【記者】 |
今日、橋下氏が大阪市長に就任しましたが、知事の所感をお伺いします。また、先週末、一部の報道であった石原東京都知事の新党構想に関し、橋下市長が大村知事と連携というような報道がありましたが、今後、橋下市長と連携しての国政への働きかけについて、何かお考えのことがあれば教えてください。 |
【知事】 |
選挙からだいぶ経ちましたけれども、今日が正式な就任日でですね、橋下さんの大阪市長就任ということなんで、選挙の勝利と併せて心からお祝い申し上げたいというふうに思っております。
選挙中も、私、2度ほど選挙応援に入らせていただきました。また、選挙の終わった後も何度も電話などなどでやりとりもさせていただきました。そういう意味では、ちょうどこの1年ぐらい、いろんな意味で連携して一緒に連絡とってやってきた同志として、これからも我々愛知と大阪で連携しながら世界と闘える大都市を作っていきたい。日本を代表してアジアの大都市と勝負して、闘って勝てる、そういう大都市を作っていきたいという思いは一緒でありますから、是非、それをさらに前に向けて進めていきたいというふうに思っております。
なお、先週一部の報道であった新党構想云々。そこまでいくかどうかは別にいたしまして、それはそれとして、多分そこまでということには今すぐにはならないと思いますが、いずれにしても、政治活動、政治行動として我々地域から、地域からというよりも、日本を代表する大都市から日本の国の形を変えていきたいという思いは一緒でありますし、私も前から申し上げておりますように、我々は現場の行政を預かる者として、私は愛知に人、物、企業をどんどん集めて日本一元気な愛知、世界と闘える愛知・名古屋を作りたいということで、それはそれで誰にも負けないようにしっかり頑張っていきますが、その時、やっていく上においてね、やっぱり我々がこの愛知で、橋下さんが大阪で、我々だけが力んでおっても実現できんものがありますので、そういう場合はやっぱり国に働きかけをしていかなきゃいけない。国会議員に、国会に、そして国政に働きかけをしていかなきゃいけない。それは事実だと思います。ですから、どういうふうに働きかけをしていくのか、それは私は私のやり方、流儀、スタイルがあります。橋下さんは橋下さんのやり方、流儀、スタイルがありますから、それはそれぞれのやり方があると思いますが、よくよく連携をとって、連絡を取りながらこれはやっていきたいというふうに思っております。これからも連絡を取ってしっかりとやれればというふうに思っております。向こうからもそう言われておりますから、しっかりやっていきたいと思います。 |
【記者】 |
新党構想に関して、新党の形になるかは別として、石原都知事や橋下大阪市長以外の方とも連携をとるお考えはありますか。 |
【知事】 |
先週、一部報道があったのは承知しておりますが、明日どういうことかとは私は特に聞いておりませんので、コメントは特にはありませんが、要はあれなんです、我々の思いが、同じ同志の方々とは連携をしていくという、そこの基本線なんですよ。要は、先ほど申し上げたように今の国の形。地方分権ということじゃなくてね、東京の永田町とか霞が関だけで物事が決まっていく時代ではもうないと。だから、我々が愛知とか大阪とか、そういった国から独立してでもやっていけるような力と気概のあるところが、どんどんどんどん先行してやっていって日本を引っ張っていくというのが我々の思いですから、それがやれるところがどんどん物を言っていって、そして1人よりも2人、2人よりも3人ですから、連携をしてやっていくということは、これは私はあっていいことだというふうに思っておりますので、どういうふうになっていくかはよく分かりませんが、引き続きそういう志を同じくする同志の皆さんとは連絡をとって、連携をしてやっていくということだと思っております。 |
【記者】 |
知事は新たに党を立ち上げることを考えていないということでよろしいでしょうか。 |
【知事】 |
私自身は地域政党、日本一愛知の会を持っておりますから、その活動を展開していくということだと思っておりますが、それ以上のことは、私自身からあれするということは今考えておりません。
私はあくまでも愛知を根城に政治活動をしていくということですから、愛知をしっかりと元気にしていくために、他の地域というよりは、世界のいろんなライバルと目されるところと負けないように、そういった形での施策を次から次へと打っていきたいなと、それに向けて頑張る。併せてそういったことを、同じような志を持った方々とは意見交換もし、しっかり連携していくということだと思っております。 |