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大府市で回収された死亡野鳥における高病原性鳥インフルエンザ疑い事例の発生について
(大府市同時発表)
愛知県が11月25日(月曜日)に大府市で回収した死亡野鳥(ヒドリガモ)1羽について、環境省が遺伝子検査を実施したところ、26日(火曜日)にA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されました。
今後、環境省において、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5/H7亜型)遺伝子検査をする予定であり、検査には数日かかる見込みとなっています。検査の結果、低病原性又は、未確定とされることもあります。
現時点では病原性は未確定であり、高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたわけではありませんが、本県では、26日(火曜日)に環境省が指定した野鳥監視重点区域(回収地点の周辺10km圏内)において、同省とともに同地域の野鳥の監視を強化しています。
高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5/H7亜型)遺伝子検査又はウイルス分離検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されない場合は、野鳥監視重点区域は解除されます。
1 主な経緯等
(1)死亡野鳥の確認地点
大府市
(2)経緯
・本県が、11月25日(月曜日)に死亡野鳥(ヒドリガモ)1羽を回収
・本県が同日に実施した簡易検査では鳥インフルエンザウイルスについて陰性であったが、26日(火曜日)に環境省が検査機関(国立環境研究所)で遺伝子検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応を確認
・環境省は、26日(火曜日)、回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定
ヒドリガモ
2 環境省の対応
(1)全国での対応レベルは、既にレベル3※として監視が強化されており、引き続き監視を強化
(2)「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル(環境省)」(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html に掲載)に準じて適切に対応
※環境省の設定する対応レベル
対応レベル1:発生のない時(通常時)
対応レベル2:国内単一箇所において、国内の野鳥、家きん及び飼養鳥で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された場合(国内単一箇所発生時)
対応レベル3:国内単一箇所発生から28日以内に国内の他の箇所において、国内の野鳥、家きん及び飼養鳥で感染が確認された場合(国内複数箇所発生時)
3 本県の対応
(1)県環境局は、本日(27日)、環境局長を本部長とする県環境局鳥インフルエンザ対策本部を設置
(2)県環境局は、本日(27日)から環境省により指定された野鳥監視重点区域における野鳥の監視・パトロールを実施
(3)県農業水産局は、本日(27日)、回収された場所を中心とする半径3km以内の家きん飼養農場(3農場)について、異常がないことを確認。併せて、県内の家きん飼養農場に対して情報の周知と注意喚起及び家きんに対する健康観察の徹底を指導済み
※ 現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようにお願いします。
【留意事項】
・鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常、人には感染しないと考えられています。日常生活では、鳥の排泄物等に触れた後は、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。
・周辺地域だけでなく、県民の皆様におかれては、別添の「野鳥の接し方について」に十分留意するようお願いします。
別添「野鳥との接し方について」 [PDFファイル/70KB]
【参考】
環境省では、野鳥監視重点区域の設定または解除により対応レベルに変更がある場合、野鳥等において鳥インフルエンザに由来する大量死が確認された場合など、緊急性が高い場合には報道発表を行い、その他の場合には、下記環境省ホームページで鳥インフルエンザの発生状況を公表しています。
(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/)
このページに関する問合せ先
愛知県環境局環境政策部自然環境課
野生生物・鳥獣グループ
担当:三輪、野倉
電話:052-954-6230
内線:3068、3840
メール:shizen@pref.aichi.lg.jp
愛知県農業水産局畜産課
家畜防疫対策室家畜衛生グループ
担当:吉岡、村越
電話:052-954-6424
内線:3703、3704
メール:chikusan@pref.aichi.lg.jp