【知事】 |
昨日ですね、東京都知事選が行われて、舛添さんが当選されたということでございます。投票率が46%ということで、雪の影響とか、いろんなことも含めて、少し低かったということだったと思いますが、大変、大きな得票を得られて、舛添さんが当選されたということで、心からお祝いを申し上げたいというふうに思っております。
この結果はですね、あらかじめ、事前のいろんな各報道機関各社の世論調査などなどで、舛添さんが大差でリードしているというふうに言われておりましたし、私のところにも、いろいろそういうデータがありましたので、舛添さんが大きく離して勝つということは想定内ということだったんではないかというふうに思いますが、いずれにしても結果は出たわけでありますから、舛添さんには、さっき申し上げたように心からお祝い申し上げたいと思いますし、私から申し上げるのは、一つは、やっぱり東京都というのは、何といっても全部で職員が16万人ですか、そして一般会計、特別会計合わせますと12兆から13兆の大変大きな予算を持つ、まさに日本の自治体では右代表選手だと思いますから、これから地方分権をさらに進めていくとかグローバル化を進めていく、そういった日本の課題に自治体の右代表として大いに国に物申し、そして発信をし、やってほしいなというふうに思っております。そういう意味では大いにエールを送りたいと思います。
それからもう一つ、私もかねて舛添さんが厚生労働大臣のときに、私、副大臣をやりまして、それだけではなくて、副大臣以外のときも、私、厚生労働委員会の筆頭理事をやったり、自民党の厚生労働部会長や医療委員長とか社会保障制度調査会の会長代行をやったりとか、そういう意味では、ずっといろいろ何か一緒に仕事をやってきたという感じが、自分なりに思いがありまして、そういう意味で、もともと舛添さん自身は、政治家でキャリアを積んできたというよりも、学者さんとして、国際政治学者として名をはせ、そして特にマスコミ、メディアで活躍をされて出てきた。まず一番最初に出てきたのは田原さんの「朝まで生テレビ」で激論していたのが、僕も若い頃で覚えがありますけれども、まだ髪の毛がふさふさだったようなときの覚えがありますけどね、そういう意味で、ある意味、政治でないところのマスコミ、メディアのところから歯切れよく、バンバン物を言うキャラクターで出てきて、しがらみなく政治の世界に入ってきて、活躍をされたと。厚生労働の関係でも、もともと、そういうこと、そういった分野というかジャンルという、いわゆる、そういう舞台ではないところから来て、しがらみなくいろんなことに取り組み、やられたということ、そういう方ですから、そういう意味ではぜひ、今回のまた新たなステージで活躍されるわけでありますから、ぜひ、持ち前の発信力といいますか、構想力を生かして、これまでのしがらみとか、いろんなものにこだわるのではなくといいますか、そういったものに引っ張られるんじゃなくて、大いに持ち前の構想力、発信力を生かしていただいて、大いに発信していただきたいなというふうに思います。そういう意味では、これから同じ大都市圏を抱える自治体の長として、同じ立場で仕事をしていくわけでありますので、大いにエールを送りたいと思いますし、また、日本の経済とか日本の国の再生、再興のためには、私、かねてから申し上げているように、大都市圏がキチッと成長していく、伸びていく、力のあるところはしっかり伸びて稼いでいって、日本を盛り上げていくということが必要だと思いますので、ぜひ頑張って大いに盛り上げていきたいと、ともに盛り上げていきたいというふうに思います。そういう意味では大いにエールを送りたいと思います。
当面、2020年東京オリンピックという大目標がありますから、ぜひ、その東京オリンピックは大成功させていただきたいと思いますし、それを通過点として、我々は2027年、13年後に中央リニア新幹線の東京−名古屋開業という目標がありますからね、東京−名古屋が40分で結ばれる、まさに地下鉄の時間圏域になるということですから、そういう意味では、これからの13年間の間に、東京と名古屋、首都圏と中京圏をどういうふうに結びつけていくか、そしてどういうふうに首都圏に物事が吸い取られるということじゃなくて、むしろこちらが伸びていくためにどういう仕掛け、仕組みをしていかなきゃいけないか、そういったことも含めて、大いに考えていきたいというふうに思います。
これからの名古屋、愛知、中京圏の大事な13年間の前半は、舛添さんといろいろやっていく、ということになると思いますので、しっかりとこれは連携もとりながら、そしてまた時には意見も闘わせながら、またしっかり、お互い切磋琢磨しながら前進をしていければというふうに思っています。 |