知事の記者会見
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令和3年12月6日(月) 午前10時

1 知事発言
 皆様おはようございます。12月6日月曜日午前10時、定例会見を始めさせていただきます。

(1)「ジブリパークのある愛知」ロゴマークについて
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/ghibli-park/logo2021.html)

 まずはですね、ジブリの話題でございます。「ジブリパークのある愛知」のロゴマークを発表いたします。
 来年秋に開園を予定しておりますジブリパークにつきまして、周辺市町や地元商工関係者の皆様から「ジブリパークの開園を楽しみにしているが、地元関係者も利用できるようなPRグッズを作れないか」というお問合せを頂くことが増えております。
 そこで、今年7月に、スタジオジブリの鈴木(敏夫)(すずきとしお)プロデューサーが「ジブリの大博覧会」の開会式に出席するために愛知県美術館に来られた際に、私から直接ですね、鈴木さんに、「ジブリパークを応援している方々に広く利用していただけるロゴマークのようなものを作っていただけないか」ということをお願いをしたところですね、鈴木プロデューサーからは、二つ返事で快く御了承いただき、この度、直筆で「ジブリパークのある愛知」と書いた、縦・横2種類のロゴマークを作成してもらうことができました。
 他ならぬジブリパークの応援に利用するものだから、ということで、今回のロゴマークでは特別に、スタジオジブリの人気キャラクターである「マックロクロスケ」も入れていただいて、ジブリらしい、非常に素晴らしいロゴマークとなっております。
 行政関係者のみならず、県産品を扱う県農商工関係者や観光事業者の皆様などに広く御利用いただいて、本県の特産品や観光スポットなどのPRに大いに役立てていただきたいと考えておりまして、ロゴマークの利用料は無料としております。
 ただし、御利用いただく際は、本県が作成した取扱要綱に基づいて、所定の利用許諾手続を踏んだ上で、御利用いただくこととしておりまして、明日12月7日から受付を開始をいたします。
 主な利用用途としては、出版物への掲載のほか、県産品を販売する際に使用する包装やのぼり、啓発用グッズとして使用する缶バッジやピンバッジなどを想定しております。
 ということで、これが「ジブリパークのある愛知」のですね、横版と縦版ということで二つ作らせていただきました。二つね、鈴木さんに書いていただきました。横のもの、縦のもの、それぞれに「マックロクロスケ」を付けてございますので、何となしにといいますか、ジブリだなというのは、これで一目で分かるということではないかというふうに思っております。
 (背景)色は、特にこの色というのは決めておりませんので、それぞれ、例えば包装紙が元々こういう色だったとかね、このちらしとかビラの背景の色はこうだったというのに付けていただいても結構でございますし、あんまりイメージと違うものということになるとちょっとあれですが、そこはお任せをしたいというふうに思っております。
 いずれにしてもですね、「ジブリパークのある愛知」ということで、いろんな場面でね、私どもも使わせていただき、PRをしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 このロゴマークを幅広く活用していただくことで、ジブリパークを愛知県全体で盛り上げるとともに、ジブリパークのオープンにより更にパワーアップする本県の魅力を、県内外に広く発信してまいりたいと考えております。
 ということで、例えば長久手市なら、長久手市の何とかかんとかとにあって、最後に「ジブリパークのある愛知」ということで今のやつをぽんと載せていただくということだけで、大分インパクトが違うんではないかというふうには思いますね。ということでございます。
 ということで、資料が、今私が申し上げたことでございます。
 それから裏面、2ページは鈴木敏夫さんの略歴でございまして。ロゴマークをですね、使用したいという方は、応募をしていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 もう幾つか問合せはあるのかな。まだない。そうか、今日発表しただけだからな。今日からということですね。ということでございます。
 これまで鈴木プロデューサーにはですね、本県のロゴマークとして、県政150周年記念のですね、「かたつむり」と「鳥」の2種類のロゴマーク、「あいちゅん」と「いこまいまい」。それから150周年のPRポスターとして「愛つなぐ。知ひらく。」というキャッチフレーズも揮毫(きごう)をいただいております。
 また、他の自治体ではですね、「三鷹の森ジブリ美術館」の開館を記念してですね、地元の東京都小金井市の「こきんちゃん」とかですね、三鷹市の「Poki(ポキ)」とかですね、そういったものを作られておられるようでございます。
 私どもは現在、このロゴマークを利用したピンバッジの作成も検討をいたしております。ですから、できたらしばらく私もそれをやるんでしょうけどね、きっとね。ということでございまして、(記者の)皆様にもお渡ししますので、是非やっていただけたら有り難いなというふうにも思っております。
 例えばですね、市町村や観光事業者さんが観光PRポスターを作成する際にですね、観光スポットの画像と一緒にこのロゴマークを印刷していただいたり、農商工関係者が県産品を販売する際の包装紙にこれを使っていただくとかね。それだけで印象が違ってくるんじゃないかと思いますので、そういった形で使っていただければと思っております。
 でもって、個人での利用は基本的には想定をしておりません。基本的には、こういう市町村だとか各団体とか、企業さんでもそれは結構ですけどね、という形でやっていただければというふうに思っております。
 
(2)地域で活躍する高齢者を紹介する動画「人生100年 あいち・お達者名鑑」の配信について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/korei/otassha.html)

 それでは二つ目です。地域で活躍する高齢者を紹介する動画「人生100年 あいち・お達者名鑑」の配信についてであります。
 高齢者の社会参加は、健康と生きがいづくりにつながるだけでなく、長年培われた知識や経験を社会に還元していただくという意味でも大変有意義なことでありますが、中には、社会に関わるための第一歩がなかなか踏み出せないという方もいらっしゃるかと思います。
 そこで、本県では、そうした方々の社会参加を後押しすることで、いつまでも生きがいと役割を持って生活をしていただけるよう、地域で活躍する高齢者の方々を紹介する動画「人生100年 あいち・お達者名鑑」の配信を本日から開始をいたしますので、お知らせをいたします。
 動画は、一般公募した若者5名が、「あいち・お達者名鑑応援隊」として、県内各地で社会活動に率先して取り組んでいる高齢者のもとを訪問し、自らが高齢者の方々と交流する体験等を通じて、高齢者の活躍の様子をレポーターとなって紹介するというものであります。
 この応援隊の募集を本年9月から開始したところ、5名の若者に応募をいただきました。いずれも県内の大学・大学院に在学中の学生たちで、既に11月から番組レポーターとして活動しており、来年3月にかけて、元気で活躍する高齢者の方々の様子を紹介をしていただきます。
 動画の配信方法ですが、インターネット上の特設サイト及び公式Facebookにおきまして、番組名を「人生100年 あいち・お達者名鑑」として配信いたします。
 また、動画は訪問先1か所ごとに5分から10分程度とし、来年3月までに12本を配信する予定です。
 次に、動画配信のスケジュールでありますが、本日は動画配信の開始日として、3本の動画を同時に配信をいたします。
 一つ目が、日進市内のまちづくり協議会における「送迎サービスの提供による高齢者の外出を支援する取組」、二つ目が、名古屋市内の高齢者のクラブ活動による「タブレット端末を使った子どものお絵描き教室」、三つ目が、中高年登山者の愛好会による「篠島・日間賀島でのハイキング」について、それぞれ御紹介をいたしております。
 残りの9本につきましても、動画が完成次第、順次配信をしていく予定であります。
 元気で活躍している高齢者の皆様の姿を御覧をいただくことで、同世代の方々に、御自身の社会参加のきっかけにしていただくとともに、若い世代の方々にも、応援隊を通じて、高齢者の方々との交流や多世代での地域活動に関心を持っていただくことで、そうした活動への参加を促してまいりたいと考えております。是非、幅広い世代の皆様に御覧をいただきたいと思います。
 ということでございまして、資料は、今、私が申し上げたことでございます。(「あいち・お達者名鑑応援隊」には、)19歳から22歳までの大学生及び大学院生を決定をいたしました。
 ということで、配信の方法は、こうした特設サイトかFacebookをですね、御覧をいただければというふうに思っております。
 資料の2ページがですね、動画配信(のスケジュール)。今日から配信する3本は、今、私が申し上げました、日進市のね、「南ヶ丘福祉まちづくり協議会」における送迎サービスの提供など。それから、名古屋市中区でですね、「ASC子どもペイントクラブ」によるタブレット端末を使った子どもお絵描き教室。あいちシルバーカレッジ卒業生で作っていただいたというクラブですね。それから最後が、南知多町の篠島・日間賀島の、「ふわく山の会」ハイキング部による篠島・日間賀島でのハイキングということでございますね。
 それから、今後の配信予定が、その下の4・5・6・7・8ということでありまして。稲沢市のスポーツ「インディアカ」愛好会の活動。5が、蒲郡市の小学校におけるスポーツを通じた多世代交流。これを12月、年内にして、あとは、刈谷市の子どもの「将棋入門塾」、それから豊川市の認知症予防カフェでの交流促進、豊田市の企業とシニア世代との交流会といったもので、あとの四つは、今、訪問先を調整中ということでございます。
 3ページに、「お達者名鑑応援隊(紹介)」、この5名の方にですね、レポーターになっていただいて、こうしたビデオを作ってですね、配信させていただくということでございます。多くの方に御覧いただければというふうに思っております。
 ちなみにですね、国が全国の60歳以上の方に対して行った調査によると、就労又はボランティアなど何らかの活動をしている方が、60歳以上でも多いんですけれども、全く何もしていないと、就労もしていない、ボランティア等の活動もしていないという方が、60歳から69歳の方で約3割、70歳以上の方で約5割の方が何にもしてないよということなので、是非ですね、元気で活躍するアクティブシニアの動画を見ていただいて、じゃあ自分も何かやってみようかと、社会参加をね、始めるきっかけにしていただいたら有り難いなというふうに思っております。
 動画配信する高齢者の活動内容は、特定の分野に限定せずに、幅広く社会参加や地域活動を対象としております。いろんな活動、バラエティーに富んだ活動をね、紹介をしていければというふうに思っております。
 なお、高齢者のインターネット利用率が年々増加しておりますので、多くの皆様に繰り返し視聴可能なインターネットによる動画配信とさせていただきたいというふうに思っております。
 また、市町村等と連携をし、多くの方が足を運ぶ公共施設において動画を放映することも検討、働き掛けをしていきたいと。なかなかね、ネットで自分で見るという方ばかりでなければ、公共施設で、人が集まってきていただいたときに流していただくということでね、やっていただければというふうに思っております。
 番組レポーターに若者を起用するのは、多世代交流の機会を作りたいということでありますし、高齢者との交流や多世代活動への参加をね、こうした若い方々にも促していきたいということでございますので、よろしくお願いいたします。
 ちなみに、これは1本何分か。
【介護推進監】 5分から10分ぐらいです。
【知事】 5分から10分ということね。全部ね。
 ということなんで、見やすいかなと。5分から10分なら、まあまあ見やすいかなという感じはしますね。ということで、是非多くの方に御覧をいただければというふうに思っております。

