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あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」ドローンに関するF/S調査として「河川上空の航路でのドローンの多目的利用の検証」 を実施します!

ページID:0481032 掲載日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

 愛知県は、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」の枠組みによる第1号のプロジェクトとして「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル2030』」を推進しています。

 本プロジェクトの目的の一つである、ドローンや空飛ぶクルマ等の「空」モビリティの社会実装の早期化を目指し、県内3か所でドローンに関するF/S(事業化)調査を行います(2023年10月16日発表済み。)。

 このうち、豊川市・新城市における調査の詳細が決まりましたので、お知らせします。

1 実施日時

2024年1月31日(水曜日) 午前10時30分から午前11時頃まで

(予備日:2024年2月1日(木曜日) 午前10時30分から午前11時頃まで)

※悪天候等の場合は予備日に順延します。

※安全確保のため、一般の方の見学は御遠慮ください。

2 検証内容

検証テーマ

河川上空の航路でのドローンの多目的利用

概要

<実施内容>

 河川上空におけるドローンを活用した物流の実現を目指し、愛知県豊川市~新城市の豊川上空をドローンの飛行航路として設定し、ドローンによる小売店から米(計10kg)の買い物支援輸送を実施します。また、河川付近の対象物をどの程度まで確認できるのか、飛行中に得られた上空からの映像を利用し、河川周辺の点検・巡視等の他用途への活用の可能性について検証を行います。

<特徴>

 ドローンの安全かつ高速運用を可能とする専用航路の作成と検証を行うとともに、輸送と点検・巡視を組み合わせたドローンの運用効率化を検証します。

<検証イメージ>

画像3.jpg

飛行箇所

【実施エリア】愛知県豊川市東上町~新城市野田

検証イメージ.jpg

使用予定のドローン

製品名:PD6B-Type3(プロドローン製)

機体サイズ:2,169mm×2,387mm

重量:約20kg(バッテリー搭載時)

最大飛行時間:最大約28分

最大風圧抵抗:12m/s

※本機をベースとした機体が、レベル4飛行に必要となる「第一種型式認証」を国土交通省航空局に申請中

PD6B-Type3

​3 実施体制

 本県が名古屋鉄道株式会社に委託し、同社を幹事会社とするグループで検証を実施します。

 

企業又は団体名 役割
名古屋鉄道株式会社 プロジェクト統括、検証の企画運営、関係者調整、広報 等
株式会社プロドローン

ドローンの機体提供、運航、航路作成、運航に関わる申請及び調整 等

株式会社トラジェクトリー SDSP(空間情報管理)及び航路評価
ひまわり農業協同組合 運搬物資の提供 等
国土交通省中部地方整備局豊橋河川事務所

実証協力

東三河ドローン・リバー構想推進協議会

<参考>

1 今年度実施する他のF/S調査

(1)災害時のデジタルマップの情報共有及び平時のデジタルマップの活用方策の検証(2023年10月16日発表済み)

実証地域 名古屋市内及び春日井市内
実施時期 2024年1月以降
目的  平時にビジネス利用されているドローンが、災害発生時に迅速かつ正確な情報収集等を実行するモデルの可能性について検証します。
実施内容

 高性能カメラを搭載した航空機を飛行させ、撮影したデータを収集・分析し、デジタルマップを作成します。

 作成したデジタルマップを防災関係機関と情報共有を図り、効率的な被災状況等の把握・可視化を検証します。

 また、デジタルマップデータの平時の活用方策を検討します。
特徴  被害状況の撮影・解析・マップ作成、関係機関への可視化情報の共有までを、3時間程度の短時間で実施可能とする最先端の災害情報共有システムを検証します。
使用予定機体

検証用機体:DA HK36 MPP モデル

搭乗可能人数:2名

翼長:16m 翼面積:15.24平方メートル

巡航速度:182km/h

航続距離:1,090km

テララボ

実施事業者と具体的な役割

名古屋鉄道(株):プロジェクト統括、実証実験の企画運営、関係者調整、広報 等

(株)テラ・ラボ:機体提供、運航、災害情報共有システムの運用 等

(2)医療コンテナへの医療物資の往復輸送の検証(2023年10月16日発表済み)

実証地域 豊田市内
実施時期 2023年11月15日(水曜日) ※実施しました。
目的 ドローンを往復利用することによる運用効率の向上と高付加価値品の運搬を実行するモデルの検証を行います。
実施内容

 病院に見立てた拠点から医療コンテナに、ドローンにより、不足した医薬品等の補充を行うとともに、廃棄物に見立てた物を回収する往復輸送を実施します。

 なお、実証で使用する医療コンテナは、具合の悪くなった観客やスタッフの診療を行うもので、大会期間中、愛知医科大学病院が「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」の三河湖スペシャルステージ付近に設置します。
特徴  医薬品の輸送を通じて、高付加価値品におけるドローン輸送の安全性や品質保持(温度管理や振動への対処など)の適正性の検証を行うとともに、往復利用による運用効率化を検証します。
使用機体

製品名:PD6B-Type3(プロドローン製)

機体サイズ:2,169mm×2,387mm

重量:約20kg(バッテリー搭載時)

最大飛行時間:最大約28分

最大風圧抵抗:12m/s

PD6B-Type3

実施事業者と具体的な役割

名古屋鉄道(株):プロジェクト統括、実証実験の企画運営、関係者調整、広報 等

(株)プロドローン:ドローンの機体提供、運航、航路作成、運航に関わる申請および調整 等

愛知医科大学病院:医療コンテナの貸出し、医療救護等

2 あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」の概要

  • 愛知県は、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」(2022年12月策定)を推進。
  • 同戦略の枠組みによる第1号の官民連携プロジェクトとして、「空と道がつながる愛知モデル2030」(提案者:株式会社プロドローン)を優れた提案に採択し、2023年5月に「あいちモビリティイノベーションプロジェクト」を立ち上げ。
  • 本プロジェクトは、ドローンや空飛ぶクルマ等の「空」モビリティの社会実装の早期化や、自動運転車両との同時制御の運行など、人やモノの移動に境界がなくなる愛知発の新しいモビリティ社会の構築を目指すもの。
  • そして、本プロジェクトを推進するため、提案者である株式会社プロドローンを始めとする関係者と連携協定を締結するとともに、推進体制となるプロジェクトチームを設置、取組を推進。

プロジェクトの絵

参加企業(提案者以外は50音順)

株式会社プロドローン(提案者)、株式会社ジェイテクト、株式会社SkyDrive、株式会社テラ・ラボ、名古屋鉄道株式会社、VFR株式会社

このページに関する問合せ先

(1)検証内容について

名古屋鉄道株式会社 広報部

電話:052-588-0813

(2)その他

愛知県経済産業局革新事業創造部イノベーション企画課

推進第二グループ

担当:堀川、廣江

電話:052-954-7424  

内線:5261、5483