【記者】 |
都市型水害について、関係機関と必要な検証をするということをおっしゃいましたが、何か具体的にこのような対策というお考えがあるのか伺います。 |
【知事】 |
まず今回、名古屋市とか岡崎市とか豊橋市とか、そういったところが、やはり川の、庄内川、天白川、あと乙川、それから豊川ですね、越水したということでございますが、まず、そういったところの市からよく事情をお聞きしたり、どういった状況だったのかというのを、実務者レベルでよく意見交換をし、その上で、一つはやっぱり河川改修ですね、河川改修をさらに促進する。それから、やることがないかということを、きちっと手当てをするというのが一つと、それに加えて、そういうハードの整備とあとソフト面の、どういうふうに避難したり、どういうふうに対応していくかといったことも、改めてやはり検証してみる必要があるというふうに思います。ですから、まずは実態的にどういう事実関係、どういう状況だったのかということの検証と、ハードとソフトの面での検証をあわせてやっていきたいというふうに思います。 |
【記者】 |
台風第15号の影響により、住宅被害も含め、県内各地で大きな被害があり、金融機関では、住宅の改修をする場合、金利を下げるという財政的な支援を検討しているところもありますが、県として被災した方に、支援を検討されているのかお伺いします。 |
【知事】 |
被害状況、昨日の今日ですから、まだ被害状況が全部、これから出てくることもあろうかと思いますが、しっかりまず被害状況を把握した上で、その状況に応じまして必要な対策というのは、今、言われたように被災者、被害を受けられた方々に対する適切な対応を、これはきめ細かく考えていきたいというふうに思っております。現段階では、まず被害状況の把握。
先程、申し上げた人身の被害は、もうちょっと増えるというふうな話も、それも確認を急いでおります。ですから、しっかりまず把握した上で、適切な対応をしていきたいというふうに思います。 |
【記者】 |
台風第15号の影響で、避難勧告や避難指示が、一時、百万人を超える規模で出されました。知事として、避難勧告、避難指示のあり方について、どのように運用していくのがいいとお考えでしょうか。。 |
【知事】 |
その時々の状況に応じた判断ですから、名古屋市とか、たくさんの人を出されたのは、名古屋市、岡崎市、豊橋市ですか。それぞれの市の御判断なんで、それは、私は尊重したいというふうに思いますが、先程、申し上げたように都市型水害について、ゲリラ豪雨とか、いろんなことがここのところ言われておりますから、先程、申し上げたように、河川改修のようなハードの整備とあわせて、今、言われた避難勧告・指示、どこまでどういうふうな形でやるべきなのかというのを、ソフト面も含めて、これは、まずは実務者で十分意見交換をできるように、それをやっていきたいというふうに思っています。
ですから、今回のことは、私は、その判断は尊重したいというふうに思いますが、やっぱりいろんな課題は、今回のことで見えてきたとも思いますし、また、どういうふうにやったら一番ベストな対応ができるのか、これはきちっと実務者で意見交換をして体制を整えていきたいというふうに思います。 |