(3)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/)

 続きましてですね、今日、朝でありますので、今日の入院状況をね、申し上げたいと思います。
 今日の感染者の状況は、また午後、いつもの時間に申し上げますが、(年代別内訳の)高齢者の方、70歳以上は3.4パーセント、(感染)経路不明は48.8パーセント、それから重症・中等症の方は5パーセントということで、これはほとんど、新規陽性者は今出ておりませんので、数字は変わっておりません。
 検査件数もですね、11月28日日曜日まで入りまして、平日は大体3,000件弱ぐらいになってきましたかね、平均でね。土日は、やはりちょっと2,000件が切れるぐらいということですが、検査は一生懸命やっております。
 それから入院状況でございますが、土日を挟みましたので、この金土日、3日間の変更点を申し上げたいと思います。
 金曜日に発表したのは、2日の木曜日の夜の数字なので、それから金土日、3日間の変更点ですが、この3日間でですね、入院患者さんが3人増えて9人、3人増えて9人であります。重症の方は、0は変わりません。名古屋市内は、0だったのが、1人入院が増えまして、1人でございます。そして愛知病院の入院者は4人で変わりません。4人で変わりません。
 ホテル入所ですね、施設入所は1人減って12人、1人減って12人。
 自宅療養は、24人で変わっておりません。
 この間に亡くなった方はおられませんので、死亡者も変わっておりません。
 クラスターも変化はありませんということでございます。
 全体としては、やはり落ち着いているということでございます。ということですね。
 また、本日の状況は夕方というか、いつもの時間、3時40分で申し上げたいというふうに思っております。

(4)「ジブリパークのある愛知」ロゴマークについて
 この間、県政150周年のですね、こういうPRポスターを作りますということで発表させていただきました。この「愛つなぐ。知ひらく。」という、この文字もですね、鈴木(敏夫)さんに書いていただきまして。この「いこまいまい」と「あいちゅん」、ちょっと小っちゃいけどね、ポスターでは。この(県政150周年記念ロゴマーク)キャラクターも、鈴木敏夫さんに作っていただきましたということでございます。「いこまいまい」と「あいちゅん」ですね、これも鈴木敏夫さんにデザインをしていただいたものということでございます。
 それに今回、この「ジブリパークのある愛知」。「ジブリパークのある愛知」ということでございまして、「マックロクロスケ」もね、使わせていただきますので、これで来年秋までしっかりといろんな場面でね、PRをしていきたいというふうに思っております。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 新型コロナワクチンの3回目の接種について、国が前倒しを検討すると連日報道されていますが、今日から臨時国会が始まるということで、改めて、3回目接種について知事のお考えをお聞かせ願えますか。
【知事】 これはもう、休み前の3日の金曜日にね、私の名前で厚労省の方にですね、文書を出させていただきました。
 やはりこの冬を迎えてですね、感染症がはやりやすい時季になっているということ。それからまた専門家・学者さんの分析でですね、ワクチンを2回打った後6か月たつと抗体量が半分に減るというデータもあるということなので、専門家の皆様は6か月たったら早く打った方がいいということをね、言われているということ。それからまた、海外での新たな変異株、オミクロン株の出現といったことも考え合わせればですね、8か月ということではなくて、可能なところから、やれるところから、6か月たったら3回目の接種をね、始めたらどうかと。是非それをね、やれるところからやれるように、そういった方針を出してほしいという文書を、3日金曜日に国の方に出させていただきました。
 私どももですね、そうなるとワクチンが確保できるかということはあるんですけれども、今、現段階で、11月末に市町村分のね、ファイザー製ワクチンがですね、60万回分がいわゆる在庫で、ある。それから、医療従事者向けに20万回分来ております。そして12月にですね、またファイザーがね、60万回分ぐらい来るということでありますので、私どもとしてですね、6か月たった方を対象に、特に高齢者の方からね、打つということは可能でありますので。3日に文書を出させていただきましたので、それが(打っても)いいですよということになればですね、直ちにそうした形で3回目の接種をやっていけるように、準備に入っていきたいというふうに思っております。
 具体的には、まずは、愛知県内の高齢者施設・障害者施設のいわゆる入所者、それから通所者、それから職員の方を先にですね(、打つ)。この方々は、市町村の接種券がなくてもですね、働いている従業員・職員の方は、当然ね、誰かというのは分かりますし、入所・通所の方、利用者の方はですね、当然、名前も連絡先も、これは分かりますので、後で接種券が来れば、そこで登録すればいいので、そういった方々からですね、もう先にやっていくかなというふうに考えております。
 そうなると、各市、例えば名古屋市さんみたいなね、大きなところで、今更接種券(発送)の前倒しと言ったってですね、大変だと、事務手続が間に合わないといったところも、別にそういう高齢者施設・障害者施設から先にやれば、それも問題ありませんのでね。
 どこにどのぐらいのワクチンがあるかっていうのは、我々は全部把握してありますので、そこは市町村間の融通もやりくりもね、それもできますので。まずは高齢者施設・障害者施設の入所・通所、それから利用者、それからまた職員の方という形でね、これがOKということになれば、速やかに打っていきたい。もう年内にも打ち始められるんではないかというふうに思っております。
 今日、国会が始まりましてね、岸田総理が所信表明演説で、3回目接種も取り組んでいきますということを言われるというふうには聞いております。そこで言ったからって、具体的に何かが始まるということではないにしてもですね、そうすれば、その後、数日後には、具体的にこういうことでいいですよという話があるんじゃないかと思いますのでね、私どもも、そういう意味ではしっかりと準備をしていきたいというふうに思っております。
 あれは、入所施設が20万人か。通所は何人か。
【感染症対策局長】 通所が5万人です。
【知事】 通所が5万人。利用者は何人か。
【感染症対策局長】 利用者で25万人です。
【知事】 25万人。入所・通所でね。名古屋市も、全県でね。職員がやっぱり10万人ちょっとぐらいいるんだな。
 ですから、いずれにしても、11月末でファイザー製ワクチンが60万回分ありますのでね。12月に、高齢者用ということでありますが、60万回分がまた来ますので、対応はできるということでございます。
 ということなので、そういった形で、まずはやっていきたいというふうに思っております。具体的に準備を進めていきたいというふうに思っております。

