただくというのは歓迎しますから、連絡はいたしますが、県がやります。ですから、中京戦略本部のプロジェクトチームではありません。県がやります。事務局で一手にやります。
これはもちろん水資源機構の事業で、国の事業ではありますが、愛知県が一番大きな費用の負担者でもありますし、そういう意味では一番、最大のステークホルダー、利害関係者だと思っております。ですから、そういう意味で愛知県民にとっていろんな御意見がありますから、その意見を聞いて、よりよいものにしたい、よりよい運用をしたいということで、言っていきたいというふうに思っております。
もう一つ、岐阜県、三重県の関係県もありますから、それはヒアリングをし、論点整理をしていく中で十分意見交換をしていきたいというふうに思っています。 |
【記者】 |
節電対策について、県の方針が明らかになっていませんが、一方で企業では、節電の取組方針が出てきています。県の対応が遅いような印象があるが、どうお考えなのか。 |
【知事】 |
それぞれ企業さんが独自にやっていかれるというのは大変結構なことだと思っております。ですから、そういった状況もですね、もちろんどんどんやっていただくということにして、私どもは電力・エネルギー対策本部を5月9日に立ち上げ、そして5月23日に、先週の月曜日に中部電力さんからこの夏場の7、8、9月の電力の供給の、今、現段階での対応方策をお聞きいたしました。その上で直ちに私は県庁全部局に、月火水の午後1時から午後4時のピークカット対策を中心に、この対応策をつくるようにというふうに指示をいたしました。今、各部局で精力的にやっていただいていると思っております。ですから、それをまとめた上で県としての対応方針をつくり、県内全市町村に指示をし、そして県内の全事業所にも指示をしていきたい、要請をしていきたいと思っておりますので、そういう意味では、今作業中だということでございまして、そのスケジュールに遅れがあるとか何とか、そういうことでは全く(ない)というふうに思っています。 |
【記者】 |
節電対策の県の方針は、いつ頃に示されるでしょうか。 |
【知事】 |
今、作業中なんで、まだ私聞いておりませんが、できるだけ早くというふうに思っています。 |
【記者】 |
県立学校の冷房を全部止めてはどうかとの知事の発言が以前ありましたが、そのことについて、教育委員会に冷房停止の指示をされたのでしょうか。 |
【知事】 |
いやいや、例えばこういうことも考えられるねということでね。僕は、月火水の午後1時から午後4時のピークカットをやらなきゃいけないということなんで、逆に言うと、それ以外は電気は使っていただいて結構ですと。余力はありますということなので、その中の1例としてね、ここでも申し上げたかと思いますが、県庁の冷房も停めたろうかと。そのときは、だからいわゆる毎日ということじゃなくて、ある特定の日にね、これはシンボル的にやろうと。そのときには、県庁も停めるんだから学校も停めてもらったらどうかとか、そういう意味でちょっと提案したんであって、毎日停めろとか、そんな話ではもちろんないので、一つの例で申し上げたので、そういったことを念頭に置きながら具体的な案を早く作ってねということで、先週月曜日に指示をしたということなんです。ですから、そういう意味で御理解いただければと思いますし、毎日停めろとは言いませんが、午前中まで(停めろ)、終日停めろとも言いませんが、できるだけ学校現場でもそういったことを、月火水の午後1時から4時がピークなんですと、そこをどういうふうにするかをよくよく考えていただきたいということを、県の教育委員会でも検討してもらいますが、学校現場でもよく考えていただければと、そういうふうに思っています。
ただ、もちろんいろんな御意見があればね、いろんな御意見をお聞きできればと思います。
例えば、この間も、土日というか一昨日かな、おとといちょっとこの棟方志功展もあるもんだから、県美術館へちょっと行ってきたんですが、例えば県美術館の冷房を停めるというのは、それは難しいわな正直言って。特に収蔵庫は温度も湿度も年間一定にしているわけですよね当然のことながら。それを停めて、普段大体20度前半ぐらいのやつを、湿度は55%ぐらいにしているのかな、それを停めたら、真夏は40度を超えるよね。そうなると美術品壊れちゃうから、それはちょっと無理だと思いますが、是非そういったこともいろいろな御意見をいただいて、しっかりとリーズナブルなものにしていきたいというふうに思います。 |
【記者】 |
ピークカットの対策の一つとして、県立学校の冷房を止めるということをあげられたということでしょうか。 |
【知事】 |
もちろんもちろん。だから、それはまたいろいろ現場で考えてもらえばいいし、毎日やらなくたって、例えばこの日やるとか何とかということにしていただければいいし、7月8月、7月の後半から夏休みに入りますからね、夏休みに入ったときにどうかっていうのは、学校、基本的には、もちろん部活とかいろいろなことはあるにしても、そんなフルには使わないでしょうから、それはいろいろなやり方があると思いますよ。 |