【記者】 |
伊勢志摩サミットに関連して、知事は先週、アウトリーチ国のアジア5か国の首脳に第20回アジア競技大会招致の協力の要請をしていきたいとのことで、歓迎レセプションではなく、個別に首脳に会う機会を設けたいとのことでしたが、その後、各国との調整はどのようになっていますか。
また、アウトリーチ国の首脳は、27日、アウトリーチ会合を終えられた後に名古屋へ戻られますが、県として、27日の午後に、アウトリーチ国の首脳に対して、県内のおもてなしツアーなどを開催する計画や要請はありますか。 |
【知事】 |
アウトリーチ国の皆さんは27日にまた帰ってこられて、多くの方が28日に安倍総理との会談、バイの会談をやるということで調整しているようでございまして、私どももその合間を縫ってといいますかね、会談、面談を個別にバイで申し込みをさせていただいておりますし、向こうからもお話があったところもありまして、一部入ってきているのもありますけれども、なかなか首脳の日程ですから、やはり直前までは、相手がありますので発表しないということが通例なものですから、そこは御容赦いただければと思います。もちろん取材をしていただけるようにまた情報提供はしっかりやっていきますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
それから、視察等々につきましては、首脳の配偶者の皆さんには視察をしていただくということも組んでおりますが、トップの首脳の皆さんにも、是非是非こういう形でいろいろなところを視察をということで御提案させていただいておりますが、そこの日程はまだまだこれからということですかね。やはりホテルを出て外に行ってということになりますと、それはある程度まとまった時間がないといけないので、ひょっとしたら多分、27日はこちらまで帰ってくるとほぼ夕方になってしまうのではないですか、きっと。ですから、あまり27日は時間的には難しいのかなという感じはしますけどね。
その後、27日もレセプションとかするのかという話ですが、これは、そういう御希望とかお声があれば開催してもいいと思いますが、あとは経済界の皆さんともよく相談しながら。それはいかようにでも対応できるように準備はいたしておりますので、そういった形になればぱっとやるということになろうかと思います。 |
【記者】 |
歓迎レセプションで提供する「なごやめし」のメニューが決まっていれば、教えてください。 |
【知事】 |
「なごやめし」は、手羽先、きしめん。みそ串カツぐらいあるのか。天むすぐらいあるのか。大体私が言ったようなものはあると思うけどね、きっと。ひつまぶしもあるのかな。
大体主立ったものはそろえて、ブースをつくって並べておくということになろうかと思いますが、名古屋観光ホテルさんですからね、そこら辺は手慣れていると思いますので、そういった形で提供できればと思っています。 |
【記者】 |
伊勢志摩サミットを直前に控え、期待や狙いなど、知事の率直な感想をお願いします。 |
【知事】 |
やはり8年に1回アジアで唯一行われるG7サミットでありますし、アメリカ大統領始め各国首脳、先進各国首脳が全部集まるということでありますから、その発信力、注目力というのは大変大きいものがあると思います。ですから、是非、この地、この中部・東海、そしてまた伊勢志摩の地から大いに世界に向かって、まずはこの日本、そして伊勢志摩、この東海地域を大いに、中部地域を大いに発信していただければと思っております。
その上で、これまで各国の、G7の閣僚会合をずっと積み重ねてこられましたが、やはり一つは、このサミットというのは経済サミットですから。もともと1975年に経済で始まったと、5か国G5で始まったという経緯がありますけど。ですから今、国際経済の動向がなかなかちょっとセンシティブな、微妙なところになってきていますから、そういった面でできるだけ認識を一にして、そういった経済の安定化、そして経済成長、そうしたことに向けてG7先進国が共通認識で前に向いて発信していくということを是非期待したいと思っております。その上で、貧困対策とかテロだとかそういったことも含めた国際社会全体の連携、連帯が大いに発信できればありがたいのではないかと思っております。
その上で、私どもこの愛知、名古屋については中部空港のゲートウェイ、それからアウトリーチ国、国際機関の皆さんがこちらに来られる、泊まられる、そしてオバマ大統領の広島訪問について安倍総理も行くということなので、期せずしてアウトリーチ国とのバイ会談の場がこの名古屋ということになりそうでございますので、そういう意味では大いにこの愛知・名古屋も注目を集めると思います。我々としてもしっかりと受け入れ、歓迎・おもてなしと警備、セキュリティーをきちっとやって、万全の体制でこのサミットが成功できるように臨みたいと思っておりますし、一つでも二つでもこの愛知・名古屋からやはり情報が発信できるように、我々としても取り組んでいきたいと思っております。
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