本文
手足口病警報を発令します!!(2024年11月21日警報解除)
手足口病警報を解除します。
2024年11月21日(木曜日)
2024年6月20日(木曜日)に発令していました「手足口病警報」については、2024年第46週(11月11日(月曜日)から11月17日(日曜日)まで)における愛知県全体の一定点医療機関当たりの手足口病の報告数が1.48となり、国立感染症研究所が定める警報継続の指標である「2」を下回ったことから解除します。
警報は解除しますが、引き続き感染対策にご留意ください。
手足口病警報を発令します!!
1 概要
愛知県では「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、県内の小児科を標榜する医療機関のうち182か所を定点として各種感染症の発生動向調査を実施しています。
この調査結果によると、2024年第24週(6月10日(月曜日)から6月16日(日曜日)まで)における愛知県全体の一定点医療機関当たりの手足口病の報告数は5.12でした。
これは、国立感染症研究所が定める警報の指標である「5」を上回っていることから、本日、手足口病警報を発令します。
つきましては、手洗い等による予防を心がけ、感染と重症化を防ぎましょう。
なお、この警報は一定点医療機関当たりの報告数が「2」未満になるまで継続します。
注)一定点医療機関当たりの報告数:182医療機関からの一週間の総報告数÷182
2 手足口病の定点あたりの発生状況
保健所等 | 定点医療機関数 |
第22週 (5/27~6/2) |
第23週 (6/3~6/9) |
第24週 (6/10~6/16) |
---|---|---|---|---|
愛知県 (保健所設置市を含む) |
182 | 2.48 | 4.08 | 5.12 |
全国 | 約3,000 | 2.89 | 3.83 | ― |
※ 全国の定点医療機関数は、毎週若干の変動があります。
※ 全国の発生状況については第23週(速報値)が、愛知県は第24週が最新のデータです。
年 | 報告数(年最高値) | 報告週 |
---|---|---|
2014年 | 1.70 | 第30週( 7/21- 7/27) |
2015年 | 6.07 | 第31週( 7/27- 8/ 2) |
2016年 | 0.99 | 第40週(10/ 3-10/ 9) |
2017年 | 12.51 | 第31週( 7/31- 8/ 6) |
2018年 | 1.21 | 第28週( 7/ 9- 7/15) |
2019年 | 16.72 | 第30週( 7/22- 7/28) |
2020年 | 0.29 | 第2週( 1/ 6- 1/12) |
2021年 | 0.34 | 第50週(12/13-12/19) |
2022年 | 5.18 | 第36週( 9/ 5- 9/11) |
2023年 | 0.56 | 第39週( 9/25-10/ 1) |
3 手足口病について
手足口病は、乳幼児を中心に夏季に流行する急性ウイルス性感染症です。
一般的な経過では、3~5日の潜伏期をおいて、口腔粘膜、手のひら、足のうらや足の甲などに2~3mmの小さな水疱が現れ、口腔粘膜では小潰瘍を形成することもあります。時に、水疱は肘、膝、臀部などにもできることがあります。発熱は約3分の1に見られますが軽度で、38℃以下のことがほとんどです。通常は3~7日の経過で消退します。
ごくまれに髄膜炎や脳炎などを生じることがあるので、高熱や嘔吐、頭痛などがある場合は注意を要します。
感染経路としては、飛沫感染、接触感染や患者の便を介しての感染と考えられています。
4 予防について
手足口病にはワクチンがなく、特別な治療法もありませんので、感染しないよう予防に心がけることが大切です。
感染予防対策としては、次のことが推奨されます。
〇 手洗いを励行すること。特に、おむつ交換やトイレの後はしっかりと手を洗う。
〇 感染者との密接な接触やタオルの共用を避けること。
症状が見られる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
治療は安静と対症療法となります。
口腔内に病変がある場合は、水分不足にならないよう特に注意してください。
5 過去10年間の手足口病警報発令状況
2015年8月 6日(木曜日)
2017年7月13日(木曜日)
2019年7月 4日(木曜日)
2022年9月15日(木曜日)
感染症発生動向調査による手足口病の発生状況
発生グラフ(愛知県及び全国) [PDFファイル/93KB]このページに関する問合せ先
愛知県保健医療局感染症対策課
感染症・体制整備グループ
電話:052-954-7490
内線:5193・5446
メール:kansen-taisaku@pref.aichi.lg.jp