【記者】 |
ダイコーに関して、廃棄物の撤去は少しずつ進んでいると思いますが、撤去が完了するめどはありますか。 |
【知事】 |
めどはちょっと、まだ全部という、そのめどは立っておりません。
ですから、我々としては一刻も早くということで、回収を促していくということを引き続きやっていくということでございます。 |
【記者】 |
現場では、県職員が毎日巡回しているということですが、大分暖かくなって気温も上がってきています。食品なので、何かその影響はありますか。 |
【知事】 |
やはり食品といいますか、そういったものですから、当然、もう3月でも、だんだん暖かくなれば、当然、腐敗というか、そういった形も出てこようかと思います。そうした状況は、しっかりと注視をし、把握をしていきたいと思っておりますし、引き続き、その撤去を関係者に促していきたいと思っています。 |
【記者】 |
仮定の話ではありますが、最終的にダイコーが廃棄物の撤去を完了することができなかった場合、撤去は県が行うことになるのですか。 |
【知事】 |
それはあれですね、そのままというわけにいかないでしょうね、それはね。そのままというわけにいかないので、いずれは、どういう形にするかは判断しなければいけないのではないかと思います。 |
【記者】 |
県の予算を使って廃棄物を撤去することも検討するということですか。 |
【知事】 |
先程の質問にもありましたが、仮定の話のお答えは控えた方がいいと思いますけれども、では誰がやるのかという話になったときに、誰もやる人がいないということになったときに、どうするかということについては、その会社とか倉庫がある地元の市町村ともよく相談をしながら、全くそのままほったらかしにするかということにはならないと思いますので、そこのところは、よく協議をしていきたいと思っております。 |
【記者】 |
一部報道で、壱番屋がダイコーに対して残飯の処理を無理強いしたとありましたが、県はどのように把握していますか。 |
【知事】 |
無理強いしていたということは、我々は把握をしておりません。ですから、先程申し上げたように、1月に立入調査をしたときに、壱番屋さんから食堂の残さ、社員食堂から発生する残飯について、これもダイコーに処理委託していたということを県の職員が聞いたものですから、ビーフカツ云々のものは、これは製造過程において出る産業廃棄物ですが、食堂から出る残飯は一般廃棄物になるので、それは一般廃棄物を処理する業者に委託していかなくてはいけませんよという話を指摘したところ、その後、1月22日の廃棄物処理法第18条に基づく報告で、食堂からの残飯は県からの指摘以降、一般廃棄物として適正に処理をしておりますという報告があったと、それだけです。我々県との関係はそれ以上でも以下でもないということですので、その実態がどうだったかということについては、我々が把握していることではありません。
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