【記者】 |
「相互協力に関する覚書」は、バンコクだけですか。他にもありますか。 |
【知事】 |
愛知県が結んでいるのはね、県の友好のというか姉妹州というのは、1980年ですね、今から34年前に、中国・江蘇省とオーストラリアのビクトリア州と2つ結んでおりましてね。その後、その中で江蘇省とはまた、2008年だったかな、姉妹提携、友好提携を結んでいますけども、併せて経済の連携協定というのを結んでおります。その後、ベトナム政府と、これも2008年だったと思いますが結んでおって、ベトナム政府の計画投資省の中に、愛知県のサポートデスクというのをつくってもらっていると。ですから、それに次いでということですから、江蘇省、ビクトリア州、それからベトナムに次いで、4つ目ということになるかと思いますね。その後に、去年11月に広東省とも、これはまだ経済のところまでいきませんが、今後はしっかり友好交流をやっていきましょうという友好交流協定も結んできましたから、今、そういう形で言えば5つということで、ご理解いただければと思います。 |
【記者】 |
バンコク産業情報センターが今月設立され、いよいよスタートしましたが、今後の展開についてお聞かせください。 |
【知事】 |
経済界、それから県議会の皆さんにも、一緒に行きましょうと言って今声をかけていますが、今年9月にですね、結構大きなデレゲーションで、バンコクに行こうと思っております。その際には、1つは、向こうの政府の産業工業関係大臣と面会をする予定になっております。そういった政府関係との意見交換が1つ。それから、当然、バンコク都のスクムパン都知事とも、旧交を温めたいというふうに思います。
ちなみに、スクムパン都知事はタイの民主党のリーダーというか親分というか、顔らしいけどね。政治的なことは置いといて、バンコク都の皆さん、それから、あとは現地で企業セミナーをやります。それから、また観光プロモーションをやる。それから愛知の農産物フェアをやるということで、セットで、てんこ盛りでやろうというふうに思っておりますが、現地に産業情報センターをつくるというのは、基本的に、愛知県から向こうに行っている企業さんのいろんなサポートをする、そして、現地の企業さんとの橋渡しをしていくとか、現地の政府とか行政とかと橋渡ししていくということも、もちろんありますが、やはり、ここにきて非常に大きいのは、ASEAN、タイもそうですけど、インバウンドですね。やっぱり観光客を誘致するというのは、今、為替が円安になり、そしてASEAN各国では、非常に所得が上がってきているので、今年も、タイ、マレーシアというのは、観光客が、むちゃくちゃ増えていますよね。それが東京とか大阪へ行って、どうも名古屋及び中京圏は、その来られているお客さんを取り切れてないというのもありますから。それはやっぱり、皆さんに知られていないというのが一番大きいので、この際やっぱりPRをして、ぜひこちらにも立ち寄ってほしいということをPRすれば、私は必ずや効果があると思いますので、そういったことも含めて総合的に、大いに盛り上げていければ、アピールしていければと思います。
あと、もちろん、さっき言った高校生の若い人たちの交流というのは、これが一番大事だと思います。
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