知事の記者会見
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平成26年8月4日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

新日鐵住金株式会社名古屋製鐵所黒煙発生問題について

【知事】  皆さん、おはようございます。8月4日月曜日の定例記者会見でございます。8月に入りまして最初の定例記者会見をさせていただきます。
 新日鐵住金株式会社名古屋製鐵所の黒煙発生問題につきまして申し上げます。
 この問題につきまして、今年の1月から半年の間に、新日鐵住金さんの名古屋製鐵所では4回も黒煙発生の事故が発生したということで、これは誠に遺憾でございます。
 そして7月7日には、本社の蜷副社長さんに来ていただきまして、再発防止策につきまして、私から強く要請したわけでございますが、再度、徹底的な原因究明と再発防止などにつきまして、文書で要請を行うことといたします。要請内容は大きく3つでございます。1つ、電源系統を含めた名古屋製鐵所の設備全体の総点検の実施ということでございます。それから2つ目、恒久的な対策となる電源の2系統化の早期の実施と応急対策の検討ということでございます。3つ目、外部の有識者の委員またはオブザーバーを加えた検証組織を設置し、一連の黒煙発生事案の検証及び対策の検討を行うことということでございます。
 以上3点の要請を文書でもって行わせていただきたいと思っておりまして、この具体的な要請につきましては、明日、私から新日鐵住金株式会社の名古屋製鐵所酒本所長にお渡しをすることといたします。明日8月5日火曜日、午前10時半、県公館にて文書で要請することといたします。2枚目に資料がございまして、それをご覧いただければと思っております。
 ということでございまして、先日7月7日につきましても、蜷副社長に、文書におきまして、事故の再発防止と安全管理の徹底につきまして、二度とこうした事故を起こすことがないように、原因を徹底して究明するとともに、速やかに再発防止策を実行されるように申し入れますと、また、県民へ十分説明していただいて信頼の回復に努めていただきたいということを申し上げたわけでございますが、その後、さらに7月27日に、また停電による黒煙発生事故というのが起きたということは、極めて遺憾であるというふうに思いますし、我々としては重大に受け止めております。
 したがって、それを含めまして、今申し上げました3点、電源系統を含めた名古屋製鐵所の設備全体の総点検の実施、それから2つ目として、コークス炉ガス排送関連設備の電源の2系統化などの対策の早期の実施及び応急対策の検討、それから3点目として、外部の有識者等の委員またはオブザーバーを加えた検証組織を設置し、一連の黒煙発生事案の検証及び対策の検討を行うこと、この3点を強く申し入れたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
     
(2)

国際ジュニアグランプリフィギュアスケート競技大会のPRについて

【知事】  フィギュアスケートの「国際ジュニアグランプリフィギュアスケート競技大会」について申し上げたいと思います。(https://www.pref.aichi.jp/0000075101.html
 今年の9月12日の金曜日から14日の日曜日にかけまして、モリコロパークで「メ〜テレ杯国際ジュニアグランプリフィギュアスケート競技大会」が開催されます。
 ジュニアグランプリは13歳から19歳という年齢資格がございますが、国際大会でございます。
 この大会は、世界7か国で行われる国際スケート連盟公認のフィギュアスケートジュニアグランプリシリーズの第4戦として行われる大会でございまして、第7戦までやって、その総得点の上位6選手が、12月にスペインのバルセロナで行われるグランプリファイナルに出場できるということでございます。
 7つ試合がある内のちょうど真ん中ということでございまして、第1戦は8月20日から24日まで、フランス。その後スロベニア、チェコ、そして日本に来て、第5戦以降がエストニア、ドイツ、クロアチア。クロアチアは10月の8日〜12日で最終戦。その7試合の総得点上位6選手が、12月バルセロナでのグランプリファイナルに出場するということでございます。ちょうど真ん中でございますので、これはこれで大いに盛り上がるのではないかというふうに思っております。
 そして、この大会PRのために、8月7日木曜日に、今週の木曜日ですが、日本スケート連盟の橋本聖子会長を始めとする大会関係者の方がいらっしゃいます。また、本大会に出場予定の地元選手、宇野昌磨選手と横井ゆは菜選手も来てくださるということで、しっかりと激励をさせていただきたいと思います。
 併せて、本県では、この大会をPRするため、8月12日から9月15日までの約1か月間、モリコロパークへのアクセスとなりますリニモのうち、2編成の車内広告スペース全てを活用いたしまして、「ジュニアグランプリLinimoジャック」を実施する予定でございます。
 お配りしてあります資料にありますように、この大会に出場を予定しております日本人選手の4選手、そして伊藤みどり選手や浅田真央選手を始めとする本県出身のトップスケーター8選手のジュニア時代の写真をここに展示いたしますので、ぜひリニモを利用して、ご覧いただきまして、今後のフィギュアスケート界を担っていただく選手を応援していただきたいと思います。こうした取組によりまして、フィギュア王国愛知で開催される本大会を大いに盛り上げ、地域の活性化につなげていきたいと考えております。
 2枚目以降に資料がございまして、8月7日午前11時5分に、日本スケート連盟の橋本聖子会長、それから宇野昌磨選手と横井ゆは菜選手にお越しをいただくわけでございます。
 それから、Linimoジャックにつきましては、その2枚目にですね、出場選手は今回4選手でございまして、4選手のうち2人が愛知県ということでございまして、その4選手のデザインとですね、それからトップスケーターのジュニア時代の写真ということで、伊藤みどりさん、恩田美栄さん、鈴木明子さん、中野友加里さん、安藤美姫さん、小塚崇彦さん、浅田真央さん、村上佳菜子さんと、これだけそうそうたるメンバーが、最近、この10年20年で輩出をされたということなので、こういった選手のジュニア時代の写真も、ぜひ展示をしたいと思います。ということでございまして、こうした形で、大いに盛り上げていきたいと思います。
 ちなみに、宇野昌磨選手は現在16歳、高校2年生でありまして、2014年の世界ジュニア選手権で5位に入賞いたしております。有望株でございます。また、横井ゆは菜選手は、現在14歳、中学2年生でありまして、2014年の全国中学生スケート大会で4位に入賞いたしております。あと、梶田健登選手は東京都出身で18歳、高校3年生。坂本花織選手は神戸出身で、これまた中学2年生、14歳ということでございます。4選手の活躍を大いに期待したいと思っております。
 なお、この国際ジュニアグランプリのシリーズの日本での開催は14年ぶりということでございまして、フィギュア王国の愛知で開催されますので、大いに盛り上げていきたいというふうに思っております。
 Linimoジャックでありますけど、リニモは通常5編成で10分間隔の運行をしておりますから、5編成のうち2編成をこれにするということは、大体20分から30分間隔で、このLinimoジャックのリニモが来るということでございまして、ぜひこういった形で、大いにPRをしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  
2.

質疑応答

(1)

新日鐵住金株式会社名古屋製鐵所黒煙発生問題について

【記者】  新日鐵住金への要請について、外部の委員若しくはオブザーバーに、県とか市は入るのですか。また、要請する対策の確実な実行については、どのように担保するのですか。 
【知事】  外部の委員、検証組織ということでありますけれども、これはまずは、どういう方が適任なのかということを、これは新日鐵住金さんの方でお考えをいただいて、検討していただきたいというふうに思っております。その上で、県、市がどういう立場になるか、これは、その上で考えていくということだと思いまして、まずは新日鐵住金さんにお考えをいただくということだと思います。
 半年で4回ということでありますから、やはりこれは重大に受けとめていただきましてね。正直、私を含めて県当局は、今回の事案を非常に重大に受けとめております。
 新日鐵住金さんという日本を代表するトップメーカーであり、社会的な信頼がある会社さんが、こうした形で、原因の異なる形での停電事故が4回も起きるというのは、やはり私は、異常ではないかと思います。ですから、こういった形での外部有識者による検証委員会ということについて、明日、強く要請したいと思いますが、そうした形での取組はしていただけるのではないかというふうに思っております。まずは新日鐵住金さんで十分ご検討いただき、速やかにまたご返答がいただけるのではないかと思っております。
 そして、再発防止策云々ですが、これは、まずはですね、電源の2系統化の恒久対策ということでありますが、これはある程度時間が少しかかるということはお聞きいたしておりますが、可能な限り速やかに、これは実施していただきたいというふうに思っております。あとは、どういうふうな形でやるか、それはやはり、まずは新日鐵住金さんで十分にお考えいただき、そして真摯に取り組んでいただきたい。そのことを強く申し上げたいと思っております。
【記者】  この要請は、任意の申し入れであるのか、それとも、県としての指導監督の権限や処分を伴うような行政指導であるのか伺います。 
【知事】  今回の要請につきましては、これは任意のものでございます。今回の、この半年間で4度ということについて、我々は重大に受けとめておりますから、そのことを含めてですね、強く申し入れたいということでございます。
 任意でありますけど、やはり世の中には社会的責任というものがあるわけでありますから、私は、真剣に受けとめていただいて、真摯に取り組んでいただけるものというふうに思っております。 
【記者】  半年の間に4回と、これだけ短期間に集中して事故が起きていることについて、県としては、どうしてこのようなことが起きていると考えていますか。
 また、要請内容の電源の2系統化について、新日鐵住金にこれを求める理由について教えてください。
【知事】  まず電源の2系統化というのは、これは新日鐵さんの方が発表している対策。4回目はちょっと別の要因でしたけれども、1月の2回と6月を受けてですね、早急に電源を2系統化し、1つの電源がショートしても、もう1つの方でしっかりすぐ対応できる、停電事故を起こさないということで発表されたものですから、それをできるだけ早く、これは実行していただきたいということを、改めて強く申し上げたいというふうに思います。
 それから、原因云々につきましては、これはまず当事者である新日鐵さんの方がきちっと検証し解明してですね、そして対策を講じられるということだと思っておりますが、そういったことを客観的に、何が原因でどういうふうになっててどうなんだということについて、この会社自らだけではなくて、やはり第三者の方、専門家、有識者の方に、そこを点検、検証していただいて、その上で、東海市さん始め、地域の住民の皆さん、そして県民の皆さんに十分に説明していただくという意味も込めてですね、第三者のこうした検証委員会をつくってもらいたいということを、強く申し入れるものでございます。明日、しっかり申し入れをさせていただきましてね、早急に対策を講じていただきたいというふうに思っております。
【記者】  委員やオブザーバーの中には、県から人を入れる考えはないですか。
【知事】  そのメンバー云々とか、どういう形にされるのか、まずはそれは、当事者であります新日鐵さんがお考えをいただくということではないかというふうに思います。そして、しかるべき段階で我々の方にご返答がいただけると思いますから、その段階でまた、我々の考え方は申し上げたいと思います。
(2)

日本維新の会と結いの党の新党結成に向けた動き等について

【記者】  昨日、日本維新の会と結いの党が、新党結成に向けた調印式を行いました。橋下市長は、既存政党の枠組みの中では自民党に伍するような勢力はできず、国民の信頼は得られないから、バックボーンの再構築が必要であろうというお考えのようですが、知事はこういった考えに所感はありますか。
 また、日本一愛知の会として、自民党に対する勢力の構築には関わらないということでよろしいのか、お考えをお聞かせください。 
【知事】  日本維新の会と結いの党という形での協議とか、そういったことについては、私も報道で承知するということですから、それ以上のことは特段ありません。
 ただね、やはり政治にしろ何にしろ、いわゆる緊張感というのは大事だと思うんですね。やっぱり政治にも緊張感が必要なので、全くけん制勢力がないワンサイドゲームになりますとね、これは私は、国民、有権者の選択肢という点からすると、余りよろしくないのではないかというふうに思いますね。
 やっぱり会社でもね、健全な会社経営をするためには、健全な労使関係があって、会社側と労働組合側が常にお互いをけん制し合ってといいますか、お互いに率直に、けん制というよりも、胸襟を開いて協議をしてやっていくということは必要だと思うんですね。
 そういう意味では、私の個人的な考えですが、トヨタさんなんかは、やっぱり健全な労使関係のもとで、常に、2月から3月にかけては、日本の春闘をリードする。最後、ベアがどうだとか金額の話ばっかがやはり注目されますけど、それに至るまでは、国際情勢の見方だとか海外への展開のあり方、そして国内での生産のあり方とかそういったこと、ありとあらゆる観点から徹底的な議論をされるんですね。春闘であそこまで全ての論点を議論される労使交渉というのは他にないのではないかと。それがちょっと残念ではないかと私は思いますがね。そういうのがあって初めて、健全な会社運営といいますか、企業運営ができるのではないかというふうに思いますから。
 私は、やはり日本の政治におきましても、そういった緊張関係ができるような、緊張関係を背景とした、国会での論戦ができるという体制を、国民は望んでいるんじゃないかなと思います。そういう中で、橋下さんのところがどういうふうな役割を果たせるのかということは、今後の話じゃないでしょうかね。
 ただ、具体的にこれが、今回はその大部になるのかどうかって、それはわかりませんけどね。ただ、どうなっていくんでしょう。今までの橋下さんの言動からすれば、何となしに、むしろこういうふうに純化路線で、ウイングを広げるというか、小さくなっていくような気がしますけどね。それは今後、橋下さん自身がどう考えられるかということではないでしょうか。
 それとあと、どういうふうにしていくか、やはり、政策と基本理念が一致しないと、そういったものはできないので、そこの絡みを、どう彼らが考えていくのかということではないかと思っておりまして、そこはやはり、私も一人の政治家として、関心を持って見ていきたいなというふうに思っております。
 今の段階で、私がこれ以上といいますか、橋下さんなり何なりのところにコミットする気はありません。現に、しばらくあんまり電話でも話してないしね。橋下さんは橋下さんでお考えがあって、いろんなことをやっていかれるのではないかというふうに思っております。
【記者】  知事ご自身としては、政治姿勢として、自民党に対する対抗勢力を作るということに、重きを置いていらっしゃらないということですか。 
【知事】  いや、そういうことを申し上げているわけではなくて、やはり政治のあり方、ありようといたしましてね、やはり緊張感を持ってやっていくということが必要ではないかというふうには思いますね。だから、それは先ほど来、私が申し上げたとおりなんで、政治に限らずね、企業経営にしたって、やはり緊張関係があって初めて。
 だから、先ほど私、トヨタの例とか春闘の例とか申し上げましたが、そうじゃなくて、日本の企業の場合は、やはりガバナンスをもっと効かせるような法制度、仕組みが必要じゃないかということは、長年言われていますよね。ですから、社外取締役を義務付けしたり監査役を義務付けしたり、いろんなことで。日本の企業の場合、どうしても会社の社員さんが上がってきて、長年やってくるから、会社の経営陣だけが全部そこを仕切っちゃうということで、その人が社長になれば社長がオールマイティーになって、全くけん制が働かないと。そのことによっていろんな不祥事案が出てきたと。そういう反省に基づいて、もっとガバナンスを効かせるべきだという議論が出てきてね、そういう意味での制度改革も随時行われているわけですよね。
 ですから、私は、全ての組織なり全てのものについて、そういった意味でのけん制、緊張関係というのは、やはり必要ではないかというふうには思いますね。ただ、具体的にどうするかは、それは多くの皆さんがやはり真剣に議論して、やっていかれるということではないのかなと思います。
 ただ、今回の維新の会と結いの党の合流がそういった方向に行くのかどうかということについては、私は、それはコメントを控えたいと、特にありませんということを申し上げたいというふうに思います。
(3)

マニフェストの進捗状況等について

【記者】  前回の知事選挙からまもなく3年半になりますが、改めて、現時点でのマニフェストの進捗状況についてお聞かせください。
 また、今現在の知事の再選出馬へのご意向についてお聞かせください。
 さらに、河村市長との連携について、報道では、自民党の支援等を得るためには河村市長との連携を断念せざるを得ないとの指摘も出ていますが、それについての知事のお考えを教えてください。 
【知事】  マニフェストにつきましては、この間も、先月ですかね、こういう状況ですということで、毎年、進捗状況を、その時点時点で修正をし、最新時点のものに合わせて公表し、ご説明をさせていただいております。
 236項目でありましたか、もちろん、もう既に実現したものから、今まだ検討着手したものから、いろいろありますけれども、私自身としては、おおむね順調に取り組み、進んできているのではないかというふうに思っております。引き続き、それについてしっかりとやっていきたいと思いますし、やはり世の中の流れは速いので、あの選挙の後にですね、東日本大震災が起き、日本の復旧復興というのが大きなテーマになりました。それからまた、今は少し収まっておりますが、80円を超える大変な円高もあり、デフレの継続ということもありました。そういったことに対して、産業振興なり、そういったいろんなものについて取組を進めてきたということも事実でありますので、そういったことを、引き続き着実にやっていきたいというふうに思っております。
 それから、来年の2月といいますか、これで3年半ということでありますけれども、前から申し上げておりますように、私は、県民の皆様から負託をいただいたこの任期4年間を、まだまだ任期がありますから、しっかり取り組んでやっていきたいというふうに思っておりまして、来年の話はまだまだ、正直言って、まだちょっと時間が大分あるんじゃないかなというふうに思いますね。ですから、それについては、まずは当面、任期を一生懸命頑張ってやっていくということに尽きると思っております。
 それから、河村さんとは2つありまして、1つは、愛知県と名古屋市が、やっぱりいろんな面でベクトルを一緒にして連携をしてやっていくということは、これは必要ではないでしょうか。これは県民・市民の皆さんが非常に望んでいるということだと思っております。
 やっぱり名古屋市は、押しも押されもせぬ大政令市ですからね、そりゃ歴史と伝統のある大政令市でありますから、やはり名古屋市さんが、この愛知の中心、拠点、都だけではなくて、東海・中部地区の拠点、都として機能しているわけなので、やっぱり名古屋市さんが大いに頑張ってやっていただく。それとベクトルを一緒にしてね、役割分担をしながら連携してやっていくということは、これは当然やっていかなきゃいけないということなので、これは必要だというふうに思っております。
 それともう1つは、河村さんとの友情関係というのは、我々は、政治というのは人のつながりで仕事をやっておりますから、河村さんとの友情関係は、しっかりと変わらずにやっていくということが必要ではないかなというふうに思っておりますし、具体的に河村さんとどうのこうのというような話は、新聞とかで時々見ますけど、直接私が、そういう形で何か言われていることはありませんのでね。そういう意味では、そのことについてはコメントを申し上げる立場にはないのではないかというふうに思ってます。
(4)

来年度予算に係る自民党本部への要望について

【記者】  秋になると来年度予算の編成が進むと思いますが、国の概算要求前に、与党である自民党本部に、知事自身が、県としてお願いに行かれる予定はありますか。
【知事】  毎年恒例ですけど、7月18日、24日で、政府のたくさんの省庁に、県としての重点要望事項の要請を行わせていただきました。それから先週31日は、河川海岸堤防の津波・地震対策の強化ということで、太田国土交通大臣のところには皆さんと一緒に行かせていただきました。この夏の時点での要請は以上ということでございます。
 夏は概算要求で、今のやつをボコッと入れて、あと実際の予算編成は、ご案内のように10月というか11月、12月で詰めていくということですから、それはその段階で、また同じく要請を、機会を捉まえてやっていくということだと思いますし、また今年秋以降、毎年、これで3年連続やっておりました自動車税制についてはね、消費税をどうするかということにも当然絡んできますけれども、自動車取得税を完全に廃止するということが与党税制改正大綱に書いてあるわけなので、それを着実に実現、実行してもらわないかんという形での税制の活動は、今年の秋も、どういうタイミングであるかわかりませんが、やるということになるのではないかと。
 そのときはまた、有志の知事さんにもお声をかけ、もちろん役所だけではなくて、むしろそれは党税調なので、去年、一昨年は自民党、公明党の税調幹部にですね、会長から小委員長の額賀先生とかね、それから幹部の皆さんには個別に、丁寧に要請活動はこれまでもさせていただいておりますし、今年も、それはやらなきゃいけないのかなと思います。
 ただ、消費税がどうなるかというのにも絡みますけど、その段取りはしてかないかんなというふうに思っています。
【記者】  予算編成の時も、同じように与党を訪れるお考えはありますか。
【知事】  それは適宜適切にということじゃないでしょうか。去年もやってますよ。