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「エコモビ実践キャンペーン2024」の実施結果について

ページID:0499802 掲載日:2025年2月26日更新 印刷ページ表示
11 住み続けられるまちづくりを13 気候変動に具体的な対策を

「エコモビ実践キャンペーン2024」の実施結果について

 愛知県では、クルマ(自家用車)と公共交通、自転車、徒歩などをかしこく使い分ける「エコ モビリティ ライフ」(エコモビ)の推進のため、様々な取組を行っています。

 その一環として、県内の企業・団体等が期間中、エコ通勤※を中心とした「エコモビ」に積極的に取り組む「エコモビ実践キャンペーン2024」を昨年11月14日(木曜日)から12月13日(金曜日)までの間、実施しました(参加企業・団体等の募集については2024年9月11日発表済み。)。

 このキャンペーンは、2014年度から実施しており、今年度も、民間企業、大学等の教育関係機関、経済団体、NPO法人等の各種団体、市町村など、194の​企業・団体等に参加していただきました。

 取組事例については、Webページに掲載し、今後の普及啓発の取組に生かしていきます

※「エコ通勤」とは、クルマ通勤を控え、より環境負荷の少ない公共交通や自転車、徒歩、パーク&ライド、相乗りなどで通勤することをいいます。

1 参加企業・団体等数 194企業・団体等

※参加団体等は、「「エコモビ実践キャンペーン2024」参加団体等一覧 [PDFファイル/178KB]」参照(掲載を承諾いただいた団体等のみ記載)。

2 「キャンペーン」各取組項目の参加企業・団体等数と主な取組内容

(1)「エコモビ」情報の周知、実践の働き掛け 194企業・団体等
 ・職場内での「エコモビ」ちらしの配架
 ・朝礼、社内会議等での「エコモビ」周知、定期的なエコ通勤の呼び掛け

(2) 県内一斉「エコ通勤デー」(12月4日)への参加 152企業・団体等
 ・朝礼や社内イントラネット等で「エコ通勤デー」での公共交通機関利用やエコドライブ等の呼び掛け

 (3) エコ通勤の推進 186企業・団体等
 ・マイカー通勤の原則禁止、公共交通機関や自転車、徒歩による通勤の促進
 ・従業員駐車場の利用制限や有料化、屋根付き駐輪場の確保
 ・通勤形態の把握(コミュニケーション・アンケートの実施)
 ・時差出勤やテレワークの実施

(4) 環境に配慮した自動車利用等の推進 167企業・団体等
 ・社内でのエコドライブ研修の実施
 ・エコドライブに関するちらしの配付、社内イントラネット等での周知
 ・カーシェアリングやシェアサイクルの活用
 ・会社で交通系ICカードを常備、職員へ周知
 ※(1)の「エコモビ」情報の周知、実践の働き掛けは、全参加企業・団体等が取り組む必須項目、(2)、(3)、(4)の各項目は各参加企業・団体等の実情に応じて取り組む選択項目。
 具体的な取組事例など詳しくは、「「エコモビ実践キャンペーン2024」取組事例等」(後段に記載)参照。

「エコ モビリティ ライフ」について

○ 「エコ モビリティ ライフ」(エコモビ)とは、エコロジー(環境)の「エコ」、移動を表す「モビリティ」、生活の「ライフ」をつなげた造語であり、クルマ(自家用車)と公共交通、自転車、徒歩などをかしこく使い分けるライフスタイルです。

○ 県民一人一人が、「エコモビ」を実践することにより、環境にやさしいだけでなく、安全で健康的な県民生活や、機能的で活力あるまちづくりの実現が期待できます。

○ 行政・事業者・各種団体・NPOなど幅広い分野の関係主体からなる「あいちエコモビリティライフ推進協議会」(会長:愛知県知事)を2008年7月に設立し、愛知県発の「エコモビ」の普及啓発やエコ通勤・エコ通学への転換促進、パーク&ライドの普及拡大、公共交通利用の動機付けなどに取り組んでいます(2025年2月26日現在の構成員数372団体・名)。

※ 詳しくは、「エコモビ」Webサイトを御覧ください。

「エコモビ実践キャンペーン2024」取組事例等

1 「キャンペーン」各取組項目の実施事例(「キャンペーン」実施以前からの取組を含む)

(1)「エコモビ」情報の周知・実践の働き掛け
 ・職場内での「エコモビ」ちらしの配架
 ・朝礼、社内会議等での「エコモビ」周知、定期的なエコ通勤の呼び掛け
 ・社内イントラネットでの周知、「エコモビメールニュース」※の職場内展開
 ・社内掲示板等への掲載
 ※エコモビメールニュースとは、毎月、「エコモビの日」(第1水曜日)の前日にあいちエコモビリティライフ推進協議会構成員あてに「エコモビ」情報を配信しているもの。10月から12月まで、「エコモビ」のメリットや具体的な取組について紹介する「エコモビコラム」などを追加して、「キャンペーン」参加企業・団体等に対しても配信した。

(2) 県内一斉「エコ通勤デー」(12月4日)への参加※
 ・朝礼や社内イントラネット等で「エコ通勤デー」での公共交通機関利用やエコドライブ等の呼び掛け
 ・エコ通勤デー(12月4日)の前日に、各自が使用しているパソコンに「ノーカーデー」、「時差出勤」、「テレワーク」に関するポスターをポップアップで表示
 ・県内一斉「エコ通勤デー」以外に、毎月日にちを決めて(例:毎月第1水曜日(「エコモビの日」)、毎月1・15日等)、「エコ通勤デー」を実施
 ※業務都合等に応じて別日程を設定したり、県内市町村が実施する同様の取組へ参加することも可。

(3) エコ通勤の推進
【マイカー通勤の抑制】
 ・マイカー通勤の原則禁止、公共交通機関や自転車、徒歩による通勤の促進
 ・当社への来客者にも声かけを実施
 ・自宅から2km未満の通勤者の駐車場利用を制限
 ・従業員用駐車場を削減し、空いた場所を駐輪場として利用
 ・公共交通機関利用のため定期代を支給
 ・部署ごとに実施率を算出し公表

【自転車通勤の奨励】
 ・自転車通勤者用の更衣室、雨合羽干し場、洗濯機の設置
 ・駐輪場確保の他、誰でも利用可能な折り畳み自転車を購入
 ・自転車通勤者のための駐輪場を確保
 ・電動式自転車の貸し出し、近距離出張時の自転車利用の呼び掛け
 ・近場の現場は自転車を利用
 ・自転車の空気入れを設置
 ・自転車通勤者の自転車購入補助

【従業員の交通行動転換促進】
 ・「コミュニケーション・アンケート」※の実施
 ※コミュニケーション・アンケートとは、従業員の通勤実態を把握するとともに、従業員一人一人に自身の通勤を振りかえってもらうことでエコ通勤への転換を促すきっかけとするもの。

【相乗り通勤】
 ・社内で、近隣にお住いの方々へ相乗り通勤制度を告知
 ・現場の位置、人数により可能な限り相乗り通勤を推奨
 ・公共交通機関では不便な所への移動も、相乗りで対応

【時差出勤など】
 ・ワークライフバランスの観点からも時差出勤を奨励
 ・テレワーク制度の継続
 ・就業規則に規定
 ・フレックスタイム制度による時差出勤継続
 ・現場への直行による乗車時間の削減
 ・自宅からのオンラインミーティング参加を推奨

 (4) 環境に配慮した自動車利用等の推進
 ・社用車購入時に、HV車の導入
 ・アイドリングストップ機能が付いたものを導入
 ・カーテレマティクスでエコ運転を推進
 ・使用する自動車の燃費を把握し、急発進・急加速・急ブレーキ等しない、燃費を向上させる運転を推進
 ・発進時のふんわりアクセル等、朝礼で呼び掛け
 ・レンタカーの利用によるカーシェアを徹底
 ・民間事業のシェアサイクルサービス導入を検討
 ・近距離移動に自転車を推奨
 ・ドライブレコーダー映像確認時に、エコドライブ運転がされているかを確認

2 参加企業・団体等からの御意見・御感想等

・様々な工夫により自動車の使用を削減することは、環境保全の他、交通渋滞の抑制にも繋がるため、今後も継続していきたいと思う。
・一斉キャンペーンをすることで、普段意識していない職員にも「エコ通勤」の意識づけができたと感じる。
・車両運転に関しては、エコ運転に意識をもつようになったと思う。
・キャンペーンに参加することにより、従業員がエコモビについて考えるいい機会となった。
・地道に活動を続け、従業員のエコに対する意識をさらに深めたいと思う。
・従業員へ対しても良い意識づけになっている。来年度以降も参加するように、会社として取り組んでいきたいと思う。
・新しく入社された従業員にとっては、取り組みが新鮮だったため、取り組む意欲が感じられた。
・経営陣の環境への関心が高く、参加していることを社員へ周知することで、意識づけになるので続けていこうと思う。
・今回は、従業員の多くが比較的会社から近い地域に住んでいたため、公共交通機関や徒歩での通勤がしやすく、参加率が高い結果となった。特に大きな負担や工夫を必要とせず、自然な形でエコ通勤を実践することができた。参加した従業員からは「普段より歩く時間が増えて気分転換になった。」や「公共交通機関を利用することで時間を有効活用できた。」といった、前向きな感想もあった。今回の結果を踏まえ、今後もこうした取り組みを継続することで、環境負荷の軽減や健康促進につなげていければと感じた。
・エコ通勤に対して、従業員全員の意識が向上した。
・車は大変便利ですが、エコモビ実践キャンペーンに参加して、改めて「エコモビリティライフ」について考えることができた。今後もエコドライブの実践や、渋滞を避けるための公共交通機関の利用などを呼び掛けていきたいと思った。

このページに関する問合せ先

愛知県都市・交通局交通対策課
モビリティサービス推進グループ
電話:052-954-6125
FAX:052-961-3248
メール:kotsu@pref.aichi.lg.jp

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