【記者】 |
がれき処理の件で、以前から受け入れる意向は国に伝えているとのことですが、今、放射能の問題が出てきて、住民から嫌だという声も出ると思いますが、被災地からのがれき受入れを、具体的にどのように進めるお考えなのか伺います。 |
【知事】 |
がれきの処理はですね、これは東北三県で2,300万トンのがれきが出たと、こういうふうに推定されています。それこそ何十年分ですから、とても現地だけで処理できるとは思えないということで、私は、4月に宮城県の村井知事と話したときにも、最大限の我々としては、受け入れ支援したいということで、15万7,000トン、約16万トンの受け入れをそのとき表明したわけです。その姿勢は私は変わっておりません。これは最大限支援したい、受け入れしたいというふうに思っております。
ただ、ただ問題は、今言われた放射性物質云々の話が、それ以後出てきたということなので、もちろんそのことは、このがれきの受け入れをすることによって、県民の皆さんに不安を与えてはいけませんので、これはやはり放射性物質については、十分チェックをして、そういったものを含まない形のものを、受け入れるということになるんだろうというふうに思っています。ただ、具体的に、今まだそういった申し出というか連絡もありませんので、具体的にあった段階でそれは協議をしていくということになると思います。 |
【記者】 |
少しでも放射性物質が出るがれきであれば、受け入れられないということでしょうか。 |
【知事】 |
そこのところは、まだ具体的な話は来てませんのでね、コメントは、仮定の話には、ちょっとコメントするあれではありませんが、基本的には、やっぱり県民の皆さんに不安を与えるということにならないような形での受け入れということをせざるを得ないと思いますから、具体的な話があった段階で、特にその点も含め十分協議をしたいというふうに思います。
うちだけじゃなくて、他の県もみんな同じだと思います。だけど、それはそれとしてとにかく最大限、こういうときですから最大限の受け入れと支援はしたいと思っています。 |