【知事】 |
皆さん、こんにちは。今日はですね、通常であれば、本会議がありましたので本来であれば1日ずらして明日ということなんですが、明日は衆議院選挙の公示ということなので、皆さんみんなお忙しいということでありまして、本当は来週。来週もちょっとなかなか、選挙期間中でもありますので、今日、定例記者会見させていただいて、もし何かあればいつでも取材にはお答えしますけど、定例の記者会見は再来週ということにさせていただければというふうに思っております。
まずは、トンネルの崩落事故が、大きな事故が起きましたので、まずは予定を急きょ追加いたしまして、愛知県管理のトンネルの状況について早速調べさせましたので、御報告させていただきたいと思っております。
本県が管理するトンネルは58トンネルありますが、その中に平成24年12月2日、昨日、天井崩落事故の起きた中央自動車道の笹子トンネルと同じ、天井板をつり金具で固定する形式のトンネルは、本県管理のトンネルにはありません。公社管理のトンネルにつきましては、名古屋高速道路公社が管理する高速1号線東山トンネル、これは平成15年3月の供用と、これは比較的まだ新しいのでありますけど、延長2.6キロが笹子トンネルと同じ形式となっております。
この東山トンネルは、笹子トンネルに設置してあるつり金具に加え、落下を防止するようトンネル表面と天井板をつなぐワイヤーが追加されておりますが、今回の事故を踏まえて、緊急点検を本日より実施するということでございます。
名古屋高速道路公社は、私の愛知県と名古屋市が共同で管理、運行しているものでございます。
2枚目に絵がありますでしょ。これが名古屋高速の東山トンネルの断面図で、真ん中のやつが笹子トンネルは一つだけだったんですが、あとそこに、両側にワイヤーが2本掛ける2で四つございます。こういう形で。まだ10年経っておりませんので大丈夫だと思いますが、一応緊急点検を本日から始めている。愛知県内にはこれ1丁ということでございますので、御理解をいただければと思います。
なお、本県が管理するトンネルでは、平成23年8月ですね、国道151号の太和金トンネルにおきまして内部が一部崩落をし、通行中の乗用車が崩落した土砂に乗り上げるという事故が発生しましたので、この事態を重く受けとめて、直ちに県管理のトンネル全てについて職員による緊急点検を行い、ひび割れからの漏水等の変状が見受けられた27カ所について、昨年度、専門技術者による詳細点検を実施いたしました。その結果、対策が必要とされるトンネルが9カ所、設楽町2カ所、東栄町1カ所、豊根村6カ所があることが判明したため、平成24年度内に全ての補修設計を完了し、損傷の大きいものから順次補修工事を行い、平成26年度までに完了することとしております。さらに、昨年度の緊急点検で異常が確認されなかったトンネルにつきましても、平成24年度から平成26年度までに専門技術者による定期点検、詳細点検を実施し、安全で効果的な維持管理を行うことといたしております。
衝撃的なトンネル崩落の大事故がありましたので、至急県内のトンネルチェックをいたしまして御報告させていただきました。よろしくお願いいたします。 |