【記者】 |
6月県議会が15日に閉会しますが、一部報道によれば、県議会議員の報酬について、自民党、民主党の両党が、月額報酬11%の削減で一致して、条例案を提出するようですが、これについての所見を伺います。また、知事特別秘書を設置するにあたっての給与を定める条例については、なかなか満額回答というわけにはいかない様子ですが、そのことについての感想を伺います。 |
【知事】 |
議員報酬につきましては、議会の中で各会派で十分議論、協議をしてですね、結論と方向性を出していただきたいということをかねがね申し上げてまいりました。そういうことで、6月議会始まる前にも、各会派にも私のそんな考えを、思いを率直に話をさせていただきましたので、その状況を見守りたいと思います。最終日が今週金曜日、15日ですから、それまでさらに協議をされるんでしょう。それを見守りたいと思います。
もう一つ、知事の特別秘書につきましては、これは私も本会議でも申し上げましたが、もともと昭和26年から条例があるということ、そういう中で全国で24都道府県で条例があるということ、これは地方公務員法に基づく特別職にはこういうものがあるということで条例で置くということですね、それは副知事さんとかそういったことも含めてですが、という状況の中で、そういう中で最近は、何事につけても政治主導で決まっていくという状況があります。ですから、そういう中で各政党、会派、いろんな政治的な連絡とかそういった調整といったことが現に増えていると思います。そういう状況の中、そしてさらにですね、日本一の産業県と言われる愛知県のような大きな県の運営をしていくに当たっては、こうした政治的な動きといいますか、政治的な活動というのは、私というか、これから誰がなってもそれは必要だと思います。ですから、そういったこと、もろもろ勘案をして、今回、条例はあるけど給与条例がないということで、その1行を入れるということの提案ですから、ぜひ御理解をいただきたいということで、これまでも申し上げてきました。
議会中ですので、これ以上のコメントは控えたいというふうに思っております。 |
【記者】 |
特別秘書の件について、例えば、一部報道にありましたが、施行時期とか、登用するのは、県職員であるとか、県議会で仮に制限が付いた場合に、知事が考えている秘書の必要性を満たすことができるとお考えでしょうか。 |
【知事】 |
議会中ですので、コメントはありません。 |
【記者】 |
特別秘書に対する制限について、コメントがないということは、今の状況を考えてのことなのか、色々あるけれど何も言わないということなのか、特段、感想がないということでしょうか。 |
【知事】 |
特段、感想はありません。 |
【記者】 |
とすると、特別秘書を提案されたのは、こういう存在の秘書が必要だからこそ提案されていると思いますが、そこが県議会の反応によって、少し変わってしまうことについては、何かお感じになっていますか。 |
【知事】 |
先ほど、私、冒頭申し上げましたけれども、議会で、本会議でこういうことで必要性を、私申し上げたんで、それはそれを、必要だからこういうふうに申し上げているんで、それ以上のことはありませんし、今、議会中で審議をしていただいているわけですから、私がそれ以上言うのは適当でないということなんで、それ以上の、特に仮定の話を今聞かれていますけれども、それについてお答えすることはありません。 |
【記者】 |
特別秘書の必要性について、政治主導で決まっていく、調整が必要だというところを、もう少し具体的に、ありましたらお伺いします。 |
【知事】 |
それはもう議会で、私も人事担当局長も答えているとおりなんですが、政党、各政党とか政治家とか、それから政治団体の皆さんといろんな調整をやっていくことは現に必要なわけです。今、政治家たる私がひとりでやっているわけですけれども、現に、例えば県の職員でこういう会合に一緒に行けるかというと、これ以上、ここは私は行けませんとかですね、例えばどこかの会合に行くのに、私、その前で車を停めて、着けるんじゃないんだよ、車を停めて歩いていくんだよ何十メーターか。というようなことをやって、結構やっぱりみんな気を使ってやっているんですよ。だもんですから、そりゃやっぱりちょっとなかなかあれだなという思いがありますね。ですから、やっぱりそういう意味で、だから地方公務員法にね、特別職に、副知事とかと並んで秘書を置くことができるという法律の条文があると思うんですね。実際、置くかどうかは各自治体の条例でということだと思いますけれども。
そういうことをスムーズにやっていく上においても、やはり私は、必要だということを申し上げているんで、その点は多くの県会議員、県議の皆さんにも理解はしていただいているというふうに思っていますけど、議会中なので、これ以上私が、申し上げるというのは控えた方がいいのかなというふうに思っています。 |
【記者】 |
特別秘書の件ですが、条例案上は、公布日から施行になっていたと思いますが、今すぐ秘書が必要なのか、いずれ必要だから、今提案するのでしょうか。 |
【知事】 |
それは、要は必要だから提案するんであって、必要なければ提案しませんから議案というのは。そういうことです。 |
【記者】 |
知事就任後、これまで知事の職をお務めになって、秘書の必要性を認識されてきたのか、就任時に、既に秘書を必要と思っていたのか、どちらでしょうか。 |
【知事】 |
それは後者です。全国的に大きな県は特別秘書があると。東京にもあるし大阪にもあるということですから、神奈川にもあるし、埼玉にもあるし、千葉にもあるということなので、これは必要だというふうに思ってましたけど、御案内のように2月議会は、僕は2月15日に就任して2月18日に議案説明なので、とても間に合いませんから、ということで、今回、一番早い議会にということで。それは別に自然体でやってきたということで御理解いただければ構いません。 |