【記者】 |
震災がれきの処理について、焼却施設の断念という一部報道がなされましたが、これについてはいかがでしょうか。 |
【知事】 |
一部報道について、我々はその点についての取材を受けておりませんので、何ともコメントのしようがありませんけれども、議会、明日から本会議が始まりますので、いろんな御質問をいただいておりますので、それについてはしっかりとお答えをしていきたいというふうに思っております。
なお、今御質問のあった焼却施設うんぬんの話ですが、我々はですね、その焼却施設、処分場、仮置き場、3点をセットにして、3カ所で最大100万トンを受け入れるということで、今着々とやっているところでございます。ただ一方で、現地の状況からいたしますと、木くずとか可燃のごみ焼却施設についてはある程度態勢ができてきたとも聞いております。もちろん今全国でがれきの広域処理が、可燃、木くずも含めてぼちぼち始まっている。むしろ、さらにこれも引き続き要請をしたいというお話がありますから、そういった状況も十分踏まえていく必要があると思います。
なお、先週15日には、私どもは不燃ごみにつきましてもその基準も発表いたしまして、その受け入れについても表明をさせていただきました。そういった状況、現地の状況、ニーズも踏まえながら、適切にこれは対応していきたいというふうに思っております。
なお、それも一部報道にありましたが、今回試験焼却をお願いしておりますのは、あくまでも分かち合いだと。県内全域で、安心安全なものしか持ってこないということなので、県全体、県を挙げて広くこの受入れをお願いしたいということで試験焼却をお願いしたいということなので、それが本格焼却にそのまま結びつくということはありませんということを申し上げております。それから、県の焼却施設をやるからその試験焼却だということも一切申し上げておりません。というか、そういうふうに結びつけて考えたことは一度もありませんので、そういう形での報道は全く間違いでございます。私ども、一回もそんなことは言っておりませんし、みじんも考えておりませんので、今回の私ども試験焼却の県内5カ所を想定した、これはあくまでも予算のあれですけれども、議会に提案していることについて、そのことについて、それは何か影響があるかということは全くありません。あくまでも県内広く分かち合いをお願いしたいということでやっておりますので、そのことを引き続き申し上げていきたいというふうに思っています。 |
【記者】 |
明日県議会の代表質問がありますが、今おっしゃった考えは変わらないという認識でよろしいでしょうか。 |
【知事】 |
今私が申し上げたとおりです。 |
【記者】 |
震災がれきの焼却施設について、現状において中止ということは検討段階にありますか。 |
【知事】 |
今日の一部報道については、当方取材を受けておりません。我々からコメントしておりませんので、特にコメントはありませんけれども、先ほど申し上げたような現地のニーズ、いろんな状況の変化などに対応しまして、常にやっぱり適切な施設整備計画、このがれきの処理計画を作っていきたいというふうに思っておりますので、そのことを踏まえ、しっかり関係者と検討して、協議検討していきたいというふうに思います。
なお、明日から本会議がありますから、しっかり答弁をしていきたいというふうに思っています。 |