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2022年4月11日(月曜日) 午前10時

ページID:20220411 掲載日:2022年4月25日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 皆様、おはようございます。4月11日月曜日のですね、午前10時、定例記者会見を始めさせていただきます。

 その前にちょっと、先週末からいろいろ、もう既に御案内のことでありますが、改めて申し上げたいと思いますが。

(1)第5回アジアパラ競技大会の愛知・名古屋での開催決定について

 まず一つはですね、4月8日金曜日、夜にですね、オンラインにより開催されましたアジアパラリンピック委員会、APC臨時理事会が開催されまして、第5回アジアパラが愛知・名古屋で開催されることが決定をいたしました。開催申請後、速やかに決定をしていただいたことは、APC関係者の期待の表れと感じております。

 アジアパラ大会は、4年に1度開催されるアジア最大の障害者スポーツの祭典でありまして、アジアのパラアスリートが集う夢の舞台であります。アジアパラ競技大会を愛知・名古屋で開催することは、障害者への理解や障害のある方の社会参加の促進に寄与するとともに、障害者スポーツを応援する方々の交流の促進につながるものと考えております。

 アジアパラ競技大会を、アジア競技大会とともに、名古屋市、日本パラリンピック委員会始め関係の皆様と一緒になって盛り上げて、是非成功させてまいりたいと考えております。

 第5回アジアパラ大会、日本で初めての開催ということで決定をいたしました。18競技を想定をし、44の国・地域が参加し、4,000人程度の選手団ということでございます。しっかりと進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 これは、なお、8日金曜日の夜7時、19時45分に記者クラブに資料を配布しております。よろしくお願いいたします。

 

(2)第1回名古屋モーターサイクルショーの開催結果について

 続いてですね、この週末にありました行事等々でありますが、私は4月8日金曜日に開会式に参加、出席いたしましたが、Aichi Sky Expoで開催をしておりました第1回の名古屋モーターサイクルショーの開催結果でありまして、3日間で入場者が延べ3万6,188人ということでありまして、このコロナ禍ですね、2020年1月以降でAichi Sky Expoで開催したイベントの中で最大の来場者数ということになりました。御参加いただきました皆様に感謝申し上げたいと思います。

 来場目標はですね、3万人でありましたが、それを超えて3万6,188人。出展者はね、メーカー、インポーター12者、一般出展者69者ということでございました。

 ということでですね、多くの方にお越しをいただいたということでございまして。またこれからもですね、こうした二輪、モーターサイクルも日本の自動車産業の一翼を担っているわけでありますので、またしっかりとね、盛り上げていければというふうに思っております。

 なお、今まで東京と大阪で開かれておりましたが、初めて名古屋で開かれたということでありまして。入場者もですね、ですから今年は3月19日からの3日間で大阪、3月25日からの3日間で東京ということで、大阪では3万3,000人、東京はやっぱり大きいから12万3,000人ということでありますが、Sky Expoで3万6,000人ということでありますので、そういう意味ではですね、また引き続き盛り上げていければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 

(3)第7回「奥三河パワートレイル」の結果について

 それから、昨日ですね、第7回「奥三河パワートレイル」という競技大会が開催をされました。愛知県最高峰の茶臼山(ちゃうすやま)から津具(つぐ)高原へ行って、それからですね、四谷(よつや)千枚田とか鳳来寺(ほうらいじ)へ行って、全長70キロの山道といいますかね、を走る、高低差、標高差が累計で4,000メートルという苛酷なレースでございまして、リミットが13時間半ということでございまして。704人が申し込んで、出走されたのが609人で、完走者が339人。完走率55.7パーセントという大変厳しいレースでありましたが、3年ぶりに開催されたということでですね、有り難いことでございました。全国から参加をしていただいて盛り上がったということでございまして、感謝申し上げたいと思います。

 救急搬送はなかったということでございました。昨日はちょっと暑かったのでね、ちょっと苛酷な環境だったかなと。でもって、やはり完走率が低かった。今までは、第5回大会では完走率67.5パーセントだったので。その前は、しかしね、第4回では43.2パーセント、その前は49.0パーセント。やはりその時々によって違うんだろうと思いますが、こうした形で盛り上がっていければということで期待したいと思います。

 以上、関連でございました。

(4)第1回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会の参加チーム校とサポーター企業の決定について

(https://www.pref.aichi.jp/site/robot-si-league/recruit2.html)

 それではですね、発表事項にまいりたいと思います。お手元にある資料を御覧をいただきたいと思います。

 第1回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会の参加チーム校とサポーター企業の決定についてであります。

 愛知県は、昨年度に開催したロボカップアジアパシフィック2021あいち、ワールドロボットサミット2020の成果を継承し、モノづくり現場の自動化を担う「ロボットシステムインテグレータ」、通称「ロボットSIer(エスアイアー)」の人材創出を目的として、「高校生ロボットシステムインテグレーション競技会」を今年度から実施をいたします。

 競技会の実施に当たり、2月に参加チーム校及びサポーター企業の募集を行いましたが、この度、参加チーム校9校と、参加チーム校を支援するサポーター企業9社を決定いたしましたので、お知らせをいたします。

 参加チーム校は、応募のあった県内外の高校10校から、各校の実施体制や履修状況などを審査し、9校を選定をいたしました。このうち8校が愛知県立の工科高校で、1校が栃木県立の工業高校であります。

 また、サポーター企業は、応募のあった10社から、ロボットシステムインテグレーションの実績やサポート実施体制などを審査し、9社を選定をいたしました。9社は全て愛知県内の経験豊富なロボットシステムインテグレータ企業であります。

 選定した参加チーム校やサポーター企業は、記者発表資料1ページの2のとおりでございます。

 ということでね、今私が申し上げた趣旨は四角の中に書いてありますが、選定チーム、選定高校は、資料の1ページの2でありまして、9校ね。(1)、ずっと愛知県の高校なので、まずは愛西(あいさい)工科高校、それから愛知総合工科高校などなどということでございます。

 そして2ページですが、参加チーム校は、サポーター企業から指導や助言を受けながら、4月から8か月かけてロボットシステムインテグレーションを学び、モノづくりの自動化を行う競技課題に取り組んでいきます。

 そして、12月には、成果披露イベントを開催し、各チームが組み上げたロボットシステムの実演やプレゼンテーションを行い、優秀なチームを表彰いたします。

 参加チーム校の最初の活動として、4月16日土曜日に、参加チームの生徒を対象に本競技会の趣旨やロボット産業、ロボットシステムインテグレーションについて学ぶキックオフ講習会を開催をいたします。

 場所は名駅南にありますダイドーロボット館で行い、ロボット館に整備されている産業用ロボットのショールームも見学をいただく予定であります。

 競技会の一連の取組を通じて、高校生にロボットシステムインテグレータの技術や業務への関心を高めていただき、次代を担う人材の創出を目指してまいります。

 ということで、そしてその資料を御覧いただきたいと思いますが、今私が申し上げたことが四角のところに書いてあります。高校は九つでございまして、高校名とサポーター企業。競技課題というのがですね、がありまして、それが資料の4ページのですね、別紙というところで。

 「概要」の「競技課題」、この三つの課題をね、それぞれ選んでいただくと。デンソーウェーブ部門というのは「ボールペンの組み立て」、それから、FUJI部門というのは「お菓子の箱詰め」、三菱電機部門というのは「ギア部品の組み立て」ということでございまして、これをそれぞれ競技部門で選んでいただいて、この3社からですね、産業ロボットや機材を無償貸与していただいて、それをこのサポーター企業がね、それぞれ書いてありますけれどもね、1ページと2ページ。そこのサポーター企業の、何といいますかね、指導を受けながらその課題に取り組んでいって、12月にその競技を競うというのが、このロボットシステムインテグレーション競技会ということでございます。

