【知事】 |
今度の27日土曜日に、私、前ここで申し上げたかと思うんですが、新美南吉生誕百年のイベントを半田と安城でやっているんですが、実は、27日土曜日に、新美南吉さんが英語の先生として教えられた安城高等女学校の跡地である安城市立桜町小学校に南吉さんの顕彰碑のででむし、かたつむりですね、ででむし詩碑を、今、安城高校にあるやつをまた、元の桜町小学校のところに持ってくるという、そういう移設の記念式典が行われるんですが、それに併せましてね、実は私のところに、今年の3月20日に、安城高等女学校第22回卒業生、これ昭和20年の卒業生の方の娘さんからお手紙をいただきましてね。要は、母は当時、南吉先生に教えていただいたけど、結局戦争で途中から授業もなくなり勤労奉仕に行って、最後、卒業証書ももらえんかったと。何とかなりませんかというお手紙をいただきまして、そういった方は、確かに当時卒業された方で証書がないという方たくさんおられるんですが、私はですね、そういうふうにお申し出いただいた方にはその都度差し上げたらいいということでお声掛けをさせていただきまして、そのときの22回安城女学校卒業生80名全員に対しまして卒業証書の授与の希望を確認いたしました。その結果、今度の土曜日、4名の方が授与式に出席していただきます。40名の方が郵送での受け取りを希望されました。ですから、合わせて44名の方が確認ができたということでございます。御年は、大体、昭和3年から4年の生まれですから、今年85歳という方でございます。そういう意味で、今度、ででむし詩碑の、ででむしというのは、美智子皇后さまがお好きな童話の「でんでんむしのかなしみ」という童話にちなんで、ででむし、でんでんむしという石碑があるんですが、それのお披露目とあわせて、この4名の方に卒業証書をお渡しさせていただこうというふうに思っておりますので、ご案内させていただきます。
なお、この4名の方々は、出席者とその家族からは、式典当日まで氏名の公表は避けてほしいと、あまり騒がれたくないというご希望でございますので、当日まではちょっと伏せさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 |