【記者】 |
吉祥航空でのエアポートセールスに関して、「できるだけ早く就航したい」とのご発言を得たということですが、これについては、就航の確約を得たと受け止められていますか。また、週何便飛ばすのかという話は出たのでしょうか。 |
【知事】 |
週何便というのは、これからじゃないでしょうかね。通常は、1便、2便というのはなくて、もうちょっとたくさんの便数になりますよね。毎日ではないけれども、半分ぐらいは飛ばすということじゃないでしょうか。そうしないとペイしませんからね。
ただ、先ほど申し上げましたように、今年度の後半から来年度にかけてですね、しっかり準備をして就航させていきたいというふうにお答えいただきましたので、確約というよりも、そういった前向きなご返答をいただいたということだと思っております。 |
【記者】 |
吉祥航空側として、中部空港便を就航するにあたって、このエリアに対して期待している旅客は、ビジネスを主に考えているのでしょうか。観光面を期待しているのでしょうか。
また、先月、愛知県の調査で、リニア時代にこの地域に及ぼされる影響の対応検討調査がありました。リニア中央新幹線開業後、成田や羽田が中部エリアと非常に近づき、中部の旅客が関東の2空港に取られてしまうとか、逆に、関東の旅客を中部空港が奪うという予測が出ていますが、知事は、これに関しては、どのような予測をしていますか。また、中部空港は、今後、どのような戦略で臨むべきだと考えているか教えてください。 |
【知事】 |
まず、吉祥航空さんは、ビジネスもそうですけど、やっぱり観光が多いんじゃないでしょうかね。ただ、LCCではないので、ある程度のクラスの需要を見込んでいるというふうにお聞きをいたしております。
日本から中国へということも、もちろんですが、もともと上海の食品会社が親会社の航空会社でありますから、どちらかというと、上海からむしろ送り込みたいと。要は、中国の方、今、日本に観光で行きたいという方、どんどんどんどん増えているというか、要は顕在化していますから、そういったことで、非常に意欲的だということだというふうにお聞きいたしました。
そしてもう一つ、リニア時代のあり方ですけれども、時間はそうですけど、やっぱり距離がそこそこあるということと、羽田、成田というのは基本的にはキャパシティーの余裕はそうないと。特に成田はね、東京からだって、やっぱり1時間じゃ行きませんからね。そう考えますとね、やっぱり向こうにもっと便数がどんと増えてですね、こちらのお客さんが向こうにどんどん行くということは余りないのではないかと。むしろ、中部空港の便数を増やせば、路線を増やせばね、こちらの方も活用していただけるという可能性は増えるのではないかというふうに思っております。
ですから、それも含めてね、やはり中部空港の路線、便数、そして利便性を増やしていくということが必要ではないかというふうに思っております。 |
【記者】 |
路線の便数の見通しについての確認ですが、「半分」というのは「週の半分」くらいということですか。 |
【知事】 |
今までの例からいくと、1便だとなかなかペイしないでしょうからね、複数便ということではないでしょうかね。毎日のデイリーではないにしてもですね、ということじゃないかと思いますが、これはこれからです。
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