 したがって、1ページに戻りますと、愛西工科高校は、サポーター企業「(株式会社)NES(エヌイーエス)」、FUJI部門。愛知総合工科(高校)は、「(株式会社)マクシスエンジニアリング」でFUJI部門。それから、2ページの(3)ですが、一宮起工科高校は、スターテクノ株式会社、三菱電機部門。春日井工科高校は、「松栄(しょうえい)テクノサービス(株式会社)」で三菱電機(部門)。刈谷工科(高校)は、「(株式会社)近藤製作所」でデンソーウェーブ(部門)。瀬戸工科(高校)は、「(株式会社)豊(ゆたか)電子工業」でFUJI部門。豊川工科(高校)は、「(株式会社)戸苅(とがり)工業」でデンソーウェーブ(部門)。半田工科(高校)は、「IDEC(アイデック)ファクトリーソリューションズ株式会社」で三菱電機(部門)。そして、栃木から参加していただきます足利(あしかが)工業高校は、「株式会社バイナス」でデンソーウェーブ部門ということでございます。

 という九つの学校、9社、そして三つの課題ということで、4月16日、ダイドーロボット館でキックオフ講習会。そこからスタートして、8か月後に発表会、競技会ということでございますので、よろしくお願いをいたします。

 ということでですね、この高校生ロボットSI(エスアイ)リーグは、産業界、高校、行政が一体となって次代を担うロボットSIerの創出を図る取組だということでございます。

 ちなみに、愛知県は、県立高校ですね、工科高校が14校ありますけれども、それに(2021年度に)ロボット工学科が設置されているのは6校ということでございまして、今回の八つのうち六つはそのロボット工学科があるところでございます。

 ということで、4月から各高校へ産業用ロボットを搬入をして、4月下旬から6月までシステムインテグレーションの基本的な知識・操作を学んでいただく共通講習を行い、6月中旬からロボット部門ごとの基礎課題の操作実習を行った上で、それぞれの競技課題の取組を進め、12月上旬に成果披露イベントとして、Aichi Sky Expoで各チームが組み上げたロボットシステムの実演、プレゼンテーションを行い、優秀なチームの表彰を行うということでございますので、よろしくお願いいたします。

 また、夏休み期間中にもそれぞれの企業を訪問してもらい、実感をしていただくということでございます。

 5ページが、そのスケジュールなどということでございます。

 6がトライアル大会の模様とかですね。

 ということで、こういう形で高校生のロボットシステムインテグレータをですね、しっかりと育てていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 これがまずは発表事項でございました。

(5)新型コロナウイルス感染症について

(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 続いてですね、コロナの関連について申し上げます。

 今日の感染者はまた午後申し上げますが、昨日までの状況ですが、70歳以上が7.5パーセント、重症(・中等症)の方は1.5パーセントということの表でございます。

 それから、検査件数はお手元の表のとおりということでございます。

 それから、入院状況でございますが、入院状況は1枚ですが、これは前の日でありますので、先週金曜日に発表したのは木曜日の数字なので、金土日3日間のですね、推移を申し上げます。

 金土日3日間でございますが、入院者が525人から21人減って504人ですね。それから、その内訳ですが、コロナ病床以外が26人減って81人。81人なので、コロナ病床の入院者はですね、逆に5人増えて423人。病床使用率は24.8パーセント。重症の方は3日間で1人減って17人、病床利用率9.9パーセントであります。

 愛知病院の入院が、3人増えて13人。

 施設入所が、51人増えて778人。

 自宅療養は、1,781人増えて1万9,542人。

 一時1万4,000人ぐらいまで自宅療養は減りましたが、2万人近くまでまた増えてきたと。やはりほとんどの方は軽症・無症状でありますけれども。ですから、人数が減らずに増えてくると、この自宅療養のところが増えてくるということですね。そこは、だから累積していきますから、やはり1日1,000人ずつぐらい、ぐっぐっぐっと増えているということではないかというふうに考えております。

