【記者】 |
昨日、大阪の市長選・知事選の投開票がありましたが、結果に対する知事の所感をお聞きします。 |
【知事】 |
昨日、コメントを発表させていただきました。あのとおりなんですけれども、今年2月6日の私の愛知、名古屋のダブル選挙、トリプル選挙に続いて、11月27日大阪秋の陣ということで、知事選、市長選のダブル選挙ということでありました。全国から注目する大型の選挙だったと思います。
私にとっては、我が盟友でありますし、今年の1月にも、私の選挙のときにも橋下さん、大阪維新の会の皆さん、白いジャンパーとのぼりで100人を引き連れて来てくれました。その折に、知事選と市長選を同時にやるというのがいいんですと、こうやって一遍に民意を問うのがいいんだということで、大阪も必ず今年の秋そうしますからといって、橋下さんが1月の段階でそう言いました。従って、こういう形で選挙戦を仕掛けてやったということ、私は大変意義深いというふうに思っております。
私も選挙期間中2度ほど応援に行かせていただきましたが、本当に大きな熱気を感じました。とにかく大阪を再生するためには、この機会に賭けるしかないんじゃないかというような、府民、市民の熱意を、熱気を感じたところであります。是非これをさらに、この支持を生かして前に向けて進めていっていただきたいというふうに思っております。
その中でも、特に今回最大の争点であった大阪都構想、大阪の成長戦略として掲げた大阪都構想が、市民、府民に支持されたというふうに思っております。これは我々が掲げる中京都構想にも大きな弾みになると思います。
これからも、私ども愛知と大阪が組んで、まず、これは法制度の整備を国に働きかけていかなきゃいけませんので、国政に強く働きかけをしていきたいというふうに思っております。その上で、愛知と大阪、大阪と愛知が組んで、東京を巻き込んで日本の大都市、世界と闘える大都市、日本の成長エンジンをつくって、これからも日本を支えリードしていきたいというふうに思っております。改めてその意を強くしたということでございます。
なお、昨日の晩は、ちょうど彼らも8時過ぎからずっと記者会見をするというふうに聞いておりましたので、その段階で、何時頃だったかなあれ、9時ではないな、9時半、もっと前かな。9時半から10時ぐらいの間に橋下さんの後援会長さんには電話させていただいて、「今、記者会見しとるとこなんです」と言うから、「それはわかってます、わかってます」と。だからとにかく、あっ違うわ9時だな、9時前だ、9時前に電話して後援会長にはつながったんだ。後援会長さんには、こういう状況だからよくわかってますので、とにかくお二人におめでとうというふうに伝えてくださいということと、これからもしっかり連携してやっていきましょうということをお伝えくださいと、こういうことは申し上げました。
大分賑やかったんで、その後援会長さんから「いや、大村さんも来はったらよかったのに」とか言われたんですが、大阪まで出しゃばって行くのはいかがなものかというので、こっちにおりますわと言っておきましたけど。 |
【記者】 |
法改正の国への働きかけは、大阪維新の会と日本一愛知の会が一緒になって要請していくということでしょうか。 |
【知事】 |
要は、どういう形の活動をしていくかということですけど、一緒になってというか、会としてというよりも、政治家同志として共闘を組んでやっていくということは間違いありません。それは、これまでもずっと話をしておりますので、これをしっかり、11月27日が終わったら、しっかりやっていこうねという話をずっとしておりますから、そういう意味では働きかけを強めていきたいというふうに思っています。 |
【記者】 |
大阪維新の会との共闘の具体的な形については、知事はどのようにイメージしていますか。 |
【知事】 |
それはこれからですよ。これからというか、どういう形が一番いいかをよく相談しながらやっていければと思います。 |
【記者】 |
昨日の橋下氏の会見の中で、国の法改正が必要な話なので、既存政党の国会議員が協力してくれないなら、自分達も国政に足を掛けるという話がありましたが、知事が率いる日本一愛知の会から国政にという考えはありますか。 |
【知事】 |
日本一愛知の会かどうかは別にしましてね、具体的なことが今、候補者がどうのこうのという話ではありませんが、橋下さんとは前から、大分前から、こうした大都市制度を新たにつくっていくということを国政に働きかけ、それが今の既存の政党と話がうまくいかないということであれば、国政に乗り込むんだということは、大分前から話は実はしておりましてね、そういう意味では、そういった動きも含めてこれから具体的にやっていくということになると思います。 |
【記者】 |
