知事の記者会見
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令和3年10月11日(月) 午前10時

1 知事発言
 それでは、10月11日月曜日午前10時ですね、定例会見を始めさせていただきます。
 まず、今日の発表事項は1点でございまして、お手元の資料を御覧をいただき、お聞きいただければと思います。

(1)エシカル消費普及啓発のための県独自のロゴマーク及びイメージ動画の受賞作品の決定について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kenminseikatsu/rogodogaaward.html)

 エシカル消費普及啓発のための県独自のロゴマーク及びイメージ動画の受賞作品の決定についてであります。
 愛知県では、持続可能な社会の実現に向けて、人や社会、環境に配慮した商品を選んで消費する「エシカル消費」の理念を、広く県民の皆様に普及する取組を進めております。
 「エシカル消費」とは、授産施設などで作られた商品の購入や、コロナ禍により打撃を受けている事業者・生産者の商品の購入、フェアトレード商品やエコ商品、被災地産品の購入、地産地消など、人や社会、環境に配慮した消費行動のこと、ということですね。「エシカル」というのは、英語で「倫理的」という意味でありまして、倫理的な消費でありまして、人、社会、環境に配慮した商品やサービスを選んで消費することということで、価格、品質、安全性に並ぶ、新たな商品選択の尺度と言われている、そういうものということでございます。
 この「エシカル消費」を進めようということで、この一環として、5月25日から8月20日まで、県独自の「ロゴマーク」のデザインと、エシカル消費の「イメージ動画」を募集したところ、全国の皆様から、「ロゴマーク」294点、「イメージ動画」46本の作品が寄せられました。応募いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
 この度、外部委員を含む選考委員会での審査を経まして、「ロゴマーク」の最優秀賞1点、そして「イメージ動画」の入賞10本を決定をいたしました。
 ロゴマーク及びイメージ動画の受賞者につきましては、11月7日の日曜日に名古屋市中区のナディアパークで開催するエシカル消費普及啓発イベント「エシカル×あいちフェスタ」において、私から表彰し、賞状と副賞の商品券を贈呈をいたします。
 なお、決定をした「ロゴマーク」は、本県独自のエシカル消費のロゴマークとして、県が制作する啓発誌やちらしなどの印刷物、Webページ、啓発グッズなどに使用をいたします。
 また、「イメージ動画」は、県・市町村等が主催する啓発イベントでの上映や、県のWebページ、「エシカル×あいち」YouTube公式チャンネル上などで公開をいたします。
 いずれも、様々な場面で効果的に活用し、エシカル消費の一層の普及啓発に努めてまいります。
 ということでございまして、これが「エシカル×あいちフェスタ」、11月7日のちらしということでございますね。
 この日はですね、エシカルトークライブということで、「シェ・シバタ」オーナーシェフの柴田武(しばたたけし)氏をゲストにお迎えして、原田さとみさんとのセットでのエシカルトークライブを行っていただくということとか、エシカルファッションショーやエシカル商品の展示・販売などを行うということでありまして、またここに是非お越しをいただければと思います。そこでもってね、私から「エシカルあいち宣言」としてメッセージを発出をしたいということで、広く発信をしたいと思います。
 ここで、11月7日にですね、表彰式を開催させていただき、PRをしたいというふうに思っております。
 お手元の資料にありますようにですね、まず受賞作品の「ロゴマーク」でございますが、「エシカル×あいち」ということでございまして。ここに書いてありますようにですね、「エシカル×あいち」、このロゴマークでございます。これはですね、三つポイントがあり、一つは、エシカル消費の三つの分類を視覚化して取り入れたということで、エシカルという言葉から想像しやすい木のモチーフでそれらを表したと。消費の違いを図形とホームページに載っている3色で表したということでございます。そして二つ目のポイントは、買物かごですね、買物かご。消費についてのロゴだと分かるように、買物かごの中にこうした木の、三つのね、こういう色の違うものが入っているということ。それから三つ目は、一筆書きで描いたということで、自分の行動が世界中の自然環境や人々とつながっていることを表したということでございます。
 大阪のですね、山下さんという方ですね。本当にありがとうございます。素晴らしいデザインだなと思いますね。
 また、是非こうしてアピールをしていきたいと思います。
 そして、資料のですね、2ページ、3ページが、これは「(イメージ)動画」でございまして。応募された46本のうち10本の動画で作りまして。「イメージ動画」はですね、入賞作品10作品を1本に、一つにつないで8分48秒、9分弱にしてですね、県や市町村が主催するイベントや、Webページ、YouTubeチャンネルなどで、ネットで公開をして見ていただくということでございます。
 これまた、もう今日、朝からアップしてありますので、また是非ここで御覧ください。
 9分ですけどね、10本それぞれ内容が違うものをつなぎ合わせてあります。いろいろなイベントで、ざっと背景でかけ流しするというような感じですかね。そういう形でやっていくということでございます。
 ちなみにですね、ちょっと補足しますと、この「エシカルあいち」のですね、(ロゴマークの)デザインは、ピンクが人・社会、黄色が地域、そして緑が環境ということを表していると。人や社会、それから地域、環境と三つのね、「エシカル消費」の三つの分類を表しているということでございます。それを買物かごに入れて、一筆書きということですね。
 今回はですね、全部で、「ロゴマーク」294点、「イメージ動画」46本の応募をいただきましたが、愛知県内の高校、大学、専門学校などにも広く呼び掛けたことで、10代以下の応募が5割以上ということでありましてね、本当に有り難いことでございました。そうしたことでまたこのエシカル消費を大いに盛り上げていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 これがまず第1点でございます。

(2)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 続きましてですね、今日の感染症の状況は今日の午後申し上げますが、昨日までといいますか、今朝の時点での状況を御報告をいたします。
 まずはですね、お手元の資料ですが、年代別は70代以上が3.4パーセント、(感染)経路不明が48.7パーセント。そして、重症・中等症の方の割合5.0パーセント。そして、検査件数はですね、10月の2・3(日)の土日まで入りました。大分やっぱり減ってきました。その前の週はですね、大体3,000件から4,000件、一番多いときで5,000件ぐらいありますけれども、それでも大分減ってきているということでございます。
 それから、入院患者さんの状況です。金土日、3日分の変化を補足して申し上げます。
 金曜日の発表というのは、木曜日の夜の時点でありましたが、前回発表が、入院の195人が、この3日間でですね、昨日の夜の時点、今朝の時点で40人減って155、155。3日間で40人減って155。そして、コロナ以外の入院者は2人で変わりませんので、同じくですね。コロナ病床も193から40人減って153、153。153で、病床使用率は8.9パーセント。そして、重症の方がですね、18人から2人減って16人でありますので、病床使用率は8.7パーセントということで、両方とも大分減りましたですね。重症の方も16人というところまで減ってきております。
 そして、施設入所ですね。施設入所が、3日間で113人から30人減って83、83ということでございます。大分減りましたですね。
 それから、自宅療養の方が、511から161人減って350、350ということであります。
 この間ですね、3日間で2人が亡くなっておりまして、死亡者が1,146。
 そして、重症者の年齢別の内訳は、その真ん中の表でございます。
 それから、愛知病院が22人から1人増えて23、23ですね。3日間で1人増えたということですかね。
 そして、名古屋市内の入院はですね、70人から26人減って44人、44人でございます。大分減りましたですね。
 それから、クラスターは一つ終息をいたしまして、右から二つ目の表、10U、10U、名古屋市の医療機関18人が終息をいたしました。ですから、終息をしていないのはあと五つということで、大分クラスターも減ってきましたということですね。やはり相当落ち着いてきているということだと思っております。
 ということで、今日の指標は、今日午後に申し上げますが、昨日の夜というか今日の午前中、現時点でですね、新規陽性者が昨日は34人でありましたので、新規陽性者が7日間平均で48.0となりまして、ステージの1となりました。ステージ1となりました。これは7月6日以来、3か月ぶりですね、ステージ1。それから入院患者さん(の7日間平均)も、これも昨日時点で202.1で、ステージの1。重症の方(の7日間平均)も18.6で、ステージの1。高齢者(の7日間平均)もステージの1。全てステージの1にそろったということでございます。
 ということでございますので、今後17日までというふうに言っております、私どものですね、厳重警戒宣言をどういうふうにしていくかということについては、よくよく週半ばまでの数値を見ながらですね、今週末までには判断をしていきたい。今週後半には判断をしていきたいというふうに考えております。よろしくお願いをいたします。
 なおですね、8日金曜日の夕刻5時にですね、内閣官房から連絡がありまして、愛知県で12月実施の大規模イベントである音楽コンサートは、国の技術実証に正式に採択しましたという連絡がありましたということでございます。ということで、しっかりとやっていければというふうに思っております。
 なお、昨日時点のですね、人口10万人当たりの新規陽性者、直近1週間の数値は、愛知県は15番目ということになっております。これも大分落ち着いてきたかなということですね。ということでございます。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 今週半ばにも判断されるという愛知県厳重警戒措置の次の措置ですが、今、感染状況が大分落ち着いてきているということで、飲食店のお酒とか時短営業は、規制を全面解除するような可能性はありますか。
【知事】 そこをどうするかですね。多分一番そこが関わるところだと思いますのでね。ということなので、そこをよくよく、この数値・状況を見ながらですね、判断をしていきたいというふうに思っております。
 ただですね、数値は落ちてきましたが、じゃあ完全にこれでコロナのウイルスがなくなるかといったら、そんなことはないのでですね。必ずこの秋冬にリバウンドはあると想定せざるを得ない。今、一時、小康状態であってもですね、ここを全部規制なしということにしてですね、本当にいいかということは、考えなければいけないのかなというふうに思います。
 ワクチン接種が大分進んできたといいながら、まだ若い方ですね、40歳未満、10代、20代、30代の方では、まだ2回打った方は5割届くか届かないか。多分、愛知県は、県の大規模会場(での接種)と職場接種が相当進んでいるので、まあ5割は超えているとは思いますが、それでも5割。じゃあ6割いっているかって、いっていませんね。国民の8割を超えたシンガポールでもあれだけ増えているということなので、やはりそこのところは、感染防止対策を引き続きしっかりやっていただくというメッセージは、発出をしていかなければならないわけです。
 ですから、そこのところで、じゃあ全て解除にして、感染防止対策をやってくれと言ってですね、県民の皆様にそこがちゃんと届くかどうかというのは、非常に危惧(きぐ)するところですね。ですから、そこをちょっと、よくよく判断をしていきたいというふうに思っております。
 ですから、もう少し数字を見たいと。もう少し数字を見たいというふうに思っております。今週も、今日は月曜日なので多分新規の陽性者の数はそんなに多くないのではないのかなとは思いますが、明日以降ですね、火曜日、水曜日がどうなるかということは、やっぱりよくよく注視をしていかなければならないのではないかなと思いますね。先週が私は本当に底ではないかと思いますね。これ以上下がるのかという感じはしないでもないということなので、もうしばらく数値をですね、見ていきたいというふうに思っています。

【質問】 新型コロナウイルスに関連してですが、LOVEあいちキャンペーンなどの観光消費喚起事業が先週金曜から始まりました。この土日を挟んで、弊社の取材でも、かなり旅行会社にも問合せがあったと聞いています。既に反響があったのかなど、知事の受け止めをお願いします。
【知事】 やはり緊急事態宣言が解除になった10月以降ですね、1・2・3(日)、すぐ週末が来て、また、昨日までで2回目の週末ということでありまして、非常に気候も良い、むしろ暑いぐらいの良い天気だということでありますのでね。そういう意味では、ようやく収まってきたという感があって、ワクチンも、特に高齢者の方や50代以上は、もう大体8割以上打っているということなどなどでですね、やはり長期間、遠くまで行くというのはちょっとまだはばかられるけど、近場ならいいかということではないでしょうかね。
 なので、県民の皆様の県内旅行をですね、後押しするという形のことについては、相当、皆様から良い反響というか、そうした反応をいただいているんではないかというふうに思っております。
 何度も申し上げておりますが、感染症なんで、必ず減るときは減ってきますけども、やはりこの秋冬に向かってまた感染が再拡大する局面も来ようかと思います。なので、増えたり減ったり増えたり減ったりをしながらですね、だんだんだんだんこう、ワクチンと免疫ができて収まっていくはずなんですね。
 なので、収まっているときは、やはり消費喚起・需要喚起といったことはね、やっぱりやっていかなきゃいけないんではないかなと思います。感染防止と社会経済活動を回していく。この二つをね、しっかり両立させていくということをね、引き続きやっていきたいというふうに思っております。
 ですから、近場で県民の方に県内旅行に、それも、いつも一緒にいる御家族なりそういった方々と、そんな大人数じゃなくてね、行って、そんな大人数での大宴会ではなくて、個別に会食をしながら、感染防止対策をしっかりやってということであれば、リスクは非常に低く抑えられると思いますので、そういった面でですね、工夫をしていただきながら、(感染症が)収まっているこのときにね、やはり社会活動、経済活動をね、回していければ、そういうふうに思っています。