 ちなみに、名古屋市内の入院も、14人減って186人、コロナ病床では1人減って144人。名古屋市内もまあまあ落ち着いてはいるということでございます。

 それから、金土日3日間で7人亡くなっておられますが、7人とも70代以上。70代が3人、80代が1人、90代が3人の、7人ということでございます。

 やはり高齢者が感染すると大変厳しいということなのでですね、ですから、高齢者、特に要介護の方に対して、感染をした場合でも、入院というよりも、そこの高齢者施設で療養して引き続き介護のサービスを受けないと、急激に、やはりまたコロナでなくて、体調といいますかね、介護サービスが受けられなくなって、また状況が悪くなって亡くなっていくというパターンも見られるので、そこを改善しようという話もあるということでございます。

 これが入院の状況ということでございました。

 それから、クラスターがですね、三つ出ておりまして。

 全部高齢者施設です。20T、豊川市の高齢者施設、24人。それから20U、飛島村の高齢者施設、15人。20V、東海市の高齢者施設、12人ということでございます。

 以上がですね、入院の状況でございました。

 新規陽性者がですね、1日大体ですね、この金土日も1週間前より200人ぐらい増えております、毎日。金曜日が2,689が2,853人、そして土曜日が2,564が2,726、日曜日は2,088が2,254なので、200人弱増えているということでありますので、過去7日間平均でももう2,576ということで、2,600(人)近いという状況でございます。なかなか厳しい状況であります。全国的にもやはり、東京の指標を見ても前の週より増えているということなので、ほぼほぼ同じような傾向が見られるという大変厳しい状況だと考えております。

 引き続き、ということでありますので、午後また今日の感染者(数)を申し上げますが、愛知県は「厳重警戒」ということで、感染防止対策の徹底とですね、ワクチン接種。特に若い世代の方のワクチン接種をですね、何とぞよろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。

 それと、午後申し上げますが、土日で県の大規模集団接種会場で予約なしのワクチン接種をやりましたが、やはりそこそこ来ていただいております。ちょっと今日、なかなか予約が取れなかったけど、ちょっと時間が空いたのでとかね、いうことで気軽に立ち寄っていただくということは、これはやっぱり効果があるかなと思いますので、是非ワクチン接種をね、お願いを申し上げたいというふうに思います。また、企業・団体職域接種の加速もよろしくお願いを申し上げます。

 以上がですね、感染状況ということで、コロナの関係でございました。

(6)県内市町村におけるウクライナ避難民の受入状況について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/tabunka-ukraina-ukeire.html)

 それではですね、最後にですね、もう1点。ウクライナからのですね、避難民の方の状況について、金曜日の大分遅くになってようやく数値がまとまったということでありましたので、月曜日の朝の会見で今から申し上げさせていただきます。資料を見ながらお聞きをいただきたいと思います。

 県内市町村におけるウクライナ避難民の受入状況でございます。

 先週、県内54市町村に照会をし、避難民の受入状況を取りまとめた結果、4月8日金曜日時点で、5市において合計27人の方を受け入れていることを確認をいたしました。市ごとの内訳は、名古屋市15人、犬山市1人、東海市5人、大府市4人、長久手市2人というふうになっております。

 なお、市町村におきましては、在留資格が「短期滞在」の避難民の方は住民票の登録がないため、ボランティア団体等への聞き取りや市町村窓口での相談対応により把握できた人数であります。

 ウクライナ避難民の皆様が安心して生活できるように、引き続き多言語での情報提供や県営住宅の提供、就労の相談対応など、必要な支援を行ってまいります。よろしくお願いをいたします。

 今私が申し上げたことをこの資料に書かせていただいております。

 要は、短期滞在でありますので、市町村に住民票の登録がないということなので、ほとんどの方が、やはり日本のボランティア団体の方が受け入れて、やはり各地区のある程度大どころのところに送ってというか、分散してね、対応するということではないかというふうに思っております。ということなので、現時点で27人の方がお越しをいただいているということでございます。

