【記者】 |
田原市が2020年東京オリンピックのサーフィン競技の招致を行う方向だと、先日一部報道にありましたが、その真意はどうですか。 |
【知事】 |
田原市さんからそういう御要望があるということは聞いておりまして、近々、田原の市長さん始め関係の皆さんが私のところに御要請に来られるともお聞きいたしております。よくよくお話をお聞きして、対応を検討していきたいと思っております。
そういう話があるので、色々な関係方面にお伺いをしたり、情報を集めたり、それからオリンピックの組織委員会とか色々なところの意向など話を聞いておりますけれども、正直言って、今は、まだ、全くこれからということです。
そもそも種目については、来年の8月のリオオリンピックのときに正式に追加の種目が決まる。場所、会場が決まるのはその後だとお聞きをいたしておりますので、いずれにしても、そういった状況をにらみながら、田原市さんのご要請をお聞きして、対応を進めていきたいと思っています。
最終的にこれは誰が決めて、何が決め手になるのかということについて申し上げますと、これは、IF、インターナショナル・フェデレーションズという、IOCの下にある各種目の国際競技連盟ですね。そこの競技の責任者の方が視察に来て、ここがいいと、ここだということを決められると聞いています。サーフィンですから、いい波があるかどうかということが一番。アクセスとか色々あるのでしょうけれども、一番の決め手になるのでしょう、波が小さいところは無理だと聞いていますけどね。
そういうことからいたしますと、渥美半島の赤羽根の港のちょっとこちら側のところ、太平洋ロングビーチですね。あそこは非常に波がいいし、サーフィンの国際大会もやっているし、非常に評価が高い。競技会場としては非常に評価が高いとは聞いております。そういったことも踏まえて、田原市さんの御要請をいただいた上で、オリンピック組織委員会などにどういうふうに対応していくか、しっかりと検討していきたいと思っています。 |
【記者】 |
田原市が、2020年東京オリンピックのサーフィン競技の招致に関して、近々、県に要望するとのことですが、知事としては、前向きに田原市の動きを後押ししていくということですか。 |
【知事】 |
正式にご要請をいただいていませんから、正式にいただいた上で、我々としては、田原市さんといいますか、愛知県にこういういいサーフィンのスポットがあるというのは事実でありますからね。田原市だけがそういう形で紙をつくって持ってくるということではなくて、実際は、サーフィンの関係者から、いい波があるじゃないかと、いい場所があるじゃないかということなので、手を挙げていこうよと。それとまた、オリンピックの会場が、渥美半島に決まればあれですが、そうでなくても、例えばオリンピックの時に色々な合宿をやったりとか何とかで、そういう協力ができるのであれば協力していこうとか、色々な形があろうかと思います。田原市さんから御要請いただければ、我々としては渥美半島の太平洋ロングビーチが非常にいいサーフィンのスポットだということのアピールも含めて、これはオリンピック組織委員会などに対して前向きにしっかりと、県としても要請をしていくという形で対応していければと思っております。 |