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病害虫図鑑 タマネギ紅色根腐病

ページID:4567801 掲載日:2024年12月26日更新 印刷ページ表示

1 病原菌
 学名 Setophoma terrestris (糸状菌/不完全菌類)


2 被害の様子
・根が腐敗し、紅変する(写真)。根の腐敗が進むと根の組織が壊れ、紐状になる。腐敗が鱗球まで進行することはない。腐敗した根が増えると株全体の生育が停滞し、多発時には地上部が葉先から白く枯れ上がり、減収となることもある。

3 病原菌の生態
・第一次伝染源は土壌中に残存した罹病根や罹病残さであると考えられる。本病原菌の宿主範囲はタマネギの他、ニラ、ニンニク、トマト、ジャガイモ、ホウレンソウ、エシャレット、キュウリなどの多くの作物にも寄生する。
・病原菌の菌糸の伸長適温は25℃前後である。

4 発生しやすい条件
・タマネギの連作が続くと菌密度が高くなり、被害が大きくなる。

5 防除対策
・土壌伝染するので、作付け前に土壌消毒を行う。
・被害株はほ場外に持ち出し、適切に処理する。

タマネギ紅色根腐病被害根

タマネギ紅色根腐病(根)

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