 市町村からの情報によりますと、この27名全員の方がですね、県内在住の親族や知人を頼って本県に来られたというふうに聞いております。また、家族で避難されている方々が多いというふうにも聞いております。御家族の方が多いですね、ということでございます。

 私ども愛知県ではですね、多言語での情報提供や県営住宅の提供、そして外国人就職相談窓口での相談受付なども行っているところでございまして、またしっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。

 特にこの外国人就職相談窓口におきましては、電話、メール、そして窓口、そしてWeb面談などでですね、基本は日本語、英語で対応いたしますが、その通訳さんを置いて対応していきますが、その他、翻訳ツール、翻訳機がありますので、大抵の言葉にはですね、対応できるということでございます。ウクライナの方は大体英語はできるそうでありますので、それでもあれですし、ロシア語でも十分対応できますので、そうした形で就職相談。いわゆる県の外国人就職相談窓口というのがありますので、その機能を使ってですね、御相談に応じていきたいというふうに思いますし、また、外国人向けの就職面接会というのを県がやっておりますので、そちらに参加していただいた企業さんには、この避難民の方の雇用の働き掛けもですね、引き続きしっかりやっていきたいと思いますし、そうした企業さんから出た求人情報もそうした方に提供していきたい。そういうふうに考えております。そういったきめ細かなマッチングをね、やっていくということとしていきたいと思います。

 またあわせて、先週申し上げました、先週というか先々週だな。先々週申し上げました県営住宅の提供ですね。これは3月31日付けで発表させていただきましたが、用意をいたしておりますので、引き続きしっかり対応していきたいというふうに思っております。

 私からは以上です。

 

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 連日同じ質問で大変恐縮ですが、「県民割」について、週も変わったということで、改めて現在のお考えをお聞かせください。

【知事】 先週から変わっておりません。先週来ずっと申し上げておりましたが、感染状況をしっかりね、注視をして対応していかなければならないというふうに思っております。

 先ほど申し上げましたようにですね、この金土日のですね、3日間のこの感染状況もですね、1日、1週間前に比べて、2,000人台であり、200人弱ぐらい増えているわけでございます。昨日もね、(先週の)2,088が2,254、その前の土曜日は2,564が2,726、金曜日は2,689が2,853ということで、減るどころか増えているという状況でありますし、過去7日間平均でも2,576という感染者でありますし、入院状況もほぼ横ばいということでありますので、そういう状況からするとですね、「県民割」の再スタートといいますかね、再開というのは、現状ではなかなか難しいということだと考えております。

 やはり感染拡大を防いでいくということを、やはりしっかり取り組んでいかなければならないというふうに考えております。なのでですね、できるだけ早く、一日でも早く、一人でも多くの方にワクチン接種をしていただいて、この感染を抑え込んで、そしてですね、様々な社会経済活動、旅行も含めてですが、しっかり再開をしていきたいというふうに考えております。

 

【質問】 今もワクチンの話がありましたが、3回目のワクチン接種を進めている中で、昨日の感染状況等を見ますと、年代別の内訳も、かなり現役世代の方の感染が目立っていますが、そこのワクチン接種がなかなか進んでいないところもあります。その受け止めと県民の方への呼び掛けをお願いします。

【知事】 これも前から申し上げておりますし、また、愛知県だけの状況ではないと思いますが、やはり特に現役世代の方のですね、ワクチン接種が、1回目・2回目に比べて、特に職域接種を見ても、半分までいかないペースであるということでありまして、やはり様子を見られている方が多いのではないかなというふうに思われます。

