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あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」ドローンを活用した物流サービスの長期事業化調査を実施します! ~河川上空を航路とした複数目的地への配送~

ページID:0487555 掲載日:2024年11月13日更新 印刷ページ表示
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

 愛知県では、ドローンや空飛ぶクルマ等の次世代「空」モビリティの社会実装の早期化を図るとともに、自動運転車等の「陸」モビリティとの同時制御により創出される新しいモビリティ社会「愛知モデル」の構築や、次世代「空」モビリティの基幹産業化を目指す「あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」」を推進しています。
 2024年2月に策定した「推進プラン」で掲げる物流ドローンの社会実装初期のビジネスモデルとなる「ローンチモデル」の実現に向け、今年度は、西尾市及び新城市において、物流ドローンを活用した配送サービスをユーザーへ約1か月間提供することで、実際の社会実装を想定した課題の抽出・分析を行います(2024年7月23日発表済み)。
​ この度、10月に実施した西尾市での長期事業化調査(2024年9月19日発表済み)に続き、新城市における調査の詳細が決まりましたので、お知らせします。なお、初日には報道機関向けの見学会を実施します。

1 実施期間等

(1)実施期間

2024年11月27日(水曜日)から12月26日(木曜日)まで(土日は除きます)
河川上空を航路としたドローンによる配送を1日複数回実施予定

(2)報道機関向け見学会について

2024年11月27日(水曜日)に報道機関向けの見学会を行います。詳細は後述「4 報道機関向け見学会について」を御覧ください。

2 検証内容

 

実施背景

 「推進プラン」では、「物流」分野における2026年度頃を目途としたローンチモデルとして、河川流域や本土離島間を航路とした物流サービスの実現を掲げています。
 社会実装に向けては、収益性や運航体制といった、実際のビジネスシーンで発生する事象を視野に入れた検証を行う必要があります。そこで、物流ドローンを活用した配送サービスをユーザーへ約1か月間提供する実証実験を実施することで、社会実装に向けた課題を整理し、マネタイズできる事例を創出します。

実施内容

 河川上空を航路として複数の目的地を設定し、発注に応じて日ごとに異なる目的地へ配送します。配送物と目的地によっては、一度の飛行で複数の目的地へ連続的に配送します。これは、将来的なエリア配送を見据え、運用効率向上を図るビジネスモデルを想定した実証実験です。
 市街地から山間地へは医薬品や日用品、弁当等を、山間地から市街地へは農産物等を配送します。

検証項目

・飛行プラン自動作成システムを用いて、効率的な飛行ルートを作成できるかを検証します。
・複数の目的地へ連続的に配送することで、飛行効率・運用コストを検証します。
・着陸地点に設置するwebカメラによる周辺情報とwebによる環境情報を使用した離着陸オペレーションを行い、安全性や運用コストを検証します。
・西尾市の調査に続き、省人化を意識し、タブレットを活用した操縦機体の専門的な知識や技術を有しないパイロットの運航による運用コストを検証します。
・飛行方法は西尾市と同様に、レベル3.5飛行で実施します。

使用予定の
ドローン

株式会社プロドローン製「PD6B-Type3」
・本格配送用機体
・推奨最大積載重量:20kg
・第一種型式認証申請機体のベースモデル
 ※認証されれば25kg以上の機体で日本初

ドローン

​実証のスキーム

スキーム

飛行ルート

新城市有海と副川・玖老勢・只持を結ぶ最大11.0kmのルート

ドローン

【山間地側離着陸場所(予定)】
(1) 静巌堂医院周辺(副川地区)                 (2) 山びこの丘グラウンド(玖老勢地区)
ドローン    ドローン

(3) 玖老勢区民広場(玖老勢地区)                (4) 荷互奈(只持地区)
ドローン  ドローン

【市街地側離着陸場所(予定)】
(5) ブリッジ英語学院裏私有地(有海地区)
ドローン

3 事業実施体制

名古屋鉄道株式会社に事業委託し、同社を幹事会社とする企業グループで事業を実施します。

 
企業又は団体名 役割
名古屋鉄道株式会社(名古屋市中村区) 事業総括、関係者調整等
株式会社プロドローン(名古屋市天白区) 機体提供、運航
中北薬品株式会社(名古屋市中区) 物資協力、機体操縦・運航
愛知東農業協同組合(新城市) 物資協力
生活協同組合コープあいち(新城市) 物資協力
東三河ドローン・リバー構想推進協議会(※1) 実証実験協力

※1 豊川市・新城市を事務局としたドローン・エアモビリティに関する官民協議会

4 報道機関向け見学会について

(1)実施日時

2024年11月27日(水曜日)午前11時から正午まで
(予備日:2024年11月28日(木曜日)午前11時から正午まで)
※悪天候の場合は予備日に順延します。

(2)見学会受付会場

山びこの丘駐車場(新城市玖老勢字新井9番地)
山間地側離着陸場所(2)の場所になります。

(3)当日スケジュール

午前10時30分               受付開始
午前11時から午前11時45分まで  事業概要説明、実証実験実施
午前11時45分から正午まで      取材対応
正午頃                         解散

(4)取材の申込方法

当日の取材を希望される報道機関の方は、実証実験の安全確保のため、以下の「河川上空を航路とした複数目的地配送の検証 取材申込ページ」へアクセスし、必要事項を入力の上、送信してください。
​※申込期限 2024年11月25日(月曜日)正午
<URL>https://www.shinsei.e-aichi.jp/pref-aichi-u/offer/offerList_detail?tempSeq=108695
◆天候によっては、急遽中止を連絡させていただく場合があります。御了承ください。
◆実験の中止を決定した場合には、前日(11月26日(火曜日))正午までに緊急連絡先に中止の旨を御連絡させていただきます。

5 問合せ先

愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室 
モビリティイノベーション推進グループ
電話:052-954-7482 FAX:052-954-6943
メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp

<参考>

あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」の概要

  • 愛知県は、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」(2022年12月策定)を推進。
  • 同戦略の枠組みによる第1号の革新プロジェクトとして、「空と道がつながる愛知モデル2030」(提案者:株式会社プロドローン)を優れた提案として採択し、2023年5月に「あいちモビリティイノベーションプロジェクト」を立ち上げ。
  • 2024年2月には、プロジェクトが目指す姿や取組の柱、ロードマップを示した「推進プラン」を策定。
  • プロジェクトは、「推進プラン」に基づいて、2030年度頃を目標に、次世代モビリティの「需要の創出」、「供給力の強化」という2つの柱に沿って、需要と供給が相互に好循環することを目指す。革新的ビジネスモデルを生み出し、そのモデルを国内外へ横展開することで、次世代モビリティの需要を拡大させる。その需要を愛知県に取り込み、産業拠点としての機能を強化させる好循環を創出することで、「空と道がつながる」新しいモビリティ社会「愛知モデル」及び次世代モビリティ産業の基幹産業化(「令和の殖産興業」)を実現する。

ドローン  

参加企業

株式会社プロドローン(提案者)、株式会社ジェイテクト、名古屋鉄道株式会社、株式会社SkyDrive、株式会社テラ・ラボ、VFR株式会社

このページに関する問合せ先

   愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室モビリティイノベーション推進グループ
​   名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 本庁舎2階
   電話:052-954-7482  メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp​