【記者】 |
8月から開催されるトリエンナーレに向け、順次作品制作にとりかかるアーティストも出ていますが、見どころ、期待についてお聞かせください。 |
【知事】 |
3月末に事業計画とアーティスト75名全部決めて、8月10日から10月27日までということで期間も設定し、もう前売り券も売っておりますので、ぜひ多くの皆さんに御利用いただければというふうに思ってますが、現代アートなので、それぞれの本当に感性豊かな、当代きってのアーティストの皆さんに素晴らしいものをつくっていただいて、それを多くの県民の皆さん、そして県外からもたくさん来ていただけると思いますが、感じていただければありがたいなというふうに思ってますね。
あと、県立芸大出身の奈良美智さんとか、世界をまたにかけて活躍しているアーティストもたくさんおられますから、そういった地元出身のアーティストの皆さんにも大いに期待したいと思います。
それから、オノ・ヨーコさんも参加していただいて、ウィッシュ・ツリーというんですか、願い事を木でつるすやつをテレビ塔の下ぐらいでやるということでありますし。御本人に来ていただけるかどうかというのはなかなか、いろいろあるようでございますが、もちろんお声がけはするというふうに五十嵐芸術監督が言っておられますけど、そういったところもやっぱり一つの見どころではないかなというふうに思いますね。
あと、オペラの「蝶々夫人」のアレンジしたものとか、あと、前回もやって大変好評だった長者町のまちなか展開。それから、今度初めて岡崎でまちなか展開もやりますから、そういった名古屋を離れたところでそういったものが、現代アートがどういうふうにコラボしていくか、それもぜひ楽しみにしていきたいなと思っています。
ですから、いろいろ見どころはあると思いますし、まだ今回2回目なので、前回よりもいろいろなテーストを加えてね、より何か刺激的なものにしていければと思いますし、まだまだ進化していくところだと思いますから、どういったものになるか、これまた大いに期待したいと思いますし、報道の皆さんには、ぜひまたそういったいろんな角度から、我々じゃよくわからないそういった芸術的な角度からまたぜひ報道していただくとありがたいなというふうに思っております。 |
【記者】 |
前回は予想を大幅に上回る57万人ほどの参加者でしたが、今回はどれくらい期待できますか。 |
【知事】 |
いや、それはわからないね。わからないけど、やっぱり1回目より2回目のほうが多分その輪が広がっていくんじゃないかと思いますね。また、会場もちょっと、名古屋のまちなかだけじゃなくて、岡崎まで広げましたしね、あとサテライトも幾つかつくるということもありますので、多分参加者は広がっていくんじゃないかというふうに期待いたしております。
ですから、今年は、トリエンナーレがあるということで、県美術館も大型の企画展をずっとやっていますのでね。1月2月はクリムト展をやり、3月4月は円山応挙展をやり、今プーシキン美術館展をやりということで、通常であれば1年通しての目玉になるようなものをバンバンバンと三つやって、今度トリエンナーレですから、そういう意味では盛り上がっていただけるんではないのかなというふうに期待しております。 |