それは維新の会と合流するとかではなくてということですか。 |
【知事】 |
大阪維新の会は地域政党と言ってますからね、私も地域政党なので、その形ということではなくて、国政に何らかの形で影響力を、影響力というか、国政に物を申していくということは当然必要ですよね、制度を作っていく上におきまして。それはしっかりとやっていきたいというふうに思います。だからそれは、そういう大きな制度を作っていくということになればね、やっぱりそこは、ある意味で政治勢力も結集しなきゃいけないと思うし、我々を応援してくれる国政の仲間も募っていくということになるんだろうと思いますしね。そうでなければ、やっぱり次の国政選挙に同志を立てていくのか、我々と一緒にやっていただける方を選別して積極的に応援をしていくということだというふうに思います。
いずれにしても、次の国政選挙、衆議院選挙でしょうけどね。一番大事な選挙だけどね衆議院選挙、衆議院選挙には積極的に関わっていくということになると思います。そのつもりです。 |
【記者】 |
知事は次期衆議院選挙へ積極的に関わるとおっしゃいましたが、関わり方は、候補者を立てたり、あるいは、別のところから出ている人でも考え方が共鳴できる人を支持するという意味でしょうか。 |
【知事】 |
それはそうでしょう。だから、今、言われたように我々の主義主張をしっかりと、全部とは言いませんよ、全部とは言いませんが、根幹のところを一緒にやっていただけるという方を、新たに立てるということもあると思いますし、現にそれに賛同していただける方を全力で応援するということもあると思いますから、いずれにしても、次の衆議院選挙には、ただ黙って見ている、そんなこと私、絶対しませんから。衆議院選挙には積極的に、積極的に関わっていきたいということです。それは前からそう思っておりますので、次、国政選挙で、結局、民主主義というのは選挙ですから、選挙でしっかりと我々の主張を訴えて、それに賛同する方を増やしていくということが一番ベースだと思いますので、次の衆議院選挙、国政選挙にはやっぱりそういった形で積極的に関わっていきたいなというふうに思います。 |
【記者】 |
知事は今回の選挙結果が中京都構想にも弾みがつくとおっしゃいましたが、大阪の選挙結果がどのように名古屋に波及するとお考えでしょうか。 |
【知事】 |
要はですね、今回、大阪の選挙及びこういった形の、我々が2月でも訴えました、一つで頑張るよりも二つ、二つよりも三つ四つということになると思いますが、これだけ昨日の11月27日の大阪秋の陣、選挙、注目されました。そういう意味では、今こそやっぱり大都市制度、大都市を、日本を代表する大都市をつくって世界と闘っていくんだということを本当に大いに宣伝していただいたと思います。
我々の政策というのは、結局、有権者の皆さん、市民、県民の皆さんの後押しがなければ実現できないんですよね。ましてやこういった枠組みを変えていくというようなものは、そういった市民、県民の皆さんの後押しがなければできません。そういう意味ではこういった、今回の件で私は、改めてそういった有権者の皆さんの関心が大いに高まって、そうだそうだと思って賛同してくれる方が増えてくる、それが一番大きな弾みだというふうに思います。具体的な形はそれぞれの地域に応じたものがあっていいというふうに思いますから、それはしっかりと作っていきたいというふうに思います。 |
【記者】 |
昨日、知事は橋下氏の後援会長には話をされたとのことですが、近く橋下氏と会う予定はありますか。 |
【知事】 |
今のところは特に、今この段階では特にありません。
連絡はしょっちゅうとっておりますんで、連絡はしょっちゅうとっておりますから、別に、近く会ってどうのこうと、そういう話ではありません。 |
【記者】 |
次期衆院選では候補者を新しく立てるなり、賛同してくれる人を応援したいとのことですが、連携しながら候補者を立てたり、大阪維新の会と連携するということでしょうか。 |
【知事】 |
連携と言ったって、彼ら、向こうは大阪の地域政党ですから、大阪の方をこちらで立てるわけにいかないので、そういうことじゃないと思います。そりゃお互い目指す方向が一緒なら共闘して、同じ目標に向かってやっていくということですね。具体的にどうするかが頭に描けているわけではありませんがね、これまでも連携してやってきたから、これからも連携してやっていこう。国政選挙へどう絡んでいくのか、どういうふうにやっていくのかについては、それは話をしたわけではありませんので、それはそれぞれじゃないでしょうか。多分、彼らもこれからだと思いますよ。全く27日終わるまで頭はそればっかで、それ以上のことは考えられませんと言ってましたから、これからです。みんなこれから。 |