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愛知県における高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜の確認(4例目、5例目)について
愛知県における高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜の確認(4例目、5例目)について
本日、常滑市の採卵鶏農場(2か所)において、家畜伝染病である高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されました(疑い事例については1月9日午後10時30分発表済み。)。
1 発生農場の概要
(1)4例目
所在地:常滑市
飼養状況:採卵鶏 約5.7万羽
(2)5例目
所在地:常滑市
飼養状況:採卵鶏 約12万羽
2 経緯
(1)2025年1月9日(木曜日)正午頃に、4例目の農場から県西部家畜保健衛生所(武豊町)へ、飼養する鶏の死亡が増加した旨の通報がありました。また、同日午後4時頃に、5例目の農場から西部家畜保健衛生所へ、飼養する鶏の死亡が増加した旨の通報がありました。
(2)同日、当該家畜保健衛生所の職員が農場に立ち入りし、当該各農場に対して、直ちに【1】鶏等の移動の自粛、【2】出入りの際の消毒の徹底及び【3】農場への関係者以外の立入禁止を指示しました。
(3)死亡した鶏等を検体として鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、いずれの農場においても陽性であることが判明しました。
(4)これを受け、県は当該農場を中心とした半径3km以内の区域の農場に対して、鶏等の移動自粛等を要請しました。
(5)簡易検査で陽性となった検体について、県中央家畜保健衛生所(岡崎市)において遺伝子検査を実施したところ、各農場の検体から高病原性鳥インフルエンザを疑うウイルス遺伝子が検出され、これらの結果を農林水産省に送付し、本日(1月10日)、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることが確認されました。
(6)既に、当該農場からの鶏等の移動を制限するとともに、当該農場の敷地内の消毒等を実施しています。
3 今後の対応(周辺農場への措置)
半径3km以内は、鶏等の移動が制限されます(移動制限区域)。
対象農場 16農場 約156万羽(速報値)
半径3~10km以内は、鶏等の搬出が制限されます(搬出制限区域)。
対象農場 25農場 約141万羽(速報値)
※本県1例目に関連して卵及び家きんの出荷が可能となっていた制限区域内の農場(1月5日午前10時発表済み)については、国との協議を受けて、引き続き出荷が可能となりました(ただし、今回の4例目及び5例目により、新たに制限区域に加わった2農場を除く)。
4 その他
(1)我が国の現状においては、鶏肉や鶏卵等を食べることにより、ヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はないと考えられています。
https://www.fsc.go.jp/sonota/tori/tori_infl_ah7n9.html
(参考 食品安全委員会Webサイト)
(2)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことなどから厳に慎むよう御協力をお願いいたします。特に、ヘリコプターやドローンを使用しての取材は防疫作業の妨げとなるため、厳にお控えくださるようお願いいたします。
(3)今後も、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。
(4)作業等に係る写真は、県より報道各社へ午後3時頃を目途に提供します。
このページに関する問合せ先
愛知県特定家畜伝染病防疫部会
農業水産局畜産課家畜防疫対策室
担当 草野、吉岡
電話 052-954-6425
メール chikusan@pref.aichi.lg.jp