【記者】 |
長良川河口堰の運用について、中部地方整備局の反論など状況が変わってきていると思いますが、それを踏まえて知事のお考えを伺います。 |
【知事】 |
先週、中部地方整備局長が来て言ったときに、私が申し上げたとおりなので、事務方の考えというのは、今までのことを前提にということだから、それは一つの考え方でしょうなと。しかし、こういうのは政治が決めるんだということなので、それは、よりよい方向を求めてこれからもやっていくということを私申し上げたんで、それに尽きるというふうに思っております。
なお、長良川河口堰の検証プロジェクトチームは、さらに12月も会議を引き続きやると、議論を深めると聞いておりますが、そのプロジェクトチームから、昨日やったんだね、そのプロジェクトチームからはですね、では、そういうふうに言うなら、中部地方整備局が集めた、そういった学者さんとこちらの検証委員会とで、双方の専門家による合同会議を開催したらどうかと。お互いの議論を、意見をぶつけ合ったらどうかという提案があったというふうに聞いておりますから、これは是非、提案、私からも中部地方整備局なり国土交通省には、そのことはぶつけていきたいというふうに思っております。 |
【記者】 |
岐阜県と三重県は塩害を懸念して、開門調査に関しては慎重な姿勢で、中部地方整備局も反論の会見をするなど、関係県、関係機関との調整が困難のようですが、今後、関係機関へどのように働きかけていくのかお伺いします。 |
【知事】 |
報告書を正式に受け取った後、そこには内容を私も拝見、ある程度拝見しておりますが、要は、関係者が集まって協議する場をつくるべきだと、こういうふうに書いてありますから、是非、そういった場をつくれるように働きかけをしていきたい。とにかくいろいろな立場でいろいろな御意見があるのは、これは当たり前なんで、長年の経過、経緯のある話ですから、それをやはりお互いに意見をぶつけ合ってよりよい方向をつくっていくということが必要だと思いますので、是非、そういった場をつくって、いろんな協議、議論を深めていきたいというふうに思います。是非、そういった、そういう意見協議の場をつくれるように、できるだけ広く関係者の皆さんに、岐阜県、三重県はもちろんだけど、関係の皆さんにお声がけをしていきたい。だから、この間、中部地方整備局が、局長がああいうふうに来られたんですからね、是非、国と、国土交通省と専門委員会というかプロジェクトチームとの協議の場、意見交換の場がね、まずはそこができると一番いいと思います。是非、それは声をかけていきたいなというふうに思っています。 |
【記者】 |
関係機関への働きかけは、報告書を受け取って、すぐに説明に行くのではなく、まず協議の場を設けて、そこで協議をしてからでしょうか。 |
【知事】 |
いやいや。だから、こういう報告書が、だってもう10月に一応、岐阜県、三重県には説明に行っているので、専門委員会として。だから、それは引き続きプロジェクトチームか、専門委員会、最終の報告書が出れば、それはまた改めて説明に行くということになると思いますけどね、それはプロジェクトチームの皆さんにやってもらおうかと思っておりますが、小島座長中心にやってもらおうと思っておりますが、併せて、併せてそれは、意見交換、協議の場を、是非つくりましょうということをお声がけしたいなというふうに思っていますけど。 |
【記者】 |
知事が最終的に開門調査の結論を出す時期は、協議での議論の結果を見守ってからでしょうか。 |
【知事】 |
ていうか、だって、何度も言っているように、これは関係者とか利害関係者、ステークホルダーがいっぱいいるわけですね。その中の、我々愛知県は一番たくさん費用負担をしているということがあって、最大のステークホルダーだと思っておりますが、思っておりますがですね、やっぱり関係者が納得しないと前に進んでいきませんから、ハードルは沢山あるんで、それを一つ一つ、議論、協議、意見交換しながら越えていくということになるんだろうと思います。ですから、私がこうだと言って決めるものじゃないので、関係者の皆さんに入って、みんなで合意するところまでどう持っていくかということだと思いますよ。だから、この報告書をいただければ、そういう意味で関係者に寄ってもらって協議ができる、そういう場を、是非つくりたいなということだと思います。 |