【知事】 |
おはようございます。6月6日月曜日の午前10時、定例記者会見を始めさせていただきます。
6月となりました。梅雨入りもいたしましたのでね、東海地方。今日はちょっと晴れておりますが、これから水の出る季節なので、またいろいろな面で気をつけていかなければと思っております。
さて、交通安全でございます。
交通死亡事故多発警報については、6月1日の水曜日に今年2回目となる警報を発令いたしました。5月22日から31日までの10日間で10人もの方が交通事故で亡くなられたということで、「10日間の死者数が10人以上」となるというのがこの警報の発令基準でありますので、6月1日に6月10日までの10日間の警報を発令させていただきました。
また、発令後の5日間での5人を含めまして、昨日までに77人の尊い命が交通事故の犠牲となっておりまして、交通事故死者数もとうとう5月末に、今まで茨城県がワースト1位でありましたがそれに並び、また全国ワースト1位ということになってしまいました。昨日現在で愛知県の交通死亡事故死者数は77人、ワースト2位の茨城県が73人、第3位の千葉県が69人と、こういうことでございまして、大変残念な状況でございます。厳しい事故情勢ということでありますので、私ども、この交通死亡事故多発警報を発令して、交通安全に引き続き更に取り組んでいきたいと思っております。
この警報の発令を受けまして愛知県警察では、交通死亡事故が多発している警察署を中心に警察本部からの応援として警察官を派遣し、交通指導の取締り等を強化しております。
また、県では啓発キャンペーンを積極的に実施しておりまして、市町村でも広報車等を活用した街頭の広報活動強化、団体、鉄道事業者は、事業者への広報、車内広報、啓発といった活動に取り組んでいただいております。引き続き交通安全に取り組んでいきたいと思います。
なお、これまでの死亡事故の特徴としては、65歳以上の高齢者が全死者数の6割を占めているということ、歩行者が31人で最多、横断中が21人で最多、昼間が28人で最多、西三河が22人で最多ということでございまして、気をつけていただきたいと思います。
また、5月中の特徴は、高齢者が多く、自宅付近で事故死をしている、自宅から1キロ以内で事故に遭っている方が多いということでございまして、慣れた道でこそ気をつけていただきたいということをお願いしたいと思っております。
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