 ただですね、やはり感染症なのでですね、お一人お一人がやはり感染しない、うつらない、うつさないということも大事でありますが、そのためにもですね、これは、感染症はもうどこからどういうふうに、こういうふうにパンデミック状態になりますと、誰がどこからどういうふうにうつっているか分かりませんので、やはり社会全体でですね、ある一定の集団が免疫を獲得をして感染が収まっていくという状態にしなければですね、何回でも山がやってきますので、そうした状況を早く作りたい。それも、人工的に作るためにはですね、やはりお一人お一人がですね、一気に免疫・抗体を作るワクチン接種を広めていくというのは、これはもう不可欠であります。ワクチンでこうして免疫・抗体を作って、この母集団といますかね、この集団を守る、社会集団を守るというのは人類の知恵だと思いますので、そういう意味ではですね、一緒に日々生活なり活動を共にされておられる職場だとかですね、団体だとか、そうしたところの皆様は、やはり日常御一緒されておられるので、そういった方々の感染が広がっていくリスクを抑えるためには、やはりワクチン接種をね、職場単位、そういう集団単位でですね、できるだけ進めていただいて、多くの方が免疫・抗体を保有すれば、感染は収まりますから、是非そうした状態にしていただけるように、引き続きお願いをしていきたいというふうに思っております。

 なので、高齢者はもう86(パーセント)、多分87ぐらいまでいっていると思いますけれども、もう行き渡ったと言っていいんじゃないでしょうか。なので、そういう意味では、一時、2月・3月は大変厳しい状況にあったが、今日もちょっと高齢者施設でクラスターが出ていますけども、数値的にはやっぱり相当、今クラスターが出てくるところも減ってきておりますからね、そういう意味では効果は出てきているんだろうと思います。あとはね、やはり20代・30代・40代といった現役世代の方、それから4月から12歳から17歳の中高生の方の3回目接種も始まりますのでね、現に始まっておりますので、それからまた5歳から11歳の子供さんのね、ワクチン接種も3月から始まっておりますので、是非そうした機会を捉まえてですね、できるだけ多くの方に、お一人でも多く、一日でも早くワクチンをね、接種をしていただくように、これは是非お願いをしたいというふうに思っております。

 

【質問】 去年、若者のワクチン接種促進キャンペーンでお食事券を抽せんでプレゼントしたと思いますが、そういったような取組で何か考えていることはありますか。

【知事】 いろいろ考えましたけどね、去年は少し、やはりまず、1回目・2回目はまず何としてもこれを打っていただいてということで、それを急いでいただくためにもね、食事券をですね、1人2万円の食事券をね、抽せんでということで用意しましたが、今回はあらかじめ分かっておりましたし、もう大分進んでおりますので、今回はですね、なかなか、今例えばそれをやってもですね、もう既に打った人が応募してくるという後追いみたいになりますので、今打っていない方のインセンティブに本当になるかということもあるのでね、ちょっとなかなかいい手だてがあんまりないなという感じがしてね。一方であるのは、3回目を接種した人に何かメリット、何かしらそういったものがあるかというのはあるんだろうと思いますので、ちょっといろいろ検討していきたいというふうに思います。

 ちょっとなかなか今すぐ、あんまりいいアイデアが浮かんできませんけどもね。逆に、打ってない人にペナルティを与えるというのも、これもちょっと変な話なので、何かいい方法があるかどうか、少しそこは考えてみたいというふうには思っております。

 引き続き、ワクチンを打った方に県の施設で何か特典とか何かあるんだよな、ちょびっとぐらい。でも、そう大した話じゃないので。

 この間、先週、4日だったかな。オアシス21で春の安全なまちづくり運動のね、大会でやったときは、ワクチンを打った人の先着300人ぐらいか、「マツケンサンバ2」のあのストラップ、蛍光ストラップを差し上げましたけども。そういったことはやりますけどね。あれも、これからもやるんだよな、確かいろんなイベントでね。いやいや、なかなかあの「マツケンサンバ2」の蛍光ストラップ、楽しいんじゃないかと思いますけども、是非ちょっとそれに加えて、ちょっといろいろ考えたいなとは思います。

 ただ、ちょっと食事券とかああいう類いのものまでどうかというのは、ちょっとなかなか微妙かなと思いますので、また何かいい知恵があれば、教えていただければと思います。