本文
瀬戸窯業試験場の移転について
あいち産業科学技術総合センター産業技術センター瀬戸窯業試験場(瀬戸市。以下「瀬戸窯業試験場」という。)は、瀬戸地域を中心とする窯業業界の技術支援機関として1971年に設置され、和・洋食器やノベルティなどのデザイン開発や生産技術の指導・相談を始め、ファインセラミックス等の研究開発に積極的に取り組んでいます。
設置から50年以上が経過し、施設の老朽化対策及び技術支援の充実・強化のため、この度、瀬戸窯業試験場を「知の拠点あいち※1」内のあいち産業科学技術総合センター(豊田市)へ移転することとしましたのでお知らせします。
1 背景
瀬戸窯業試験場は設置から50年以上が経過し、施設の老朽化が著しいことから、県では「あいち行革プラン2020」において、施設の長寿命化を検討してきました。瀬戸窯業試験場は、地場産業への技術支援、セラミックス製品の研究開発にとって、今後も不可欠な施設であり、支援の充実・強化を図るため、瀬戸市と豊田市の境に立地する「知の拠点あいち」内へ移転することとしたものです。
2 移転の概要
移設に当たっては「知の拠点あいち」内に3棟の別棟(窯炉棟・材料調整棟・電磁器棟:合計432平方メートル)を新たに建設し、瀬戸窯業試験場から窯炉や材料調整機などを移設します。また、各種試験評価装置をあいち産業科学技術総合センター内に移設します。
窯業業界の皆様には、移転後においてもこれまでと変わらず、技術相談、依頼試験等に御利用いただけます。さらに、移転先のあいち産業科学技術総合センターにある高度計測分析機器、3Dプリンター等や、あいちシンクロトロン光センターを御活用いただくことが可能になり、技術支援の充実・強化を図ることができます。
3 スケジュール
年度 | 実施内容 |
---|---|
2022年度 | 作業場新築のための実施設計 |
2023年度 | 建築工事、装置等移設工事 |
2024年4月 | 瀬戸窯業試験場の機能移転、事業開始 |
4 その他
移転後の組織や業務体制については2023年度中に決定します。
また、装置等の移設工事に伴い、一時的に瀬戸窯業試験場の依頼試験、機器貸付の受付を中断することがありますので、時期及びこの間の対応については、決まり次第お知らせします
5 問い合わせ先
(移転に関すること)
愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
管理・調整グループ(担当 田中、小林)
名古屋市中区三の丸三丁目1番2号
電話:052-954-6347(ダイヤルイン)
(技術支援・研究開発に関すること)
あいち産業科学技術総合センター
産業技術センター瀬戸窯業試験場(担当 福原、加藤一)
瀬戸市南山口町537
電話:0561-21-2116
用語説明
※1 知の拠点あいち
付加価値の高いモノづくり技術を支援するため、瀬戸市及び豊田市にまたがる東部丘陵地域に県が整備した研究開発拠点。
現在、あいち産業科学技術総合センター、あいちシンクロトロン光センター、実証研究エリアの3つの施設から構成されています。
URL:https://www.chinokyoten.pref.aichi.jp
図1 新築する作業場のイメージ
図2 「知の拠点あいち」全体図と新築する作業場の設置場所
図3 移転先位置図
このページに関する問合せ先
愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
管理・調整グループ
担当:田中、小林
電話:052-954-6347
内線:3388、3389
メール:san-kagi@pref.aichi.lg.jp