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愛知県三河青い鳥医療療育センターで発生した虐待事案について
愛知県三河青い鳥医療療育センターで発生した虐待事案について
愛知県三河青い鳥医療療育センター(岡崎市)(以下「センター」という。)で、指定管理者である社会福祉法人恩賜(おんし)財団済生(さいせい)会支部愛知県済生会の職員による施設利用者への虐待事案が発生しました。
既に被虐待児の御家族には謝罪を行っており、今後、指定管理者において外部委員による第三者委員会を設置し、原因及び対策等を検証の上、改善計画をとりまとめ、再発防止に向けた取組を進めていきます。
県としては、改善に向けた取組が着実に行われるよう指導し、再発防止を徹底していきます。
1 事案の概要
(1) 該当職員:看護師A(40代男性)
発生時期:2024年4~6月
内 容:肢体不自由の入所児童B、Cの2名に対し、それぞれ以下の行為を行った。
ア 2024年5月2日(木曜日)の日中、入所児童B(未就学男児)のオムツ交換で、他児のいるデイルームにおいて、目除けをすべきところ、目除けをせずに行った。
イ 2024年6月10日(月曜日)夕方、入所児童C(10代女児)の排泄介助で、他児のいない居室においてカーテンを閉めるべきところ、閉めずに行った。
(2)上記(1)の他に、被虐待児の御家族が公表に同意されない他の看護師(20代女性)による類似事案が1件あります。
2 経緯
年 月 日 | 内 容 |
---|---|
2024年4月30日 | 1(2)について、家族からセンターに改善の申し入れ |
2024年5~6月 | 上記事案の事実確認中、職員からの報告により1(1)ア・イを確認 |
2024年6月19・28日 | センターが県へ虐待が疑われる事案の発生を通告 |
2024年8月~9月 | 県がセンターに対し、調査を実施 |
2024年11月22日 | 県がセンターに対し、虐待認定を通知 |
2024年11月27・28日 | センターが御家族に対し、謝罪・説明 |
2024年12月20日 | 他の入所者の御家族に対し、説明の文書を送付 |
3 今後の対応
指定管理者においては、目除けやカーテンによるプライバシー確保の徹底、虐待となりうる対応の再教育などから取り組んでいる。2025年1月から2月にかけ全職員を対象とする虐待防止研修を実施する。さらに、1月に外部委員で構成する第三者委員会を設置し、原因及び対策等を検証の上、今年度中に改善計画を県に提出し、再発防止に向けた取組を進める。
県は、指定管理者から改善計画の提出を受けてから3か月後を目途に、計画が適切に実行されているか現地確認を行うなど、再発防止に向けて指導を行う。
このページに関する問合せ先
(事案の詳細に関すること)
愛知県三河青い鳥医療療育センター
担当 櫛田、三浦
ダイヤルイン 0564-64-7980
(指定管理に関すること)
愛知県福祉局福祉部障害福祉課医療療育支援室
重症心身障害児者支援グループ
担当 中西、都
内線 3501、3238
ダイヤルイン 052-954-6629