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【知事会見】中部国際空港島及び周辺地域において、5G等デジタル技術の活用に向けた「あいちデジタルアイランドプロジェクト」に取り組みます
中部国際空港島及び周辺地域において、5G等デジタル技術の活用に向けた「あいちデジタルアイランドプロジェクト」に取り組みます
愛知県では、中部国際空港島及び周辺地域(以下「当該エリア」という。)を、5G※1等デジタル技術を活用した革新的事業・サービスのオープンイノベーションフィールドに位置付け、2030年に導入が見込まれる近未来の事業・サービスを、2025年を目途に実装することを目指す「あいちデジタルアイランドプロジェクト」を下記のとおり立ち上げます。
1. 背景
・革新的事業・サービスを実装していくため、制度・運用上の課題解決や社会的受容性の向上に向け、事業・サービスを検証・改善することが可能な、デジタル環境が整備された実証フィールドが不可欠である。
・当該エリアにおいては、革新的事業・サービスの基盤となりうる5Gについて、通信事業者等と、提供エリアの早期拡大や5Gを活用した先端サービスの社会実装の実現に向けた連携に関する協定※2を締結するなど、5Gを活用した事業・サービスの加速化に向けた環境が整いつつある。
2. 目的
・当該エリアを、5G等デジタル技術を活用した革新的事業・サービスのオープンイノベーションフィールドに位置付け、2030年に導入が見込まれる近未来の事業・サービスを、2025年目途に実装することを目指していくことで、本県及び常滑市が当該エリアで実現を目指している「あいち・とこなめスーパーシティ構想※3」の具体化を加速する。
・特に、2024年3月に愛知県国際展示場で開催される「Smart Manufacturing Summit by Global Industrie(スマート マニュファクチュアリング サミット バイ グローバル インダストリー) ※4」を見据え、当該エリアの魅力をデジタル技術により早期に向上させる事業・取組を、県として主体的に推進する。
・あわせて、革新的事業・サービスの実証・実装フィールドを求める国内外の先進的テック企業の誘引を図り、県内への革新的事業・サービスの展開を促進し、県内全域のイノベーション創出につなげる。
3. 取組概要(※詳細については、別紙参照)
・当該エリアの、(1)魅力向上に向けた「エリア内での実装支援」と、(2)利活用を促進する「エリアを活用した実証支援」を両輪に推進
(1)「エリア内での実装支援」
当該エリア内の魅力向上につながる5G等デジタル技術の社会実装を目的とした支援。具体的には、観光・コンベンション分野におけるアバターロボットの活用や、人流/属性データの取得・活用などの実装に取り組んでいく。
(2)「エリアを活用した実証支援」
当該エリアを活用した民間企業による5G等デジタル技術の実証実験を支援。具体的には、5G等デジタル技術に関する民間企業間の技術シーズとニーズのマッチングの実施や、民間企業と所管官庁等をつなぐワンストップ窓口の設置・運営などに取り組んでいく。
・あいち産業DX推進コンソーシアム※5、あいちロボット産業クラスター推進協議会※6等を活用した取組の横展開により、当該エリアのイノベーションを県内全域へ波及
4. 今後のスケジュール
・2022年度後半にかけて、早期に着手できる事業から取組を進めていく。
・2022年度の事業成果や技術進歩の動向等を踏まえながら、2023年度及び2024年度に実施する取組を選定して進めていく。
参考 中部国際空港島及び周辺地域(白色部分)
用語説明・補足
注釈 | 用語 | 用語の説明・補足 |
---|---|---|
※1 |
5G(第5世代移動通信システム) |
5th Generationの略称。最初の移動電話で使われていた技術から数えて、5世代目の技術。「超高速」、「超低遅延」、「多数同時接続」といった特徴を持つ新しい移動通信システムのこと。 |
※2 |
協定 |
中部国際空港島及び周辺地域における5G提供エリアの拡大に向けた愛知県と常滑市及び通信事業者(株式会社JTOWER、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社及び楽天モバイル株式会社)との連携に関する協定(2022年3月16日締結)。(2022年3月14日記者発表済み。) |
※3 |
あいち・とこなめスーパーシティ構想 |
愛知県と常滑市が、当該エリアを中心に、最先端技術・サービスの社会実装フィールドとすることでイノベーション創出の拠点化を目指している構想。 |
※4 | Smart Manufacturing Summit by Global Industrie(スマート マニュファクチュアリング サミット バイ グローバル インダストリー) |
マクロン大統領が、経済金融大臣時代に提唱したヨーロッパ最大規模の総合的な産業展示会「グローバルインダストリー」の日本版として、愛知県国際展示場の運営事業者の代表企業であるGLイベンツが、2024年3月に開催予定。 (URL:https://www.smart-manufacturing-summit-gi.com/jp/) |
※5 |
あいち産業DX推進コンソーシアム |
県内企業のデジタル化・DXを支援するため、地域の産学行政が一体となり、施策展開を行うプラットフォームとして2021年11月に設立した組織(事務局:(公財)あいち産業振興機構)。会員数:235団体(2022年5月末時点)。 |
※6 |
あいちロボット産業クラスター推進協議会 |
産学行政が連携して、ロボットの研究開発や生産の拠点を形成し、新技術・新製品を創出していくことにより、世界に誇れるロボット産業拠点を形成することを目的とする協議会。2014年11月設立。会員数:533団体(2022年5月末時点)。 |
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愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室
デジタル技術活用促進グループ
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メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp