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学名 Ponticulothrips diospyrosi Haga et Okajima
1 形態
成虫:体長は2.2mm前後で、全体黒色。
幼虫:1.8mm前後で、胴部が淡橙黄色、頭、触覚、脚などは黒色。
2 被害の様子
葉 :表側を葉縁から中肋に向かって縦に巻き込む。10日ほどたつと軽いひぶくれ状となる。
果実:幼果では0.5mmぐらいの淡褐色、成熟果では赤褐色の斑点となる。果実被害は幼果期に集中する。
3 生態
越冬形態:成虫 カキ、スギ、ヒノキ、マツ、クヌギの粗皮内。
発生回数:年1回
発育の経過:卵→幼虫→蛹→成虫
4 防除対策
・越冬成虫が新梢に飛来し、産卵が始まるまでの期間に防除を徹底する。
・薬剤防除は、4月下旬頃と6月中旬頃の2回である。
・冬期のカキの粗皮削りは、越冬成虫の防除に有効である。
被害葉
カキクダアザミウマ幼虫