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2022年版「農業の動き」、「林業の動き」を作成しました

ページID:0406131 掲載日:2022年5月31日更新 印刷ページ表示

 愛知県では、この度、農業及び林業に係る動向調査資料である「農業の動き」、「林業の動き」の2022年版を作成しました。
 この資料は、1961年から毎年作成しているもので、本県の農業及び林業の状況を把握するとともに、今後の政策へ活用するため、農林水産省の統計や県独自資料の分析などから最近の農業、林業の動きを主要な項目ごとに取りまとめています。
 各項目の中で、特徴のある動きについては「主要な問題の解説」として、また、最近話題となっている事柄については「時の話題」として掲げています。​

農業の動き・林業の動き

この資料は、愛知県農政課のWebページでご覧いただくことができます。

https://www.pref.aichi.jp/soshiki/nousei/ugoki-rekinenn.html

 

「農業の動き」の概要

愛知県農業の動向

○ 農業産出額は全国第8位(P3)
 2020年の農業産出額は、2,893億円で全国第8位となりました。
○ 品目別で花きが全国第1位、野菜が全国第5位(P3、20、92~95)
 園芸及び畜産部門が全国上位にあり、花きの産出額は、1962年以来59年連続で全国第1位です。また、野菜が第5位、乳用牛、麦類、鶏卵が第7位などとなっています。
 また、品目別の産出額では、ふき、しそ、いちじく、きく、ばら、観葉植物(鉢)、洋ラン類(鉢)、うずら卵といった品目が全国第1位となっています。

時の話題

○ あいち農業イノベーションプロジェクトについて(P63)
 カーボンニュートラルやコロナ禍に対応するサプライチェーンの構築など、農業分野の課題に迅速に対応するため、「あいち農業イノベーションプロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトでは、農業総合試験場や大学が有する技術、フィールド、ノウハウとスタートアップ企業等の新しいアイデアや技術を活用した共同研究体制を強化し、新しい農業イノベーション創出を目指しています。
○ 本県の燃油価格高騰対策について(P65)
 2020年度は、原油の需給バランスの乱れにより、園芸用ハウスの暖房等に不可欠な燃油価格が高騰し、施設園芸農家の経営に大きな影響がありました。これを受け、園芸用施設の加温に使用する燃油について、基準価格の差分の50%を上限に補助する「愛知県施設園芸用燃油価格高騰対策支援金」を措置し、施設園芸農家を支援しました。
○ 畜産総合センターにおける新施設の整備について(P68)
 老朽化により家畜の生産性の低下や疾病対策の脆弱性等が懸念されている愛知県畜産総合センターの本場豚舎(岡崎市)及び種鶏場(安城市)について、施設の更新を行っています。本場豚舎は、畜産課では初めてとなる設計・施工一括発注(デザインビルド)方式を採用し、2022年2月末に完成しました。また種鶏場については、2021年度から2022年度にかけて小牧市に移転整備を行うこととし、2023年3月の完成を見込んでいます。

「林業の動き」の概要

愛知県林業の動向

○ 森林の状況(P1~4)
 2020年度末での森林面積は、21万7,879haで、県土の42.1%を占め、人工林率は63.6%で全国平均の45.6%を大きく上回っています。主伐の対象となる46年生以上の人工林は86%を占めており、資源の成熟が進んでいます。
○ 素材生産量の推移(P1、10、11)
 2020年次の素材生産量は、前年を上回り17.7万立方メートルとなりました。
○ 優良種苗の効率的な生産技術の開発について(P37)
 本県の充実した森林資源を生かす「伐る・使う→植える→育てる」循環型林業の推進に向け、エリートツリー(※1)や少花粉ヒノキの苗木需要に対応するため、2021年3月に閉鎖型採種園(※2)等施設を森林・林業技術センター内に整備し、試験研究により効率的な種子生産技術の開発を進めています。
※1エリートツリーとは、従来のスギ・ヒノキより1.5倍以上の成長が見込め、木材強度は平均以上などの特徴がある品種のこと。
※2閉鎖型採種園とは、屋外の花粉との受粉を防ぎ、目的の系統同士を確実に交配させることができる施設のこと。

時の話題

○ 「愛知県木材利用促進条例」について(P40)
 本格的な利用期を迎えている県内人工林資源の活用と、都市部をはじめ県内全域の県産木材利用の取組を進めるため、「愛知県木材利用促進条例」が2022年4月1日に施行されました。
○ 林業・木材産業に大きな影響を及ぼしたウッドショックについて(P41)
 新型コロナウイルスに端を発する影響により、2021年3月頃から米材や欧州材の日本への輸入量が減少して建築用製材品の需給バランスが崩れました。その結果、国産材製材品や丸太価格が高騰し、林業・木材産業界が混乱するウッドショックが発生しました。
○ あいち森林経営管理サポートセンターの設置(P42)
 2019年4月から開始されている森林経営管理制度を推進するため、市町村からの相談に対応する窓口「あいち森林経営管理サポートセンター」を2021年4月に新たに開設しました。

 

このページに関する問合せ先

(「農業の動き」に関すること)
愛知県 農業水産局 農政部 農政課
 電話:052-954-6391
 E-mail: nousei@pref.aichi.lg.jp
(「林業の動き」に関すること)
愛知県 農林基盤局 林務部 林務課
 電話:052-954-6444
 E-mail: rinmu@pref.aichi.lg.jp