【知事】 |
日本体育大学との「体育・スポーツ振興に関する協定」の締結についてご報告をいたします。(https://www.pref.aichi.jp/0000077986.html)
愛知県は、国民体育大会におきまして、男女総合成績、女子総合成績とも常に上位に入賞しておりまして、今年の長崎大会では、皇后杯、天皇杯ともに第3位ということでございます。開催県の長崎が1位で、2位が東京で、3位が愛知県ですから、そういうことを言うとあれですが、実質的には第2位ということだと思いますが、東京も何とか敗って、第1位になろうというのを今、合言葉に、頑張っております。そのほかフィギュアスケート、レスリング、ソフトボールなど、世界のトップレベルで活躍する選手も多数輩出しているスポーツ王国でございます。
現在、愛知県では、そうした競技スポーツにおける競技力の向上を図るとともに、県民一人ひとりが、それぞれのライフステージや、興味・関心等に応じまして、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しむことができるよう、学校、地域を挙げて様々な取組を進めております。
特に、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますので、県民のスポーツに対する関心を一層高めていくことが重要でございます。また、愛知県ゆかりのスポーツ選手の育成もしっかりと進めていかなければならないと考えております。
そうした中で、このたび体育・スポーツ及び健康づくりの分野におきまして、それぞれの有する教育資源を有効かつ適切に活用し、一層の発展とさらなる社会貢献を図ることを目的といたしまして、日本体育大学と体育・スポーツ振興に関する包括協定を締結することといたしました。
締結式は12月2日火曜日に、松浪理事長と谷釜学長にお越しをいただきまして、愛知県の公館において行います。
日体大は、1891年の開学以来120年以上の歴史がありまして、世界レベルで活躍する優れたアスリートや指導者を始めとする多彩な人材を輩出しており、最も多くのオリンピアンを送り出している大学でもございます。
オリンピアンを始めトップアスリートや指導者の派遣などを通じまして、愛知の子どもたちがスポーツへの興味・関心を高めることで、体力の向上に繋がることはもちろん、東京オリンピック・パラリンピックを見据えた選手の育成強化にも効果を上げることができると期待いたしております。
ということでございまして、日体大の理事長が松浪健四郎さんでありまして、国会議員時代から大変親しくしております。そういうところから含めまして、松浪さんは非常に精力的に活躍、活動されておりますが、過日、私が東京に行った際、松浪さんがたまに日体大にも顔を見せてよとか、見に来てよというような話もありましたので、駒沢の公園、競技場のすぐ隣でありますけど、久方ぶりにあちらの方に行きまして、お会いさせていただいたところ、話が盛り上がって、日体大として愛知県のスポーツ振興、そういったものに協力したいというお話をいただいたものですから、それはいいねという話で、こういった形の包括協定という形で結ばせていただくことにさせていただきました。
どういう内容かといいますと、資料をご覧いただきたいと思いますけれども、学校・施設における教育・研究及び課外活動に関すること、教職員の交流又は指導員の派遣に関すること、学生生徒に関すること、行事・イベント、施設の利用などということで、具体的には推進協議会というものをつくりまして、両者で協議をしながら進めていくことになりますが、特に日体大にオリンピックの出場者、オリンピアン、それからメダリストがたくさんおられますし、第一級のスポーツ選手がおられますから、そういった方々の講師、指導者とか選手も含めて、いっぱい派遣をしてもらったらいいのではないかと思っております。そういったことをまずは期待したいなと思っております。
ちなみに、日体大出身のオリンピック出場者は、ロンドン大会が23名、北京大会26名、アテネ大会22名ということでございまして、北島康介さんとか内村航平さん、谷亮子さんもそうですね。谷さんは大学院ですね。大変有名でございます。その他競泳とか、それからまた女子サッカーの丸山桂里奈さん、川澄奈穂美さんとかも日体大ということだそうでございます。大いに期待したいと思います。
また、あわせまして、愛知県内にも体育、スポーツ系の学問を有する大学は幾つかありますので、そうした大学とも協定を結び、連携していくということも、当然、今後検討していきたいと思っております。並行的に検討していきたいと思っております。
そういう形で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックという大きな目標もありますから、それに向けて愛知のスポーツ力をさらに高めていきたいと思っておりますし、そして2020年、世界のひのき舞台に立てる選手を一人でも多く養成できたら、こんなにうれしいことはないのではないかと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
|