【知事】 |
現状はですね、まだまだ十分な復旧、復興が進んだという状態ではないというふうに思っておりまして、まだまだ復興途上、半ばだというふうに思っております。したがって、私、常に申し上げておりますが、あれだけの未曾有のですね、1000年に一回と言われるほどの大地震、大災害があったわけでございますから、それからの復旧、復興は息長く続けていかなきゃいけないということで、私ども愛知県及びこの地域もですね南海トラフの大地震が危惧されるわけでありますから、これは他人ごとではありませんのでね、我々でやれることは全力でやっていきたいと、職員の派遣はもちろんその一番わかりやすい形だと思いますが、しっかりと支援していきたいと思っております。
また、そういう意味もあってね、岩手、青森便をFDAさんでつくったのが3年前ということでありますが、そういった交流の路線もつくり、輪を広げていく。
それからまた何といっても、東北地方、私ども愛知県の自動車産業も多く進出しておりますからね、そういう意味では経済、産業の結びつき。我々が、この地域が経済、産業を盛り上げるということが東北地方の経済、産業及び雇用に結びついていくと、直結していくということだと思っておりますので、引き続き、そうした面での支援をしっかりとやっていきたいというふうに思っております。
また、被災地から今現在この愛知県に、いわゆる難を逃れてこちらのほうにお住まいになっておられる被災者の方々は1,200人を超えておられます。そうした方々にですね、私どもNPOに運営を任せております愛知県被災者支援センターを設けて、東大手庁舎に設けて、我々県、市町村の行政の支援はもちろんですが、機動的なきめ細かな支援をするということで、そうしたNPOさんにもですね、県の事業として委託をしてやっていただいておりまして、様々な電話相談だとか交流会、それから東北地方の情報提供などなど、そういったことも進めておりますから、引き続き、そういった意味での被災地及び被災者の支援につきましてはこれからも全力で取り組んでいきたいというふうに思っております。 |