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【知事会見】革新事業の採択と革新事業創造事業費補助金の交付先の決定について

ページID:0474669 掲載日:2024年7月2日更新 印刷ページ表示
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

 愛知県では、2022年度に策定した「革新事業創造戦略」に基づき、産学官金の多様な主体から、社会課題の解決と地域の活性化を図る革新的なプロジェクトのアイディアの提案を受け付け、優れた提案を社会実装につなげていくため、「革新事業創造提案プラットフォーム(愛称:A-IDEA(アイディア))」を運用しています。

 このうち、民間が主体的に行うプロジェクトについては、「革新事業創造事業費補助金」により実証実験や社会実装に向けた取組を支援しています。

 今年度の補助金については、2024年3月14日(木曜日)から5月14日(火曜日)まで募集を行い(3月14日発表済)、6月17日(月曜日)に開催した「2024年度 第1回革新事業創造戦略会議」における有識者による審査を経て、応募のあった55件の提案のうち、7件を県として革新事業に採択し、「革新事業創造事業費補助金」の交付先に決定しましたので、お知らせします。

革新事業として採択した事業

革新事業として採択した事業(五十音順)

No.

提案者名

プロジェクト名

提案内容

1

株式会社IDEABLE WORKS
(アイデアブル ワークス) 
(京都市)

愛知県全体を美術館にする「ボーダレスギャラリーあいち」プロジェクト

デジタル化したアート作品を映すことができる高精細デジタル額縁を県内各地に設置し、県内地域を美術館化することで、県全体でアートに親しむ環境を構築するほか、海外にも同様に展開し、物理的距離を超えてアート作品が流通される市場を形成していく。

2

株式会社Acompany(アカンパニー) 
(名古屋市西区)

プライバシー保護された病院間データ連携ネットワーク構築

医療機関に蓄積する症例や患者の健康に関する情報等を、プライバシーテック(秘密計算・連合学習)を用いて、当該医療機関外に個人情報を出すことのないAIモデルを構築し、医療データの安全な二次利用を実現し、研究の高度化に貢献する。

3

株式会社Quastella(クオステラ) 
(名古屋市西区)

世界で最も難しい製品「生きた細胞」の製造産業を実現化する細胞品質管理DXプラットフォームの開発

経験と勘に依っていた細胞培養の品質管理について、画像解析・AIを活用したDXプラットフォームを構築することで、品質管理の省人化・効率化・安定化を図り、医療・化粧品・食糧等様々な分野で求められる日本の細胞産業の競争力強化と発展を推進する。

4

株式会社JOYCLE(ジョイクル) 
(名古屋市中村区)

アップサイクルに特化したデータプラットフォームサービス
~オリジナルBOXからシェアリングサービス~

幅広い範囲のごみをデータ可視化しながら資源(例:バイオ石炭、セラミック灰)化する分散型インフラを開発・提供し、ゴミを排出する様々な施設に導入することで、施設単位での廃棄物減少・資源創出・将来的なカーボンクレジット創出により環境保全・資源循環を実現するとともに、企業・自治体の廃棄物処理コストの低減を図る。

5

株式会社スペース 
(蒲郡市)

中継輸送ハブ・プロジェクト愛知

運送業の中小企業同士で中継輸送を行うために、企業の空きスペース等を活用した中継拠点の確保・提供や事業者間の情報連携等を一気通貫で行うプラットフォームを構築し、ドライバーの労働環境改善・輸送能力維持を図り、「2024年問題」に対応する。

6

株式会社デンソー
(刈谷市)

正確かつ効率的な森林の情報把握ソリューションを用いた多層的な森林価値創出プロジェクト

自律移動モビリティ(ドローン等)を用い、視認性の高い精緻な森林内3D情報を作成し、森林施業における労役の省力化と自動化に寄与しつつ、立木の情報に基づく正確な炭素固定量を取得することで、品質の確かなカーボンクレジット市場の創出を目指す。

7

株式会社ユーリア 
(名古屋市西区)

高齢者のフレイル予防のための即時尿検査キットとアプリを活用したサービス開発

尿を検査することにより即時に栄養状態を検出するアプリ・キットを用いたサービスを提供し、高齢者に自身の栄養状態を把握してもらい、低栄養状態改善などを通じてフレイル予防を実現する。

参考

1 革新事業の採択の流れ

<推進体制>

推進体制 

  •  Web上のプラットフォーム「A-IDEA」で、産学官金の多様な主体から革新事業創造に向けた提案(民間主導プロジェクトについては、あわせて、「革新事業創造事業費補助金」の申請)を受け付ける。
  •  有識者で構成される「革新事業創造戦略会議」により優れた提案を選定し、県が革新事業として採択する。
  •  行政主導及び官民共同のプロジェクトについては、庁内関係各課で構成するワーキンググループにより提案の具体化を検討。民間主導プロジェクトについては、「革新事業創造事業費補助金」により社会実装を支援。

2 2024年度革新事業創造事業費補助金の概要

補助金の概要

補助対象事業

A-IDEAで受け付けた提案のうち、県が革新事業として採択した民間主導で行われるプロジェクト※1※2

補助対象者

中小企業者等、大企業(みなし大企業を含む)、大学、研究機関、その他団体

補助対象経費

実証研究等、プロジェクトの社会実装に向けた取組に要する以下の経費

(機械装置等導入費、展示会等出展費、研究開発費、施設利用料、人件費、旅費、消耗品費、委託費、外注費 等)

補助対象期間

2024年4月1日(月曜日)※3 から2025年3月20日(木曜日)まで

補助率

補助上限額

補助率:1/2以内(中小企業は2/3以内)

補助上限額:1,000万円

※1 交付決定を受けるためには、A-IDEAへのアイディア提案とは別に、補助金の申請をする必要あり。

※2 「革新事業創造戦略」で定める重点政策分野(健康長寿、農林水産業、防災・危機管理、文化芸術、スポーツ、GX、DX)に関する事業である必要あり。

※3 交付決定日よりも前に補助事業に着手する場合、2024年4月1日(月曜日)まで遡及して補助対象とすることが可能。

このページに関する問合せ先

   愛知県経済産業局革新事業創造部イノベーション企画課事業創出グループ
​   名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 本庁舎地下1階

   電話:052-954-7424  メール:innovation@pref.aichi.lg.jp​