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生体認証システムとアバターロボットを活用した 実証実験を実施します! ~2023年度あいちデジタルアイランドプロジェクト~

ページID:0499632 掲載日:2023年12月27日更新 印刷ページ表示
9 産業と技術革新の基盤をつくろう11 住み続けられるまちづくりを

愛知県では、中部国際空港島及び周辺地域(以下「当エリア」という。)を、5G※1等デジタル技術を活用したオープンイノベーションフィールドに位置付け、2030年に世の中での普及が見込まれる近未来の事業・サービスを、当エリア内において先行して実用化することを目指す「あいちデジタルアイランドプロジェクト」を昨年度から推進しています。今年度の事業は、5G等デジタル技術を活用した5つの実証実験※2と、当エリアの企業・施設と国内外のテック企業等とのマッチングを両輪として実施します(2023年9月26日発表済み。)。

この度、本プロジェクトの一環として、生体認証システム※3を活用した実証実験(委託事業者:パナソニック コネクト株式会社(東京都))とアバターロボット※4を活用した実証実験(委託事業者:avatarin(アバターイン)株式会社(東京都))を以下のとおり実施しますのでお知らせします。

 

1 実証実験の概要

⑴ 生体認証システムを活用した実証実験 「未来の便利を周って実感!顔認証スタンプラリー」

顔認証キービジュアル

【実証実験の目的】

顔認証技術は、買い物や飲食の決済、施設への入退場、モビリティへの乗車など様々な場面において、圧倒的な快適性や利便性をもたらす可能性があります。将来的に、中部国際空港島及び周辺地域における顔認証技術の普及を目指し、顔認証技術の活用が満足度向上による集客や周遊性の向上に貢献するかを検証します。

本実証実験では、事前に登録した顔情報による、複数の商業・観光施設における決済や、愛知県国際展示場(常滑市)で開催される産業展示会「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE(以下「SMS」)」※5への入場などを検証します。加えて、県民の皆様や旅行者の方々に向けた顔認証システムを使ったスタンプラリーを開催し、利用者の当該技術に対する理解や、施設・店舗の当該技術の将来的な導入に向けた理解の促進を図ります。

 

【実証実験の概要】

生体認証概要

実施日

2024年1月15日(月曜日)から2024年3月15日(金曜日)まで

(注) 対象施設・店舗の詳細は専用Webページより御確認ください。

設置

場所

中部国際空港島及び周辺地域(約30か所)

(注)対象となる施設、店舗、モビリティ等は、追加・変更になる可能性があります。また、施設・店舗により、利用可能なサービスが異なりますので、詳細は専用Webページより御確認ください。

対象施設

参加

方法

本実証へは以下の専用Webページへ登録することで参加できます。

「未来の便利を周って実感!顔認証スタンプラリー!」

(スマートフォン用URL)https:// stamprally.digital/aichi-digitalisland

(注)PC端末からのアクセスでは本実証実験に参加できません。

 

(注)参加には以下の登録が必要になります。

(1)顔認証スタンプラリーへの参加 ⇒ 顔情報の登録のみ

(2)顔認証決済への参加 ⇒ 顔情報とクレジットカードの登録

(3)顔認証入場への参加 ⇒ 顔情報とSMSの事前参加登録

 

(注)SMSへの事前参加登録は、開始され次第SMSのWebページより可能。

(SMS WebページURL)https://sms-gi.com/

 

【顔認証スタンプラリーのイメージ】

以下の対象施設に設置した顔認証端末に顔をかざすだけで、簡単にスタンプを獲得することができます。獲得ポイントに応じて、参加賞の受取や、地域の特産品が当たる抽選への応募ができます。

スタンプの獲得状況は、専用Webページで確認いただけます。

○顔認証決済(3ポイント)

顔認証イメージ

財布やスマートフォンを出さなくても、顔認証により買い物の決済が可能です。​

(注) 決済時は、2要素認証の為、今回、専用Webページへのクレジットカード

  登録時に設定するPINコードの入力も必要になります。

 

○顔認証入場(1ポイント)

顔認証イメージ2

2024年3月13日(水曜日)から15日(金曜日)までの期間に愛知県国際展示場で開催されるSMSへの参加者のうち、顔認証スタンプラリーに登録した方は、チケットなしでSMSへの顔認証入場が可能です。

 

○その他スタンプラリースポット(1ポイント)

顔認証イメージ3

顔認証決済や顔認証入場のほかにも、エリア内施設を周遊しながらポイントを集めていただけるスタンプラリースポットを設置しています。

 

【顔認証システム・使用機器】

パナソニック コネクト株式会社の顔認証クラウドサービス「KPAS(ケイパス)クラウド」を使用します。

顔認証決済システムイメージ

顔認証決済の例

 

【顔認証決済の安全性】

「生体認証システムの実証実験」実施に当たっては、顔に関するデータを取得します。これは個人情報に該当し、取得に当たっては、事前に必ず同意を得た上でデータを取得します。取得したデータは暗号化し厳格に管理され、本事業実施期間終了後は、削除されます。

 

⑵ 観光分野におけるアバターロボットの二次交通※6の役割を目指した実証実験

【実証実験の目的】

遠隔地にいる人が、目的の場所に設置したアバターロボットを操作することで、時間や場所の制約から解放され、いつどこにいても現地での体験等が可能になる社会の実現を目指します。

 

【実証実験の概要】

アバターロボット実証実験

実施日時

2024年1月25日(木曜日) 午前10時から午後5時まで

場 所

操作場所:常滑市陶磁器会館1F  (愛知県常滑市栄町3-8)

見学場所:とこなめ陶の森資料館 (愛知県常滑市瀬木町4-203)

(注)両施設ともに、営業時間は午前9時から午後5時まで(入館無料)

実証内容

常滑市陶磁器会館に訪れた来訪者が、離れた場所にある別の観光施設であるとこなめ陶の森資料館に設置されたアバターロボットを遠隔で操作して現地を散策します。

実証の

ポイント

本実証は、公共交通機関等で1つ目の観光施設に訪問した観光客が、アバターロボットにより瞬間移動したかのように次の目的地への訪問・体験することを可能にし、アバターロボットをあたかも二次交通の手段であるかのように活用することを目指します。本実証を通じ、移動時間や交通手段の確保といった制約から観光客を解放することで、新たな観光体験の創出や観光地の魅力向上につなげます。

 

【実証のイメージ】

アバター実証イメージ

 

【実証実験で使用するアバターロボット】

○アバターロボットnewme(ニューミー)

new

○アバターロボットを活用した実証実験の特設サイト

アバターロボットを活用した実証実験の御案内や当日の様子などは、以下のavatarin株式会社のWebサイトにて公開しています。

(Webサイト:https://about.avatarin.com/areasolution/aichi/digital2023/

 

2 取材について

(注) 1 ⑵ 観光分野におけるアバターロボットの二次交通の役割を目指した実証実験のみ

  午前10時から午後4時まで常滑市陶磁器会館1Fにて取材受付を行います。時間内に受付まで直接お越しください。(事前申込は不要です。)

  なお、とこなめ陶の森資料館で取材いただくことも可能ですので、取材前に必ず常滑市陶磁器会館1Fにて受付を済ませてください。

 (注)とこなめ陶の森資料館への移動手段は各自御手配ください。

 (注)常滑市陶磁器会館及びとこなめ陶の森資料館にはそれぞれ施設前に駐車場がございますので御利用ください。

【用語説明・補足】

用語説明・補足

※1

5G

(第5世代移動

通信システム)

5th Generationの略称。最初の移動電話で使われていた技術から数えて、5世代目の技術。「超高速」、「超低遅延」、「多数同時接続」といった特徴を持つ新しい移動通信システム。

※2

5G等デジタル技術を活用した5つの実証実験

(1)生体認証システム [パナソニック コネクト株式会社]

 生体認証(顔認証)システムを活用したSMSでの入退場、店舗での決済、モビリティ利用等の実証実験を実施。

(2)人流・属性データを活用した行動変容 [トヨタ紡織株式会社]

来場者の属性を推定し、顧客満足度向上につながる行動変容の機会を提供する実証実験(情報提供ロボット、デジタルコンテンツバス等を活用)を実施。

(3)デジタル空間を活用した展示 [KDDI株式会社]

MRゴーグル等を利用し、現実には搬入が難しいプラント等大型の展示物をデジタル空間上に出展する実証実験を実施。

(4)展示会場のデジタルツイン [株式会社NTTデータ東海]

SMS展示会場をデジタル空間内に再現し、この空間内で、複数の嗜好をもった来場者の各ブースへの訪問に係る動きを再現。また、このシミュレーションをもとに、事前に人の動きを予測するとともに、SMS当日は来場者個人に対し個人の嗜好やブース毎の混雑状況を考慮し訪問すべきブースをスマートフォンでリコメンドする実証実験を実施。

(5)アバターロボット [avatarin株式会社]

本事業のほか、観光地訪問等の実証実験及びSMSにおいて、20台以上のアバターロボットを、5Gを活用し同時稼働させ、海外を含む遠隔地からのSMSへの参加等の実証実験を実施。

※3

生体認証

指紋や顔、網膜や虹彩、静脈など、人間の身体的特徴を用いて本人を特定する認証方式、あるいは認証システム。

※4

アバターロボット

通信により自分の分身のように動かすことができるロボット。

※5

SMS

フランスのマクロン大統領が、経済金融大臣時代に提唱したヨーロッパ最大規模の総合的な産業展示会「グローバルインダストリー」の日本版として、愛知県国際展示場の運営事業者の代表企業であるGLイベンツが、2024年3月13日(水曜日)~15日(金曜日)に開催予定。

URL:https://www.smart-manufacturing-summit-gi.com/jp/

※6

二次交通

複数の交通手段を活用する場合の2つ目の交通手段を指す。

主には鉄道駅から、観光地などへ赴くための他の交通手段のこと。

 

このページに関する問合せ先

愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室
デジタル戦略調整グループ 松岡・石川
​デジタル技術活用促進グループ 稲吉
電話:052-954-6136
内線:3452
メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp