【記者】 |
東京五輪に関して、愛知県はセーリング、野球・ソフトボール、サッカーの開催候補地にあがっていると思いますが、それ以外に、知事として招致を検討されている競技はあるのでしょうか。 |
【知事】 |
いや、今のところは特にないですね。今言われた野球、ソフトは開催国枠だから、決まるのは来年ですからね。9月ぐらいに開催国としての提案を決めるということだそうですので、それは見守りながら。もちろん我々は応援団ですから、しっかり応援していきたいと思っております。
ヨット、セーリングにつきましては、我々の方から、我々の事業計画といったものもプレゼンテーションさせていただいておりますので、それを受けて、今、色々競技面を中心に検討していただいているのではないかと思っております。 |
【記者】 |
愛知県は1988年のソウル五輪のときの招致に失敗されていますが、知事として、当時の思い出や記憶があればお聞かせください。また、それを踏まえて、県内でオリンピック競技が開催される意義とかメリットがあれば教えてください。 |
【知事】 |
名古屋五輪の誘致活動につきましては、大分昔のことでもありますし、私も学生でしたからね。テレビ見てて、ああそうか負けたんだというふうに見てたということぐらいですね。
色々なことを言われる方がおられると思いますが、後で検証すれば、とても誘致活動、招致活動の体をなしていなかったんではないかということを、皆さん書いておられますでしょう。まさにそれに尽きるのではないでしょうか。
それをあまり引っ張っても、もうはるか昔の、何かかすみがかかったような昔の話じゃないかなと。私なんかの世代の人は、みんなそう思っているのではないでしょうか。
当時のことを検証すれば、韓国は、ソウルオリンピックの誘致に国を挙げて、国家戦略として頑張っていた。こちらは、とにかく日本が手を挙げればいけるだろうという感じで、そういった詰めたことをやってなかった。何かフワーッとして、本来やるべき活動をやってなかったと、検証すればそうなってますよね。現にそのとおりだと思いますから。そういったことをあまり引きずっても、引っ張ってもね、というか思い起こしてもしようがないのかなと。私の世代は学生ですから、ああそうですかという感じでテレビを見てたぐらいのことなので。あまり大した感慨もありませんね。
そういう意味では、一つずつ、目の前にある課題にしっかりトライをしていくということだと思っております。東京オリンピック・パラリンピックは、やはり、日本全体、オールジャパンで応援していくことだと思ってますから、我々としては、この夢のプロジェクトをしっかり応援する、支援するということ、そのお手伝いをさせていただくということに尽きると思っております。
競技が一部でもこちらの方に来ていただければ、わざわざ東京に見に行かなくても、こちらで一部でも実際に目の当たりにできるということは、計り知れない広がりを持つのではないでしょうか。そういう意味では、我々としては真摯な気持ちでお手伝いしたいという気持ちで対応していきたいと思っています。
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