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愛知県は、2016年度から自動運転の実証実験を積み重ね、自動運転の社会実装に向け、技術の向上、ビジネスモデルの構築や社会的受容性醸成のための取組を進めてきました。
本年度も、社会実装に向けた取組を深化させるため、モリコロパーク(愛・地球博記念公園、長久手市)において、「多数の歩行者が行き交う場所での歩車共存の検証」をテーマとした実証実験を行います(2024年6月10日発表済み。)。
本年度は、ジブリパークの各エリアを結ぶ園内バス東ルートにおいて、歩行者が多数存在する環境下での自動走行率の検証や、他の園内バスと混在した運行の検証、遠隔管制室と自動運転バスの間での双方向コミュニケーションの検証を行います。
得られた検証結果は、県内市町村や交通事業者に共有し、今後の自動運転技術の実装につなげていきます。
2024年10月9日(水曜日)から10月25日(金曜日)までの火・土・日・祝日を除く計10日間
(10月8日(火曜日)に知事及び、報道関係者の試乗を行います。)
事前予約は不要、料金は無料です。各停留所から御試乗ください。
上記実施日において不定期ダイヤで運行予定です。
【園内バス東ルート】
地球市民交流センター ~ もののけの里 ~ 魔女の谷 ~ ジブリの大倉庫 ~ 西口広場 ~ 日本庭園 ~ どんどこ森
(地球市民交流センター ~ どんどこ森 の所要時間は約20分です。)
車両 |
試乗定員/便 |
特徴 |
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大型バス車両 |
最大20人 |
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テーマ:多数の歩行者が行き交う場所での歩車共存の検証
歩車混在空間における自動走行技術の検証に加え、既存園内バスとの混在走行、自動運転バスと遠隔管制室とのコミュニケーション等の実証実験を行います。
大型バスによる実証走行を行います。歩行者が多数存在し、園内バスが走行するルートにおいて、車両に搭載したセンサーやカメラを用いた安全走行や自動走行率を検証します。
アバターを活用した遠隔管制室とバス車内の双方向コミュニケーションを実施し、技術面・オペレーション面の課題の洗い出しを行います。
また、乗客の安全確保を目的として、車載カメラの映像解析による乗客の姿勢検知システムを検証します。
他の園内バスとのすれ違いや、ダイヤに沿った走行など他のバスと混在した走行が可能かについて検証を行います。
※1 3Dマップ方式 |
自動運転車両の走行経路の設定に用いられる3Dの地図により、自己位置の推定を行う方式。 |
※2 GNSS |
Global Navigation Satellite Systemの略。人工衛星から発射される信号を用いて自己位置などの測位を行う技術。 |
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社を幹事会社とする共同体で事業実施[6社]
企業名 |
主な役割 |
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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(幹事) |
事務統括、ネットワークソリューションの提供、車両の調達等 |
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アイサンテクノロジー株式会社 |
自動運転車両の提供、3Dマップの作成 |
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株式会社ティアフォー |
遠隔管制システムの提供等 |
損害保険ジャパン株式会社 |
自動運転リスクアセスメント、専用保険の提供 |
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株式会社東海理化 |
遠隔監視システムの提供、乗客安全支援システムの提供等 | |
名鉄バス株式会社 |
遠隔管制者、交通事業者としての運行支援等 |
愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室
デジタル戦略調整グループ
電話:052-954-6136
メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp