【記者】 |
ダイコーの問題について、17日火曜日がダイコーの産業廃棄物の撤去の期限となっていますが、多くの事業者が回収を進めている中とはいえ、それでもまだ多くの廃棄物が残されています。その点について知事はどうお考えですか。 |
【知事】 |
先程申し上げましたように、私どもとしてはこの廃棄物の回収処理を最優先にしたいということでございますので、引き続き、ダイコーはもちろんですが、排出事業者に対しまして、一日も早い、一刻も早い回収処理を強く促していきたいと思っております。引き続き、現場の状況を、これは毎日巡回確認をしておりますが、チェックをしながら、回収処理を促していきたいということでございます。
明日がその改善命令の履行期限でありますが、御案内のように、ダイコーという会社自体がもう現段階で、基本的にはそういう社としての対応能力が実態上失われているという状況でありますので、そういう意味では、我々は、ダイコーはもちろんですが、排出物の責任を負う排出事業者に対して、しっかりと回収処理を引き続き促していきたいと思います。 |
【記者】 |
ダイコーが県の改善命令の期限を迎えた後は、ダイコーに対する愛知県としての対応は変わりますか。 |
【知事】 |
明日、一つの、17日という日を迎えますが、それはそれとして、我々としては、引き続き回収処理を促していく、引き続き我々の対応は、今のこの基本姿勢で進めていきたいと思っております。ですから、その後どうするかは、またよくよくその状況を踏まえながら判断をしていきたいと思っておりますが、当面は、まずはこの回収を最優先にしていくということでやっていきたいと思っております。 |
【記者】 |
ダイコーの問題について、廃棄物の撤去を最優先で進めるということは、明日、改善命令の期限を迎えるダイコーへの処分等は考えず、撤去を進めていくということですか。 |
【知事】 |
そういうことです。要はですね、率直に申し上げて、許可の取り消しうんぬんといっても、御案内のように三重県、岐阜県さんが、いわゆる最終処分ではなくて、運送の方の許可を取り消しました。そうすると結局、欠格事由になって、いずれかは我々も取り消さざるを得ないということになるのですけれども、はっきり言って、私は1か月ぐらい前にそういうことになったときも申し上げました。形だけね、役所というのはすぐ形だけとろうとするから。今回の三重県、岐阜県の対応がまさにそうだと思いますよ、はっきり言って。だけど、そういう形だけとったってしようがないので、我々としては、あくまでも廃棄物、そこに、現に積まれているものを少しでも減らしたいと、少しでも減らしていくと。それで、周辺にお住いの県民、市民の皆さんの生活の安全を確保するということが、我々の第一義のことでありますから、当面はそういったものにこだわらずに、回収を最優先にしていくということでございます。
ですから、この1週間でまた2社かな、処理困難通知書が70社から72社になったので、まだ少しずつ分かってきているわけですよ。分かったところへ処理困難通知書を出させて、そうするとそこの排出事業者にその回収責任が法的に成立しますので、そういった形で回収を促していくと。それを最優先にやりたいと思っています。
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