【知事】 |
続いて、ベルーガの赤ちゃんの愛称の発表をいたします。
名古屋港水族館では、今年の8月に雄のベルーガ、シロイルカの赤ちゃんが誕生いたしておりまして、約3カ月が経った今も、現在、元気に母子ともにプールを泳いで、皆様にそのかわいらしい姿を公開いたしております。このベルーガの愛称を幅広く募集いたしましたところ、寄せられました4,816通の応募の中から、これは9月3日から9月30日まで募集いたしました。北は北海道から南は鹿児島まで4,816通2,110通りの応募がありました。もちろんダブりがあるわけですね、短い名前だから。という中から、厳正に選定をさせていただきまして、愛称を「ミライ」というふうに決定をいたしました。
「ミライ」への応募者の中から命名の理由を厳正に審査して、その命名者を山下愛さん、名古屋市瑞穂区15歳女性、中学校3年生の女の子とさせていただきました。命名の理由は、ベルーガの父親がホドイ、母親がグレイ、これ二つともロシアから買ったのでそういう名前なんだろうと思いますが、2頭とも平成13年4月ですから、11年になるんだね。購入したものでございますが、両方とも「イ」が使われているということと、震災を始めとする最近起こった苦難の中で強く未来に向かっていこうという意味が込められているということでございます。
なお、先週13日に誕生したシャチの赤ちゃんでありますけれども、体調は安定しているようでありますが、水族館生まれのシャチが無事に育つのは非常に難しいということでありますので、現在も関係者による24時間の観察を継続して健康状態を注視しております。
13日に誕生いたしましたが、その後、出産から2日後に授乳も確認されたということ、これも発表させていただいておりますが、今申し上げたように水族館生まれのシャチの赤ちゃんが1年間生き延びる確率はちょうど半分、50%ということとなっておりますので、現在も24時間の観察体制で注意深く見守っているところでございます。
なかなか一般公開の時期は未定ですが、遠くからでありますけど、メインプールのスタジアムの上からは奥のプールで見れるということですので、また御覧いただければと思います。
なお、大きなプールで、イルカのパフォーマンスというか、ジャンプとかいろいろなショーをやっておりますが、明日からやるということでありますので、またお越しをいただければというふうに思っております。
いずれにしても、名古屋港水族館ではシャチの出産は初めてなので、シャチをお借りしております鴨川シーワールドから専門家をずっと常駐して来てもらっていますので、今後も引き続き慎重に飼育を進めていきたいというふうに思っております。 |