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ＡＩ搭載ロボットを活用した空港警備業務の代替についての実証実験を実施します！ ～2023年度あいちデジタルアイランドプロジェクト～
愛知県では、中部国際空港島及び周辺地域（以下「当エリア」という。）を、5Ｇ※1等デジタル技術を活用したオープンイノベーションフィールドに位置付け、2030年に世の中での普及が見込まれる近未来の事業・サービスを、当エリア内において先行して実用化することを目指す「あいちデジタルアイランドプロジェクト」を昨年度から推進しています。
中部国際空港では、天候・気温に関係なく24時間体制で警備を行っており、負担の大きい労働環境であることから、警備人材の人手不足が課題となっています。そこで、現状、人が実施している警備業務をＡＩ搭載ロボットによって一部代替することにより、警備員の負担軽減や人手不足の解消につながるか検証する実証実験を実施します。
本実証実験は、内閣府「先端的サービスの開発・構築や先端的サービス実装のためのデータ連携等に関する調査事業（2次募集・全国対象）」※2に採択された事業の一環として行うものであり、日本アイ・ビー・エム株式会社（東京都）を代表者とした構成員（後述「3 実施体制」）により実施します。
1 使用するＡＩ搭載ロボット
【走行方法】
標準搭載カメラで3Ｄマップ※3を作成しマップに従い自動走行が可能。LiDAR※4等を使用することで、より遠くまで認識することが可能。また、遠隔管制※5も可能。
【機能(例)】
・路面状況をリアルタイムで把握し、柔軟に姿勢制御を行う
・階段の昇降可能
・搭載されたカメラで周囲の状況を把握
・画像を撮影してサーバーに送信する
・障害物検知、転倒復帰機能
2 実証実験の概要
ＡＩ搭載ロボットによる空港警備業務代替実証実験
【実証実験の目的】
現状では人が実施している警備業務をＡＩ搭載ロボットより一部代替することが可能かどうかの調査を行います。また、旅客ターミナルビルで行う実証実験において、警備業務を代替するＡＩ搭載ロボットに対する社会的受容性も検証します。
【実証実験の概要】
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実施日 |
2024年1月17日(水曜日)から1月19日(金曜日)まで 2024年2月14日(水曜日)から2月16日(金曜日)まで |
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実施 場所 |
【空港制限エリア】
【旅客ターミナルビル】
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実証 内容 |
【空港制限エリア】 場周フェンス及び護岸上の目視確認を「Spot」で代替することが可能かを検証します。 代替する目視確認の内容は、次の4項目です。 (1)設備の破損・劣化 【旅客ターミナルビル】 (1)自動走行可能か 降車レーンでは、次の項目を検証します。 (注)検証内容は変更になる可能性があります。 |
| 備考 | 【旅客ターミナルビル】での実証実験は一般の方も見学いただけます。 |
【実証のイメージ】
3 実施体制
| 構成員 | 主な役割 | |
|---|---|---|
| 日本アイ・ビー・エム株式会社（代表者） | 事業全体の管理、推進 | |
| 日本アイ・ビー・エム システムズ・ エンジニアリング株式会社 |
調査、実証の計画、実施、評価、取りまとめ | |
| 株式会社東北エンタープライズ | Spotの提供、技術支援を実施 | |
| 中部国際空港株式会社 | 実証実施エリアの提供、実証内容の統括的アドバイス、実証結果の統括的評価 | |
| 一般財団法人航空保安協会 | 屋外警備における実証内容のアドバイス、実証結果の評価 | |
| 株式会社全日警 | 施設内警備における実証内容のアドバイス、実証結果の評価 | |
| 愛知県 | 愛知県内各主体間の調整、規制改革に関する調査支援、道路使用許可等に係る愛知県警との調整 | |
| 常滑市 | 地域内調整、規制改革に関する調査支援 | |
4 報道機関向けデモンストレーションの実施
報道機関向けに、ＡＩ搭載ロボットによる不審者検知及び遠隔地からの注意喚起のデモンストレーションを以下のとおり実施しますので、取材希望の方は是非お申込み下さい。
(注)デモンストレーションを行う場所は空港制限エリアのため、事前に申込が必要です。
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実施 |
2024年1月18日（木曜日）午前9時30分から正午まで |
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実施 |
中部国際空港 制限エリア 北側場周フェンス付近 |
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実証 |
ＡＩ搭載ロボットによる不審者検知及び遠隔操作による注意喚起 |
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受付 |
中部国際空港 第1ターミナル1階 記者会見室 |
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取材 |
2024年1月16日（火曜日）正午まで |
| 申込 方法 |
空港の制限エリアへの入場申請を行うため、事前の申込みが必要になります。 |
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申込時 |
氏名、生年月日、年齢、所属(会社名)、当日連絡先 |
【用語説明・補足】
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※1 |
5Ｇ （第5世代移動 通信システム） |
5th Generationの略称。最初の移動電話で使われていた技術から数えて、5世代目の技術。「超高速」、「超低遅延」、「多数同時接続」といった特徴を持つ新しい移動通信システム。 |
|---|---|---|
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※2 |
先端的サービスの開発・構築や先端的サービス実装のためのデータ連携等に関する調査事業（2次募集・全国対象） |
先端的サービスやデータ連携の社会実装に向けた実証・規制改革に関する調査を支援し、規制改革を伴った先端的サービスやデータ連携の取組を進めるために内閣府が令和5年度に実施する調査事業。 https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/supercity/supercity_231108.html |
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※3 |
3Ｄマップ |
3次元（3Ｄ）の高精度地図（HDマップ）。地図内には、道路・歩道情報をはじめ、周囲の構造物や標識、信号などが高精度で収められており、走行中の車両に搭載されたセンサーが取得した画像とマップ上のデータをリアルタイムで照合することで、自己位置をより正確に導き出すことが可能。 |
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※4 |
LiDAR |
光を使ったリモートセンシング技術を用いて物体検知や対象物までの距離を計測するもので、レーザー光を照射し、それが物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測し、物体までの距離や方向を測定する。 |
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※5 |
遠隔管制 |
Spotの運行を遠隔からの映像をもとに管理・制御すること。 |
このページに関する問合せ先
愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室
デジタル技術活用促進グループ 内山・石川
電話：052-954-7495
内線：5469
メール：jisedai@pref.aichi.lg.jp
