【知事】 |
まず、5億円での事業譲渡ということでありますが、これも昨日申し上げましたが、これまでの運営してきた実績、それから雇用。それも去年、1年通じたジブリのアトラクションとかそういったものであれしましたが、なかなかそれまでは結構厳しかったというような状況。それからまた一方で、雇用とかそういったことも引き継いでもらうというのを前提にするということ。
それから、昨日もちょっと話が出ていました、どのくらいの額になるかはあれですが、数十億円単位で更新の投資、維持更新の投資が必要だということなどなど、諸々のことを考えて、その現在価値に引き直し、そして、これは蒲郡海洋開発と、私ども県、そしてまた大株主でありますトヨタ自動車さんとかね、そういったところとエイチ・アイ・エスさんの方とで協議、交渉して、そのお値段になったと。とにかく、積み上げてということではなくて、こういうものは、こういった事業価値をどう評価するか。
今後さらに数十億円ですね、相当規模の維持更新の費用がかかる、投資が必要だということなんですよね。要は、我々がこれで10年やってきましたけれども、その維持更新費用をさらに追加して、数十億円、これから何年かにわたってやっていくということは、これはなかなか難しいのではないかと。そのためには、もっともっと集客、人が来ないと。ラグーナ蒲郡全体が330万人と言っていますが、ラグナシア自体は80万人強ということなのでね、あれがドーンと、もっと有料入場者が増えていかないと、数十億円というか、相当な額の維持更新費用というのは賄えないということも含めてね、その事業譲渡の額を決めたということでございます。それが1点。
そして、債務超過につきましては、これも昨日申し上げましたがね、これで事業譲渡額5億円ですから、債務超過額78億円なので、それで解消ということには、すぐにはならないと思います。問題は、その譲渡した3事業以外の、特に土地の分譲事業ですね、まだ、売れ残っているものがたくさんありますので、それを分譲していくということ。それでも多分、債務超過というのが全部解消できるということには、なかなかならないのかなという気がいたしますが、それは、そのときには通常の法的な手続を踏んで対応していくということになろうかと思いますが。
いずれにしても、これからまずは、この3事業を新しい運営会社エイチ・アイ・エスの子会社ラグーナテンボスさんにしっかり回してもらって、残った分については引き続き、蒲郡海洋開発の大株主であります我々、それからトヨタ自動車、蒲郡市など、皆さんとしっかりと対応していくということになろうかというふうに思っています。 |