【質問】 先週、知事は、もしオミクロン株がまん延するようであれば前倒しも考えたいとおっしゃっていましたが、そうではなくて、金曜日の時点で厚労省に、愛知県としては前倒しで打っていきたいというような要望をお伝えしたという認識でよろしいですか。
【知事】 そうです。
 先週はですね、元々の学者さんなり専門家の皆様が、6か月たてば抗体量が半減するんで、8か月といわず6か月で打つべきだということが、11月の半ばからの8か月だ6か月だって、ある意味ちょっと、ドタバタのですね、原因であったわけですけれども、それが一つと、やはりこの冬を迎えてのですね、(感染症が)はやりやすい時季だと、それから年末年始で人も動くという中で、オミクロン株が出現したということは、もう完全にステージが変わったんではないかということを申し上げさせていただきました。
 その上で、3日の金曜日にね、もうこれは前倒しをですね、可能なところからやらせてくれと、それはもう厚労省の方でちゃんとゴーサインを出してくれという文書を3日に出したので。なので、(オミクロン株が)入ってくればということではなくて、もう3日の段階で、これはもう前倒し、6か月でやれるところから、実施可能なところから打たせてくれということを、正式に表明をして、文書にして厚労省に出したということであります。

【質問】 手続的な問題としては、厚労省からゴーサインが出ない限りは、県としてはまだ動き出せないという感じなのでしょうか。
【知事】 というかですね、やれんことはないですけれど、(ゴーサインは)出してもらった方がいいわね。というか、もう具体的にどんどん準備は進めますよ。(ゴーサインは)出ますから。
 ただ、ワクチンの追加供給があるかどうかはちょっと分かりませんね。彼らが8か月にこだわったのは、ファイザーが足らないんでしょ。足りませんわね。うちに(厚労省から連絡が)来た3月までのやつ(ワクチン)でもね、12月に60万回分来て、2月にファイザー40万回分(が来る)。モデルナが87万来るんだな、1月にな。
 なので、うちの在庫の60万回分がなかったらですね、モデルナで17万人から18万人を打ってもらわないかんのだね、2回ファイザー打った方も。
 うちは、元々、60万回分のファイザーの在庫があるので、希望者は打てますね、と思っていましたけど、足らないんですよ、ファイザーが。なので、6か月にできないということが大きな理由だと思いますので。
 本当は、6か月で打っていいですよと言った途端にですね、やはり追加で(ワクチンを)送ってこないといかん。ファイザーは、第1クールが20万回分来て、12月には56万5,000回分来て、2月が40万回分だね、ファイザーが来て。モデルナは、1月に87万5,000回分来ると。こういうことでありますので、本当は、ファイザーのですね、必要な分だけワクチンの追加供給を、モデルナでもいいんですけど、1月といわず早くもらいたいんですが、それはまた今後、交渉しますけれども、とにかくまず今、打とうと思えば打てるので、それでまずやれるところからやっていきたい。
 今、申し上げたように、高齢者施設・障害者施設の入所者20万・通所者5万の25万人プラス職員の方十数万人は、打とうと思えば打てるということでありますので、これはもう早く打っていきたいということでございます。
 準備は進めていきます。準備は進めていきます。

【質問】 先週の話になりますが、(3回目接種を)前倒しする場合は、ワクチン供給の前倒しを国に申し上げたいとおっしゃっていましたが、要望書の中にもそれは書いてありますか。
【知事】 あれは要望書の中に入ってたっけ。
【感染症対策局長】 そこまで具体的には書いていません。
【知事】 具体的にはそこまで言ってないんだな。
 要は、体制が整った自治体から順次、3回目接種の前倒しが可能となる取扱いを示していただくよう強く要請をいたします、ということまでですね。ということまでです。
 当然、国が前倒し接種は可能ですよと言えば、言った途端に、じゃあワクチンを頂戴なと、必要なものを、という話になりますね。それに応えられるかどうかは別にしてね。当然、それは要請しますし、交渉をしたいというふうに思っています。

【質問】 今の回答の中で、障害者施設の入所者・利用者の方にも前倒し接種というお話がありました。障害者施設の利用者というのは、65歳以上の方だけでなくて、若い方も含めた全利用者を対象にするというお考えですか。
【知事】 もちろんです。

3 知事発言
(1)新型コロナウイルス感染症について
 報告ですが、例のオミクロン株陽性者の濃厚接触者として、県内で今、施設待機、いわゆるホテルに入って宿泊施設での療養待機・自宅待機をされている方のその後でありますが、基本的には、PCR検査をですね、毎日又は隔日・1日置きにやっていただいておりまして、今のところ、全ての検査は陰性ということでございます。陽性となった方はおられません。要は、症状がないんだな。症状がなくて陰性だということでございます。全部で8人ですね。1人と7人で8人、全員、症状はなく、陰性であるということでございます。